結婚情報サービスでお見合い後お断りされ続けた男性の婚活体験談

婚活を始めても「お見合いで断られてばかり…」と悩む方は少なくありません。今回ご紹介するのは、結婚情報サービスでお見合い後に何度も断られ続けた東大卒の男性が、仲人のアドバイスを受けて大きく変化し、初めてのお見合いで成婚に至った体験談です。

結婚相談所での婚活に興味がある30代・40代の独身者に向けて、断られないための心構えや、好印象を与える会話術のヒントをお届けします。

青空の下で遠くを見つめる、お見合いで断られ続けたエリート男性のイメージ写真

目次

  1. 35歳東大卒男性の婚活と成婚への道
    1. お見合いで断られ続けた理由とは?
    2. 仲人のアドバイスで変わった婚活姿勢
    3. 相談者プロフィール
    4. 仲人おばさんの婚活支援の記録
  2. 仲人人生で忘れられない35歳男性の衝撃発言
    1. 初対面で飛び出した驚きの言葉
  3. 東大卒35歳エリート男性の婚活相談とは?
    1. 東大卒エリート男性のプロフィールとキャリア
    2. 高校時代から続くエリート街道
  4. 東大卒35歳エリート男性の婚活の難しさ
    1. お見合いはできても交際が続かない理由
  5. 結婚情報サービスの先駆け「アルトマン・システム」
    1. アルトマンのセンセーショナルな広告戦略
    2. 婚活ブームを巻き起こしたアルトマンの功罪
  6. アルトマン・システムでのお見合いの実態
    1. カウンセリングで見えた“視線をそらす”癖
    2. アルトマン・システムでのお見合い後の現実
  7. 入会前に見直すべき“断られる理由”
    1. 東大卒エリート男性に伝えた“視線の重要性”
  8. 入会した東大卒エリート男性の明るい変化
    1. 婚活の基本|お見合いで“断られない”ことが大切
    2. 仲人が教える“お見合いの心構え”と好印象の作り方
  9. 結婚相談所に入会後、初めてのお見合いの結果は?
    1. 東大卒エリート男性が実践した“お見合い勉強法”
    2. 結婚式に招待されても出席を断る理由とは
  10. まとめ|結婚相談所で感じる人と人との出会いの素晴らしさ

35歳東大卒男性の婚活と成婚への道

結婚情報サービスと聞くと「素敵なパートナーにすぐ出会える」というイメージを持つ方も多いでしょう。ですが、実際の婚活はそう簡単ではありません。特に、東大卒のようなエリート男性でも、自分の条件に合う女性と出会うのは難しいと感じることがあるのです。

平成初期のころ、池内悠真さん(仮名・35歳)が結婚相談に訪れました。大手結婚情報サービスで10人もの女性を紹介されても、お見合いでは毎回お断りされてしまったとのこと。仲人として「なるほど」と思う部分がありました。

お見合いで断られ続けた理由とは?

池内さんは東大卒のエリート男性。しかし、人と話すときに相手の目を見ず、上目遣いで視線を外してしまう癖がありました。会話自体は丁寧なのですが、相手からすると「疑われている」「見下されている」と感じてしまうのです。

お見合いでは「相手の目を見て話す」ことが基本のマナー。視線を合わせない態度は、知らず知らずのうちに相手を不快にさせてしまいます。そこで私は彼に「人に好かれる方法」と「好印象を与える話し方」をレクチャーしました。

仲人のアドバイスで変わった婚活姿勢

過去のお見合いの失敗を教訓に、池内さんは仲人カウンセラーのアドバイスを素直に受け入れ、自分を変えていきました。エリート男性ならではの努力のプロセスを経て、婚活に前向きに取り組む姿勢が整っていったのです。

このブログでは、埼玉県さいたま市浦和区の結婚相談所KMAが手掛けた「お見合い成功ストーリー・成婚体験記」をご紹介しています。

相談者プロフィール

  • 名前:池内悠真(仮名)
  • 年齢:35歳
  • 学歴:大卒(東大卒)
  • 職業:会社員
  • 居住地:浦和市(現さいたま市)
  • 婚歴:初婚

仲人おばさんの婚活支援の記録

昭和から平成にかけて、私は“仲人おばさん”として数多くの婚活をサポートしてきました。その経験を備忘録としてノートに書き留めていたものを、今こうしてブログにまとめています。現在は息子の嫁が仲人を継いでいますが、創業者として当時を振り返りながら記録を残しています。

埼玉新聞社から寄贈された仲人おばさんの取材記事『妻は仲人名人』

仲人おばさんの活動が新聞に取り上げられた記念の一枚

仲人人生で忘れられない35歳男性の衝撃発言

今日は、約30年前(平成初期)の婚活エピソードをご紹介します。仲人として長年活動してきた中でも、忘れようとしても忘れられない強烈な印象を残した男性がいました。

「僕はこれまで女性と交際したことがないのですが、女性は知っています」――ソファに座るなり、彼はそう切り出したのです。

初対面で飛び出した驚きの言葉

初対面で常識外の発言をする人はなくもありませんが、この男性は「女性経験がある」と聞いてもいないのに誇らしげに語りました。なぜそんなことを伝える必要があるのか理解できませんでしたが、若者特有の優越感からくるものだと感じました。

私は彼を咎めようとは思いませんでしたが、女性を「交際せずに体だけ知っている」と語るその価値観には強い違和感を覚えました。

結局のところ、女性にお金を払って欲望を満たした経験を誇らしげに語っていたのでしょう。それを仲人である私の前で口にするとは、無教養さを露呈しているように思えました。

どちらにしても、この男性は私の仲人人生において忘れられない相談者のひとりです。婚活の場では、発言ひとつで相手に与える印象が大きく変わります。結婚相談所での活動は、単なる出会いの場ではなく「人としての成熟度」が試される場でもあるのです。

東大卒35歳エリート男性の婚活相談とは?

婚活相談に臨む東大卒男性、ジャケット姿で不安を抱える様子

「ところで大卒とありますが、どちらですか?」――私は相談に応じる前に書いてもらったアンケート用紙を見ながら尋ねました。
「東大なんです、経済学部経済学科です…」と彼は少し申し訳なさそうに答えました。

その姿を見て、私は女性だけでなく社会全体に対しても彼の接し方が垣間見えたように感じました。まるで「東大で、ごめんなさい…」と心の中で言っているように聞こえたのです。

東大卒エリート男性のプロフィールとキャリア

東京大学は日本で最も高い偏差値を誇る大学であり、卒業生は政治家や官僚として国の中枢を担うことも多く、まさに超エリートといえます。民間企業でも経営の要職を任されるケースが少なくありません。

「会社ではどんなお仕事を?」と尋ねると、彼は大手金融企業の名前を口にしました。当時は大卒者が憧れる人気企業で、現在は合併により社名が変わっていますが、池内さんはその会社に在籍していたのです。まさに人もうらやむエリートコースを歩んでいる男性でした。

高校時代から続くエリート街道

さらに「高校は?」と聞くと、彼は誇らしげに「浦高です!」と答えました。埼玉県立浦和高等学校――北浦和駅が最寄りの進学校で、難関大学への合格者を多数輩出する超エリート校です。

池内さんは高校から大学、そして就職まで、まさにエリート街道を歩んできた男性でした。しかし、そんな彼でも婚活では「お見合い後に断られ続ける」という現実に直面していたのです。

東大卒35歳エリート男性の婚活の難しさ

結婚相談所に入会すれば、必ずしも「引く手あまた」というわけではありません。しかし、東大卒の男性であれば、一定の出会いは期待できます。六大学や上智、青山ほどではないにしても、そこそこにお見合いの機会はあるのです。

一方で、超難関大学を卒業した女性の場合は逆に難しくなることもあります。お見合いは「条件」で出会う場だからこそ、東大卒男性を選ぶ女性が意外と少ないのです。

そして、池内さん(仮名)が抱えていた最大の問題は「交際経験がない」という点でした。私が切り出す前に、彼自身がそのことを口にしたのです。

お見合いはできても交際が続かない理由

「僕、お見合いができますか?」と彼に聞かれ、私は少し考え込みました。
「お見合いはできますよ。ただ、本当の問題はそのあと。交際がうまくいくかどうかです」
「あなたは背も高いし、最高の大学を出ている。条件としては申し分ないですよ」

すると彼は首を振りながら答えました。
「でも、それがダメなんです」

「え!どうして?」と驚く私に、彼は続けました。
「以前、東京の結婚相談所に入会していて、何度もお見合いをしました。でも、ことごとく失敗に終わったんです」

私はアンケート用紙を見ながら、さらに詳しく聞いてみることにしました。

結婚情報サービスの先駆け「アルトマン・システム」

「新宿のアルトマンです…」――池内悠真さん(仮名)が口にしたその名前は、当時の結婚相談所業界に衝撃を与えた存在でした。

アルトマン社は、東西ドイツが統合する以前の西ドイツの会社。昭和の終わりに日本へ進出し、新宿新都心の超高層ビルに拠点を構えました。入会金は私たちの結婚相談所の5倍以上。圧倒的な広告宣伝力で業界に旋風を巻き起こしたのです。

仲人の世界では「古き良き仲人の風習が滅びるのでは」と危惧する声もありました。それほど広告の説得力は強烈でした。

アルトマンのセンセーショナルな広告戦略

アルトマンの宣伝はこう語ります。
「人間には一人ひとり顔が違うように、異なる特性がある。西ドイツのアルトマン博士がその特性を700項目にわたり分析し、その最大公約数から相性を導き出す」

「その結果結ばれるカップルは、まるで百年前から(注:前世からとは言わなかった)運命づけられていたかのように結婚へと導かれるのである」

これはキャッチコピーの前フリであるから「アルトマンに入会すれば結婚できる」とは言っていませんが、そう聞こえるほどのインパクトがありました。三大新聞の一面に掲載された広告は、結婚を望む男女の心を揺さぶり、心理的に強烈な効果を与えました。

当時、私たち仲人の宣伝はチラシ配布程度の小規模なもの。圧倒的な広告力に太刀打ちできるはずもなく、池内さんもその影響を受けて入会した一人でした。

婚活ブームを巻き起こしたアルトマンの功罪

仲人の間では「そんな方法で結婚できるなら誰でも結婚している」と冷ややかな声もありました。しかし現実には、新宿のアルトマン社には独身男女が列をなし、当時、婚活という言葉はなかったが、今風に言うと一種の“婚活ブーム”を生み出したのです。

ただし、そのブームは一年ほどで終息。やがて街の仲人のもとに会員が戻り、業界は再び落ち着きを取り戻しました。

とはいえ、アルトマンの広告は「男女の交流を積極的にしていなかった人々をオモテに引っ張り出してくれた」という功績もありました。結果的に結婚相談所業界全体に活気をもたらし、婚活の裾野を広げるきっかけとなったのです。

アルトマン・システムでのお見合いの実態

「お見合いはたくさんできたのですか?」と尋ねると、池内悠真さん(仮名・35歳)は答えました。
「半年で10人ほどできました。早稲田や慶応卒の人ほどではありませんが、相当できました」

「それで出会ったお相手は、分析されて導き出された“運命の人”だと感じましたか?」と聞くと、彼は苦笑しながらこう言いました。
「いやあ、宣伝がうまいだけですね。電通など大手広告会社の仕掛けでしょう」

結局、彼は「運命など何も感じなかった」と語りました。私は「やはり」と思ったのです。

カウンセリングで見えた“視線をそらす”癖

私は彼にこう話しました。
「人間って、昨日まで嫌いだと思っていた異性を好きになることもありますし、その逆もありますものね」
「………」 彼は黙っていた。

さらに私は、「結局、真心(まごころ)が感性に訴えて人を好きになる、のでしょうね」と持論を唱えた。

その時気が付いたのだが、こちらを見てもすぐに視線を外す癖があることに気づきました。ちらっと見てはすぐに目をそらす――その態度から、私の話の内容をうまく理解できていないように感じました。

婚活では「相手の目を見て話す」ことが大切なマナー。視線を合わせない態度は、相手に不安や違和感を与えてしまうのです。

アルトマン・システムでのお見合い後の現実

「半年で10人もの女性とお見合いしたのですから、その中に感性に訴える人はいませんでしたか?」と聞いてみました。

彼は首を振りながら答えました。
「感性も何も、こちらが良ければ相手がダメの繰り返しで、うまくいきませんでした。女性は打算的で、将来よりも今を楽しみたい人ばかりでしたね。一度会えばすぐにわかりました」

「これは、池内さんがうちへ入会なさったら、じっくり考えてみたいのですが、で、結局交際を申し込んだ女性はいなかったのですか?」と尋ねると、
「ええ、5人くらいはいました。妥協の産物ですが…」と答えました。

「それでも交際には進まなかったのですか?」と驚いて聞くと、彼は淡々とこう言いました。
「まあ、あちらから断られましたから」

やはり、彼はお見合い後にことごとくお断りされていたのです。

入会前に見直すべき“断られる理由”

結婚相談所に入会するなら、まず「なぜお見合いで断られるのか」という原因を探る必要があります。池内悠真さん(仮名・35歳)の場合、人を見るときの目つきが「疑いの眼」に見えてしまうことがありました。

それは彼の“超エリート意識”が無意識に表情へ出てしまっていたのかもしれません。人を見下しているように感じられる態度は、婚活の場では大きなマイナス要因です。私の知っている東大卒の方々はもっとおおらかで、相手の気持ちを受け止める余裕がある人が多いのですが…。

池内さんは当時、自信を失っているように見えました。このままの状態でお見合いを続けても、さらに嫌気がさしてしまうだろうと感じた私は、試しにこう尋ねました。
「うちへ入会なさりたいですか?」

まだシステムの説明もしていない段階でしたが、彼は即座に「入会させてください」と答えたのです。

東大卒エリート男性に伝えた“視線の重要性”

私は彼に率直に伝えました。
「それでしたら」と言って、「言われるのはいやかもしれませんが、人とお話しするときは、視線を外さないでちゃんと相手の顔を正視してください」

彼は「えっ」とこちらを見続ける。このおばさん、なにを言うかという顔をした。おばさんと言っても、私はその当時40歳くらいであった。

私は続けました。「私だけではないと思いますが、あなたと話していると、なにかこちらを疑わしく思っているのか、それとも見下しているのか、どちらかにしか感じられないのですが…」

「そんなことを思われるのですか…」と彼は意外そうな顔をした。

「そうね、それは私の感想ですよ、あくまで。どちらにしても、視線を外さないで話すお相手の顔を正視なさらないと、それこそ何を考えているかわからない人ってことになるわ」

「そうなんだ…そんなことを言われたことはない」と答えました。しかし、彼は意外そうな顔をしながらも、思い当たる節があるように頷きました。

「そうかもしれません、きっとそうかもしれない…」とつぶやいた彼は、その日のうちに入会手続きを済ませて帰っていきました。

入会した東大卒エリート男性の明るい変化

翌週の土曜日、池内悠真さん(仮名・35歳)は玄関を入るなり「おはようございます!」と明るい声を響かせました。前回とは打って変わって、まるで人が変わったような様子に、私も思わず頬がゆるみました。

「先日、母にこちらのことを話したんです。最初は『ええ!結婚相談所?』と驚いていました。前に通っていたアルトマン結婚相談所のことは言っていませんでしたが、うすうす気づいていたようです。今回は地元の仲人さんのところに入会したことにびっくりしたようでした」

母親からは「他人にそこまで言ってくれるところはないよ。悠真ちゃんは誤解されやすいところがあるから、そこに入会してよかったよ」と言われたそうです。さらに「歳いってるおばさんに世話してもらうのがいいのよ」と言われ、私の年齢を伝えると「若いのにできた人だね」と褒めていたとのことでした。

私が「あなたはお母様から悠真ちゃんと呼ばれているのね」というと、「あっやっぱり、そういうのおかしいですか?」と彼は答えました。

「初対面の人には違和感がありますね、少し親しくなればいいけれど…」と私は言って、「もうこれ、お見合いと交際についてのことをお話しているので、できれば私のアドバイスは素直に聞いていただくと、うまくいくと思います」話を続ける。

婚活の基本|お見合いで“断られない”ことが大切

私は彼に持論を伝えました。
「あなたの場合、うちでもお見合いの話はあるでしょう。ただし基本として、お見合いをしたらこちらから断るのは構いませんが、絶対に相手から断られないようにしてください」

「絶対に!ですか?」と彼は真剣な表情で聞き返しました。
「そうです。絶対にです。何があっても好感度を高め、断られないようにしてください。案外難しいですすよ」

「断っても断られない、ですか…」と彼は呟く。
「そう、私の言う通りにすれば二人目くらいで結婚を決めてしまいます」

彼は驚きながらも納得した様子で、「そんなに早く結婚を決められるんですか?」と目を丸くしました。私は続けました。

「決められます、ただお一人目は慣れていませんから、私のいうとおりできません。ですから二人目で結婚できます」

「うまくすれば一人目で結婚を決められるんですね」

「決められます、気に入られさえすれば即決められます、なぜってまず『お見合い身上書』を見て、ご本人の様子、彼女の家族構成から全部わかってお会いするのですから、あとは二人の相性、フィーリングが合うかどうかですから…」

「そのとおりですね」という彼は私を真正面から見て話していました。私は思わず言いました。
「池内さん、もう正視して話せていますね。やればできるじゃないですか。さすが東大経済学部!」
彼は心から嬉しそうに笑い、信頼関係が築けた瞬間でした。

仲人が教える“お見合いの心構え”と好印象の作り方

その後、2時間ほどかけて「人に好かれる態度」「好印象を与える話し方」など、お見合いの基本的な心構えをレクチャーしました。

  • 気持ちを大らかにゆったりと構える
  • 相手の気をそらさず、知性を感じさせる対応を心がける
  • 相手への関心を持ち続け、飽きさせない会話をする

最後に私はこう伝えました。
「しつこすぎるのは困りますが、『僕はあなたにすごく関心があります』と心に訴えることが大切です」

彼は大きなため息をつきながらも、真剣に頷きました。
「そうして、一生関心を持ち続けられる女性と結婚できますから大丈夫ですよ」と私が言うと、彼は何度も頷き、「先生、頑張ってみます!」と力強く答えました。

「あら、私、先生になっちゃった」とおどけると、場の空気はさらに和みました。

結婚相談所に入会後、初めてのお見合いの結果は?

喫茶室でお見合いをする男女、コーヒーカップを持つ女性が男性に微笑むイメージ写真

池内悠真さん(仮名・35歳)のプロフィール経歴(氏名や勤務先は非公開)が公開されると、その週から3名ほどの女性からお申し込みが入りました。当時はまだネット化されていなかったため、彼を呼び出して直接選んでもらいました。

その中から一人を選び、次の日曜日にお見合いへ。当時は申し込んでも申し込まれても、女性側の結婚相談所がお見合いの日時と場所を指定し、男性が出向くルール(※)でした。

結論を先に言うと――池内さんは法政大学卒の女性と初めてのお見合いで出会い、結婚へと進んだのです。

東大卒エリート男性が実践した“お見合い勉強法”

自宅の机でノートを取りながらお見合い勉強をする東大卒エリート男性のイメージ写真

後日談によると、池内さんは私から受けたレクチャーをその日のうちにすべてノートにまとめました。さらに過去のお見合いでの失敗を教訓にして応用編を作り、何度も頭の中で反すうし、シミュレーションを繰り返して勉強したそうです。

彼が特に心に残ったのは、初めて相談に来た日に私が伝えた言葉でした。
「真心(まごころ)が感性に訴えて人を好きになる」
このフレーズがずっと頭から離れなかったと語っています。

結婚式に招待されても出席を断る理由とは

池内さんはその年の秋口に結婚式を挙げました。何度も来社して「ぜひ出席してほしい」と誘ってくれ、母親まで一緒にお願いに来てくれました。

しかし私は披露宴には出席できませんでした。理由は、土日はまだ結婚していない会員さんがアドバイスを求めて応接室に集まっているからです。結婚式に出たい気持ちはあっても、仲人としての責務を優先せざるを得なかったのです。

まとめ|結婚相談所で感じる人と人との出会いの素晴らしさ

仲人としていつも強く感じるのは、会員さんとの関わりが私自身を成長させてくれるということです。

会員さんは「運命の出会い」を求めて結婚相談所に入会しますが、私たち仲人もまた、会員さんとの出会いを通じて人生を豊かにできるのです。

池内悠真さん(仮名・35歳)も、他ではうまく「赤い糸」を結べなかったけれど、私との出会いをきっかけに素晴らしいパートナーに恵まれました。人と人との出会いは偶然のようでいて、必然でもある――そう考えざるを得ない瞬間があります。

結婚相談所での婚活は、単なる出会いの場ではなく「人生を変えるきっかけ」となるのです。まさに人生、万歳!ですね。
(この項了)

この記事を読んで「自分もお見合いで断られないために準備したい」と思った方へ。

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このコラムを書いた人

埼玉県さいたま市の結婚相談所KMA・株式会社KMAライフデザインカウンセラー 清水泰治

メッセージ

代表取締役清水泰治

株式会社KMAの代表取締役、清水泰治です。埼玉県さいたま市で地域密着型の結婚相談所を運営しています。
私たちは、持続可能な開発目標(SDGs)に認証された企業として、また多様な働き方を実践する企業として、地域社会に貢献しています。
自然エネルギーと環境に配慮したライセンスを取得し、デコ活応援団にも参加するなど、社会的責任を果たす姿勢を明確にしています。
また、私はJLCAのライフデザインカウンセラー講座を修了し、IBJ AwardやNNR成婚賞など、数々の表彰を受けています。
これらの実績は、私たちの専門性とサービスの質の高さを証明しています。
創業から47年以上にわたり、多くの方々の幸せな未来への架け橋となるべく、縁結びのお手伝いを続けています。


資格

認証・認定

  • さいたま市SDGs認証企業
  • 埼玉県多様な働き方実践企業
  • 埼玉県アライチャレンジ企業
  • 自然エネルギー環境認証サービス グリーンサイトライセンス オフィシャルスポンサー
  • デコ活応援団(官民連携協議会) 参画企業
  • さいたま商工会議所会員

所属連盟・協会

  • 株式会社IBJ
  • 株式会社BIU
  • 日本仲人連盟(NNR)
  • 一般社団法人 日本仲人婚活支援協会
  • 一般社団法人 結婚相談業サポート協会(MCSA)
  • 特定非営利活動法人 日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)
  • SAITAMA出会いサポートセンター運営協議会
  • 一般社団法人日本LGBTサポート協会

結婚相談所連盟・表彰

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