結婚を迷う40歳女性の選択!結婚相談所で見つけた幸せのカタチ

お見合い結婚体験談「備忘録」

桜尾 真千さん(仮名)は、40歳にして初めて結婚相談所を訪れました。

埼玉県和光市で病院勤務をしながら結婚に迷いを抱えていた彼女。真千さんは結婚相談所KMAの温かい雰囲気と親切なスタッフの対応に感動し、入会を決意。

過去の恋愛経験と仕事の忙しさから結婚に踏み切れなかった彼女が、どのようにして理想のパートナーと出会い、幸せな結婚を果たしたのか、その感動のストーリーをお届けします。

埼玉県さいたま市浦和区の結婚相談所 株式会社KMAのお見合い結婚体験談「備忘録ブログ」です。

真剣な表情で考え込む女性

【相談者】

『桜尾 真千=さくらお まち(仮名)長女40歳・高卒後専門卒・初婚・病院勤務・埼玉県和光市在住・155cm・49kg・父70歳・大卒・母68歳・高卒・兄42歳・大卒・既婚』

【妻は仲人名人】

昭和から平成の時代にわたり、“仲人おばさん”としての経験を備忘録としてノートに書き留めていました。今は息子の嫁が仲人を継いでいますが、少し時間ができましたので、時代はとびとびになりますが、創業者が当時を思い出すままブログに書きます。

妻は仲人名人の新聞記事

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結婚相談所への訪問

これは十数年前のことです。病院に勤めるという桜尾 真千さんという女性が、不織布のマスクをして相談所に入ってきた。

何かけだるそうにソファーに掛けた。何としても今日直接会って話したいと彼女のほうから言ってきたのです。

埼玉県内の文化圏の違い

「埼玉県に生まれ育って、北浦和って一度も来たことがないなあと思って来ました」と彼女は開口一番言った。和光市に生まれ育って、お勤めの病院も和光市にあるという。

埼玉県は、東京都内の主要駅から鉄道が県内を縦に何本かに別れて地方に伸びている。横断する鉄路が少ないせいもあって、線路ごとに文化圏が違うようにすら感じられる。

だから彼女とは逆に、北浦和に生まれ育った人がいまだ和光市に降り立ったことのない人もいるでしょう。

結婚に対する疑問

「そうですねえ、埼玉って線路が縦に伸びているからそんなものかもしれませんね。唯一と言っていいくらい武蔵野線が横断していますね」

「その武蔵野線で南浦和へ出て北浦和に来ました」と桜尾さん。私は眼で受けてうなずいた。

空気があらたまって、「わたし、」と言ってから、「結婚って、しなくちゃいけませんか…」と彼女は言いだした。

結婚相談所へきていきなりそう言うか、と私は思ったが、「そうねえ、できれば結婚したほうがいいと思いますよ」

「そうでした、こちらは結婚相談所さんでした」

「いいえ、結婚相談所さん、でなくてもそう思います」

結婚の必要性についての話

「どうしてでしょう…」かぶせるように言う。

私は少し考えた。「自然の摂理、とでも言いますか。何かそうなるようにできているのですね。そうしてそれに準じて社会の法則も整っているわけですね」もっと易しく言えないものかと思いながら私は言った。

「自然の摂理、ですか。母もそのようなことを言いました」

「もちろん結婚しないという選択肢もありだと思います。でもその前に、あなたがどうしてそれをおっしゃるかということです」

「同じことを母も言いました。私疲れているのかもしれません。このところ検査が忙しくて休みを自由に取れなくて…。人の命に関わる仕事である以上間違いが許されないという点でも大変苦労しています」

職業は病院で働く臨床検査技師

「あなた病院で?なにを…」

「臨床検査技師をやっています」

「病院勤務の技師だとお休みって取れないの?」と私は話題をそらした。

「臨床検査部門内の技師は、毎日「交替で」土・日(祝祭日)や夜間の緊急検査に対応しています。そのため、日直や宿直もあります」

「きょうは夜勤明けです…」と彼女。

「そんなお疲れの日にいらっしゃったのね」

結婚しない自分への不安

「いいえ、結婚しない自分をどう考えていいかわからなくて…」

「これまで結婚してもいいという方はいらっしゃったことは…?」

「約2名ほどいました5年前と10年ほど前に…」

「その方たちとは」

「私のほうから避けるようになって…、けっきょく私の仕事の都合、という理由付けを自分でして、結婚に踏み切りませんでした」と言って、「その時、二人の男性は泣きました」

年下の新米医師との恋愛

一人目は「都内病院の年下の新米外科医でした」と彼女は付け足した。

話が意外な展開となった。真千さんがいうには10年前の男性は、都内の病院に勤めていた時の、同じ病院の2つ年下の男性医師だという。

「外科の先生でした。彼はまだ新米のお医者さんで、包帯の巻き方もぎこちなくて、すぐ看護師にやらせていたということです。私は直接彼の現場は知らなかったのですが、手術で執刀の時メスを持つ手がすごく震えていて、お付きの看護師が思わず、自分の手を先生の手にかぶせた、ということは聞きました。今は立派になられているようですが」

結婚を避けた理由

「その先生とは結婚なさらなかったのですね」

「しませんでした。よく考えると少し身分が違うと思いましたし、私にとって初めての男性でしたが、何よりも私にものすごく優しくて…」

「駄目でしたの、優しくて」私は口をはさんだ。

「優しすぎて怖かったんです。そのうち病院中に知れ渡ってしまい、私も居づらくなるし、長野のご実家からお母様が出てこられて、彼は茅野市でお父様が経営する外科クリニックに連れていかれました。そこで今は立派に跡をついでおられているとか聞こえてきます」

真千さんは何かを思い出したのか、少し涙ぐんだ。

既婚者医師との恋愛

「5年前の場合は…」彼女が話し始めようとしたので、手で制したつもりであった。しかし、彼女はかまわず続けた。

「10歳年上のちょっとカッコいい内科医の先生でした。よく私たちの検査室へいらっしゃるので、仲間内で『あの先生なんであんなにこちらへいらっしゃるのでしょう』と噂していたんです。そうしたら誰かが『お目当ては真千さんじゃない?』って私を指さすんです。すぐにそれが本当だと私にもわかりました。でもあとで、その先生にはお子様が3人おられて、奥さまとは離婚調停中と噂されていたことがわかったんです」

離婚調停の難航

私はのちのち真千さんが交際に入った時の参考にと思い、黙って耳を傾けた。

「お食事を誘われて、断わりきれなくなって行った時、そのことは先生のほうから切り出しました、あと少しで離婚調停は成立しそうだと」

「ふ~ん」

「私、男好きする顔してます…?」真千さんは話題を急に変えた。

私はあわてた。「それ、質問ですか」

「ええ」

「そういえば、その眼と唇そそるみたい。ちょっと立って見てください」と私がいうと真千さんはすっくと立ちあがった。小柄だがコケティッシュな感じをにじませる。

「いやあ、からだ全体に雰囲気が出ていますね」掛け値なしに私はそう思った。

「職場でもそういわれるんです!」と彼女が言って、二人が笑った。

不倫関係が終わりを告げる

「けっきょく、その先生とつき合うようになるんですが、その後も離婚調停が難航し続けていました」

「それで…?」と私も聞かざるを得ませんでした。

「そのうち私の存在まで先方に知られてしまい、彼はすごく不利な立場になりました。遂には私も訴えられました。慰謝料を支払えと」

「いくらって?」思わず身を乗り出していた。

「300万円と」

私は「ええ!」と声に出しました。

「彼はそれに懲りて、私に謝り、奥さまとの訴訟は、なかったことにしたようです。私は今の病院に移ってきたんです」

過去を打ち明け心の浄化を図る

真千さんは私を正視してしゃべる。彼女はこれまでの過去をしゃべることで、それを贖罪(しょくざい)にしようと思うのか真剣に語った。

“私は”と彼女は言ってから、「その先生の愛人になっても子どもが欲しいと思ったんですよ」と涙目になった。

「わかりますよ真千さん」私は言っていた。

「おバカでしょ私って」

「おバカじゃありませんですよ。女としても、その時その時真剣ですから、ね?」

「真剣でした。300万円払おうと思いました。預金通帳の残額と、足りない分は定期預金を途中解約するつもりで準備していたんです。でも彼は『ごめん』と言って、あっけなく元のさやに戻ってしまいました」

「いざという時、男性はそうなっていくかもしれませんね。お子さんもおられることですしねえ」

「その子ども3人の母親にもなろうとも決心していたんですよ」

「でもふつうは母親につきますからね、子どもは」

結婚相談所は心の駆け込み寺

真千さんは目線を、私の頭上をこえてうしろの壁に当てて何かを思い浮かべているようであった。そして我に返ったように、「ごめんなさい、初めての方にこんなお話をしてしまって…」

「いえ、いいんですよ。こんな仲人の仕事をしていますとね、たいがいの皆さんはお話しをなさいます。結婚相談所だからなのかしらね。ある人は、ここへ入会して結婚を目指すからには自分の過去を語ることで、一応の終止符を打って再出発したいとおっしゃった方がいました」

「そうかもしれません。なにかこちらはしゃべりやすい雰囲気なんです。しっかり受け止めていただけそうで、いままで誰にも話していないようなことでもしゃべっちゃうというか…、ごめんなさい」

言うか言わないうちに、ハンカチを出す間もなく真千さんは眼から大粒の涙をこぼした。

「皆さんそう言ってくださるのですよ。来てよかったって…」

入会手続きと初めての婚活サポート

桜尾 真千さんは、その日のうちに入会手続きをした。独身証明証などの必要書類は翌週持参してもらうことにした。

そして男性プロフィールの中から10人ほど選んだのを機に、結婚相談所のルールとか、早く良い縁に結ばれるコツを伝授して、彼女が帰ったのはお昼を少し過ぎていた。

多くの男性からお見合いの申し込み

真千さんが入会して10日ほどたった頃には、彼女に申し込んできた男性の数が100人になろうとしていた。

女性が40歳の場合、子供を産み育てるという観点でいうと、男性から少し敬遠されがちであるが、真千さんの場合はそんな常識を超えて申込者が多い。

やはり男性に好まれる雰囲気があるからであろう。5歳年下から、10歳上の再婚の男性からと年齢の幅も広い。

彼女の申し込には返事のない現実

しかし、彼女が自ら選らんでお見合いを申し込んだ男性からの返事が一人もない。思うに、有名大卒で175cm以上の人を選んでいるせいである。

彼女が小柄なせいで、やはり背の高い男性を好んだからである。175cm以上の男性はそう多くないので返事が来る確率は少ない。

会ってみたいお見合い相手の選定

その後もお見合いの申し込みが入ってきているので、私は桜尾 真千さんを呼んで、会ってみたい人を選んでもらうことにした。

なぜなら申し込みをもらって14日間放っておくと、その申し込みは、なかったことになるからである。

その逆もある。こちらが申し込みをしてある中から14日以内に返事が来た場合、必ず会わなければならないことになる。

運命の相手との交際

真千さんが選んだ3人のうち交際に入ったのは次の男性であるが、結果としてこの男性と結婚したのであった。

『結婚相手:野口 仁=のぐち じん(仮名)・長男43歳・専修大学卒・初婚・会社員・埼玉県志木市在住・174cm・78kg・父 亡・大卒・母70歳・高卒・弟42歳・大卒・未婚』

幸せな結婚生活と新たな始まり

彼女からは結婚後何通かの手紙をいただいている。

印象深い1通は、『夫のダイエットに大成功した』というものと、もう1通は、『43歳を前にして、まったく健康な赤ちゃんを産みました』というのがありました。

私は人知れず嬉し涙をこぼした。(この項了)

まとめ

桜尾真千さん(仮名)は、40歳にして結婚相談所KMAで理想のパートナーと出会い、幸せな結婚を果たしました。

過去の恋愛経験や仕事の忙しさから結婚に迷いを抱えていた彼女は、結婚相談所での婚活を通じて自分の気持ちを整理し、再出発することができました。

結婚相談所KMAで、親切なスタッフのサポートを受けながら活動を進め、短期間で多くの申し込みを受ける中、ついに運命の人と巡り会いました。

新生活を楽しみながら、真千さんはこれからも幸せな日々を過ごしていくことでしょう。

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このコラムを書いた人

埼玉県さいたま市の結婚相談所KMA・株式会社KMAライフデザインカウンセラー 清水泰治

メッセージ

代表取締役清水泰治

株式会社KMAの代表取締役、清水泰治です。埼玉県さいたま市で地域密着型の結婚相談所を運営しています。
私たちは、持続可能な開発目標(SDGs)に認証された企業として、また多様な働き方を実践する企業として、地域社会に貢献しています。
自然エネルギーと環境に配慮したライセンスを取得し、デコ活応援団にも参加するなど、社会的責任を果たす姿勢を明確にしています。
また、私はJLCAのライフデザインカウンセラー講座を修了し、IBJ AwardやNNR成婚賞など、数々の表彰を受けています。
これらの実績は、私たちの専門性とサービスの質の高さを証明しています。
創業から45年以上にわたり、多くの方々の幸せな未来への架け橋となるべく、縁結びのお手伝いを続けています。


資格

  • JLCA ライフデザインカウンセラー講座 修了

認証・認定

  • さいたま市SDGs認証企業
  • 埼玉県多様な働き方実践企業
  • 埼玉県アライチャレンジ企業
  • 自然エネルギー環境認証サービス グリーンサイトライセンス オフィシャルスポンサー
  • デコ活応援団(官民連携協議会) 参画企業
  • さいたま商工会議所会員

所属連盟・協会

  • 株式会社IBJ
  • 株式会社BIU
  • 日本仲人連盟(NNR)
  • 一般社団法人 日本仲人婚活支援協会
  • 一般社団法人 結婚相談業サポート協会(MCSA)
  • 特定非営利活動法人 日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)
  • SAITAMA出会いサポートセンター運営協議会
  • 一般社団法人日本LGBTサポート協会

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