お見合いは、結婚相談所での婚活において最も重要なステップのひとつです。初対面の相手と向き合う場面に、緊張や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「お見合いの流れ」をテーマに、事前準備から当日の進行、会話のコツ、女性向けのマナー、そしてお見合い後のフィードバックまで、初めての方でも安心して読めるよう丁寧に解説します。仲人のサポートを受けながら、自分らしく婚活を進めるためのヒントが満載です。
はじめに：お見合いの流れを知ることの重要性
結婚相談所での婚活を始めると、最初のステップとして「お見合い」に臨む方が多くいらっしゃいます。初対面の相手と向き合う場面に、緊張や不安を感じるのは当然のこと。でも、あらかじめ「お見合いの流れ」を把握しておけば、心に余裕が生まれ、安心して当日を迎えることができます。
お見合いは、将来のパートナー候補と出会う大切な機会です。だからこそ、進行の流れやマナー、会話のポイントを事前に知っておくことが、婚活をスムーズに進める鍵になります。
結婚相談所では、仲人（婚活カウンセラー）がしっかりとサポートしてくれるのも大きな魅力です。日程調整や場所の選定、事前のアドバイスから当日のフォローまで、経験豊富なプロが伴走してくれるので、初めてのお見合いでも安心して臨めます。
お見合い前の準備と仲人の役割
お見合いシステムを活用した効率的な婚活活動を、仲人がスムーズにサポート
結婚相談所でのお見合いは、まず「お見合いシステム」を活用して会員を検索し、気になる相手にお見合いを申し込むことから始まります。相手が承諾した場合や、相手からの申し込みを受けた場合には、仲人が間に入り、日程や場所の調整を行ってくれます。
この段階では、会員同士が直接連絡を取ることはありません。仲人がすべてを取りまとめてくれるため、余計な気遣いや不安を感じることなく、安心してお見合いの準備に集中することができます。
仲人による事前アドバイスで心構えが整う
活動を始める前に仲人から事前にアドバイスを受ける機会があります。例えば、相手のプロフィールの読み取り方、会話のポイント、好印象を与える振る舞いなど、実践的な内容を丁寧に教えてくれます。
また、「緊張してうまく話せるか不安…」という方には、過去の成功事例や心の持ち方など、メンタル面のサポートもしてくれるのが仲人の頼もしいところ。経験豊富な仲人の言葉は、初めてのお見合いに臨む方にとって大きな安心材料になります。
服装・持ち物・心の準備で第一印象を整える
お見合い当日に向けて、服装や持ち物の準備も重要です。男性なら清潔感のあるスーツスタイル、女性なら上品で柔らかい印象のワンピースなどが好印象につながります。派手すぎず、相手に安心感を与える装いを心がけましょう。
持ち物としては、携帯電話は必須アイテムです。連絡手段として欠かせないため、充電が十分にあるかを事前に確認しておきましょう。その他にも、ハンカチや口臭ケアアイテムなど、清潔感や気配りを感じさせるアイテムを準備しておくと安心です。
持ち物や服装の詳細については、お見合い前に準備しておくべきこと：成功を引き寄せるチェックリストの記事も参考になります。実践的な準備ポイントが網羅されており、初めての方でも安心して臨める内容です。
そして何より大切なのが「心の準備」。お見合いは“選ばれる場”ではなく、“お互いを知る場”です。肩の力を抜いて、自分らしく向き合うことが、良いご縁につながる第一歩になります。
お見合い当日の流れ
待ち合わせから着席までのスマートな所作
お見合い当日は、指定された場所での待ち合わせからスタートします。多くの場合、ホテルのラウンジや落ち着いたカフェなど、静かで話しやすい空間が選ばれます。現在では、仲人が同席するケースはほとんどなく、基本的に二人だけでの対面が一般的です。
事前に伝えられた服装や目印を頼りに、相手を見つけて声をかけましょう。なるべく男性側から「はじめまして」と笑顔で挨拶すると、第一印象がぐっと良くなります。店内に入ったら、席選びは相手の希望を尊重しましょう。例えば、窓際や静かな場所など、落ち着いて話せる環境を選ぶことで、気遣いが伝わりやすくなります。
着席前には名字のみで簡単な自己紹介を交わし、軽い会話の後に男性が飲み物のオーダーをするのが一般的です。相手の希望を聞いてから注文することで、自然な気配りが伝わります。自己紹介とオーダーは簡潔に済ませ、会話の時間を大切にしましょう。
所作と姿勢で伝える誠実さと安心感
お見合いでは、言葉以上に「振る舞い」や「所作」が印象に残ります。背筋を伸ばして座り、相手の話にうなずきながら耳を傾けることで、誠実さや安心感が伝わります。
言葉遣いは丁寧に、テンポはゆっくりと。無理に盛り上げようとせず、穏やかに会話を楽しむ姿勢が好印象につながります。
お見合いは“完璧に話す場”ではなく、“誠実に向き合う場”。自然体で、相手を思いやる気持ちを大切にすることが、印象に残る出会いにつながります。
所要時間とスマートな締め方で余韻を残す
お見合いの所要時間は、一般的に1時間前後が目安です。会話が盛り上がっても、時間を意識してスマートに切り上げることで、余韻を残す印象になります。終了のタイミングでは、「今日はありがとうございました。楽しい時間でした」と感謝の言葉を添えると好印象です。
もし「またお会いしたい」と感じた場合は、「またお会いできると嬉しいです」と一言添えることで、次のステップにつながる可能性も高まります。
退席時には「失礼します」と一言添えてから立ち上がり、店を出る際にも「ありがとうございました」と丁寧に挨拶しましょう。会計は男性が先に済ませるのが一般的ですが、女性も支払う姿勢を見せることで、気遣いが伝わります。
帰り道が同じ場合は、駅まで一緒に歩くこともありますが、無理に誘うことは避け、相手のペースに合わせることが大切です。
会話の流れと話題選び
初対面でも自然に話せる会話の流れとは
お見合いの会話は、最初の数分がとても大切です。緊張していても、まずは笑顔で「今日はありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えることで、場の空気が和らぎます。そこからは、自己紹介や趣味、仕事など、相手のプロフィールに触れながら話題を広げていくのが自然な流れです。
会話の基本は「キャッチボール」。一方的に話すのではなく、相手の話に興味を持ち、共感や質問を交えながら進めることで、心地よい時間になります。無理に盛り上げようとせず、穏やかにテンポよく話すことがポイントです。
NG話題と好印象を与える質問例
お見合いでは、避けたほうがよい話題もあります。たとえば、過去の恋愛、年収や資産、結婚後の細かい条件などは、初対面では重すぎる印象を与えてしまうことがあります。相手の価値観や人生観を探るのは、もう少し関係が深まってからが理想です。
具体的なNG例については、お見合いで絶対に避けるべきNG話題10選！失敗しない会話術とは？の記事が非常に参考になります。実際の失敗例や避けるべき話題が丁寧に解説されており、初対面での会話に不安がある方には心強い内容です。
相手の情報は、プロフィールに詳しく記載されていることが多いため、事前にしっかりと目を通しておくことが大切です。そうすることで、以下のような質問を自然に会話に取り入れることができます。
- 「よく旅行に行かれるとのことですが、印象に残っている場所はありますか？」
- 「お休みの日はカフェ巡りをされているそうですが、コーヒーがお好きなんですか？」
- 「〇〇系のお仕事とのことですが、特に忙しい時期などはありますか？」
- 「今後行ってみたい場所や、挑戦してみたいことはありますか？」
こうした質問は、相手の人柄やライフスタイルを自然に知ることができ、会話も広がりやすくなります。共通点が見つかれば、さらに親近感が生まれるきっかけにもなります。
なお、お見合いの場でよく聞かれる「趣味は何ですか？」「家族構成は？」といった定番の質問は、プロフィールを読んでいない印象を与えてしまうため、避けたほうが無難です。相手への関心や準備の姿勢が伝わる質問を心がけましょう。
会話が途切れた時の対処法と心の持ち方
どんなに準備していても、会話が途切れる瞬間はあるものです。そんな時は、焦らず「少し緊張してしまって…」と素直に伝えるのも一つの方法。相手も同じように緊張している可能性が高く、共感が生まれるきっかけになります。
また、事前に話題のストックをいくつか用意しておくと安心です。旅行の話、好きな食べ物、最近見た映画など、軽めで楽しい話題は場を和ませてくれます。
何より大切なのは、「うまく話そう」とするよりも、「相手を知ろう」とする姿勢。誠実な気持ちで向き合えば、言葉以上に好印象を残すことができます。
女性向けのお見合いマナー
第一印象を左右するポイントは「表情・姿勢・言葉遣い」
お見合いでは、第一印象がその後の関係性に大きく影響します。特に女性の場合、柔らかく穏やかな雰囲気を意識することで、相手に安心感を与えることができます。
表情は、笑顔が基本。緊張していても、口角を少し上げるだけで印象がぐっと良くなります。姿勢は背筋を伸ばし、相手の話に耳を傾ける姿勢を心がけましょう。言葉遣いは丁寧に、ゆっくりと話すことで、落ち着いた印象を与えられます。
「自分らしさ」を大切にしながらも、相手への思いやりが伝わる振る舞いを意識することが、好印象につながります。
服装・メイク・香りは「清潔感」と「控えめさ」が鍵
お見合いの服装は、清潔感と上品さを意識するのが基本です。ワンピースやブラウス＋スカートなど、柔らかい色味でまとめると、優しい印象になります。露出が多すぎる服や、派手すぎるアクセサリーは避けましょう。
メイクはナチュラルが理想。濃すぎず、肌の明るさや表情を引き立てる程度が好印象です。香水も、強すぎる香りは避け、ほんのり香る程度に抑えるのがベターです。
服装選びに迷ったときは、【年代・体型・場所別】お見合いの服装女性ガイド｜好印象を与えるコーデ術の記事が参考になります。20代～50代までの女性が、それぞれの体型やシーンに合わせて選べるスタイルを丁寧に紹介しており、実践的なヒントが満載です。
「相手に不快感を与えない」「一緒にいて心地よい」と感じてもらえるような身だしなみを心がけましょう。
相手への気遣いと感謝の伝え方で印象が決まる
お見合いでは、会話の内容以上に「気遣い」が印象に残ります。例えば、相手が話しているときにうなずいたり、笑顔でリアクションを返したりするだけでも、心地よい空気が生まれます。
また、会話の終わりには「今日はありがとうございました。とても楽しかったです」と感謝の気持ちを伝えることが大切です。たとえ交際に進まなくても、誠実な対応は相手にも仲人にも好印象を残します。
お見合いは“選ばれる場”ではなく、“お互いを知る場”。自分をよく見せようとするよりも、相手を思いやる気持ちが、自然と魅力につながります。
お見合い後の流れとフィードバック
仲人を通じた返答と次のステップ
お見合いが終わったら、まずは仲人に感想や印象を伝えることから始まります。結婚相談所では、直接相手に連絡するのではなく、仲人を介して「交際希望」か「お断り」かの意思を伝えるのが基本です。
このやり取りは、通常お見合い当日～翌日中に行われます。お互いが交際を希望すれば、仲人が連絡先を交換し、仮交際へと進みます。もしどちらかが「今回はご縁がなかった」と判断した場合でも、仲人が丁寧に対応してくれるため、気まずさを感じることなく次のご縁に向かうことができます。
お断り・交際希望の伝え方は誠実さが鍵
お見合い後の返答では、率直かつ誠実な気持ちを伝えることが大切です。交際を希望する場合は、「ぜひまたお会いしたいです」と前向きな気持ちを仲人に伝えましょう。逆にお断りする場合でも、「とても丁寧に対応していただきましたが、今回はご縁を感じられませんでした」といった柔らかい表現を使うことで、相手への敬意が伝わります。
仲人は、こうしたフィードバックをもとに、今後の紹介やアドバイスに活かしてくれます。自分の気持ちを正直に伝えることが、より良いご縁につながる第一歩です。
次回につなげる振り返りのコツ
お見合いが終わったら、ぜひ一度振り返りの時間を持ってみましょう。どんな会話が盛り上がったか、どんな場面で緊張したか、自分らしく振る舞えたかなどを整理することで、次回のお見合いに活かせるヒントが見えてきます。
仲人との面談やフィードバックの場では、率直な感想を伝えることで、より自分に合った相手を紹介してもらえる可能性も高まります。婚活は一度で決まるものではなく、少しずつ自分の理想や価値観を明確にしていくプロセスです。
お見合い後の時間も、婚活の大切な一部。前向きに振り返りながら、次の一歩に備えていきましょう。
まとめ：お見合いの流れを理解して安心婚活を
仲人との連携が成功の鍵
結婚相談所での婚活は、仲人との連携が何よりも重要です。お見合いの調整、当日のフォロー、そしてお見合い後のフィードバックまで、仲人は常にあなたの味方として寄り添ってくれます。
特に初めてのお見合いでは、緊張や不安を感じる場面も多いもの。そんな時こそ、仲人の経験とアドバイスが心強い支えになります。自分一人で悩まず、仲人と一緒に進めていくことで、婚活の質も高まり、良いご縁に出会える可能性がぐっと広がります。
仲人のサポート内容について詳しく知りたい方は、結婚相談所KMAのサポート内容の記事も参考になります。
自分らしさを大切にした婚活を
お見合いの流れを理解することは、婚活を安心して進めるための第一歩です。しかし、流れに沿うだけでなく、「自分らしさ」を忘れずに向き合うことも大切です。
服装や会話、マナーなど、気をつけるポイントは多くありますが、最終的に相手の心に残るのは、あなたの誠実さや人柄です。無理に背伸びする必要はありません。自然体で、相手を思いやる気持ちを持って臨むことで、きっと良い印象を残すことができます。
婚活を前向きに進めたい方は、結婚相談所の婚活ガイド｜入会から成婚までの流れと選び方もぜひご覧ください。
結婚相談所のお見合いは、単なる出会いではなく、人生のパートナーを見つけるための大切なステージです。仲人のサポートを受けながら、流れを理解し、自分らしく婚活を進めていきましょう。
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このコラムを書いた人
埼玉県さいたま市の結婚相談所KMA・株式会社KMA婚活カウンセラー 清水小百里
メッセージ
埼玉県さいたま市に根差した結婚相談所・婚活サポートを提供する株式会社KMAの取締役であり、JLCA認定婚活カウンセラーの清水小百里は、1971年生まれの地元出身者として、地域社会に貢献しています。結婚を真剣に考える男女に対し、婚活を通じて幸せな結婚生活を実現するためのサポートを行っており、その専門知識と経験は、多くの成婚エピソードに反映されています。
また、「結婚したければ選ばれる男になりなさい」という婚活本の著者でもあり、ダイバーシティ研修認定講師としても活動しており、多様な価値観を尊重する社会の実現に貢献しています。KMAの理念に基づき、すべての方が自分の魅力に気づき、自信を持って幸せになれるよう、縁の下の力持ちとして支援を続けています。
資格
- 「内閣総理大臣認証NPOコミュニケーション能力開発機構」認定『心理カウンセリング1級』『コーチング1級』資格
- 「一般社団法人 日本仲人婚活支援協会」仲人婚活エキスパート資格
- 「一般社団法人 日本LGBTサポート協会」ダイバーシティ研修認定講師資格
- 「特定非営利活動法人日本ライフデザインカウンセラー協会（JLCA）」結婚相談所マル適マークCMS 取得
- 「JLCA認定婚活カウンセラー」 取得
所属連盟・協会
- 株式会社IBJ
- 株式会社BIU
- 日本仲人連盟（NNR）
- 一般社団法人 日本仲人婚活支援協会
- 一般社団法人 結婚相談業サポート協会（MCSA)
- 特定非営利活動法人 日本ライフデザインカウンセラー協会（JLCA)
- SAITAMA出会いサポートセンター運営協議会
- 一般社団法人日本LGBTサポート協会
出版・著書情報
- アマゾンで発売中
- 清水小百里 著『結婚したければ選ばれる男になりなさい』発売中
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