結婚相談所で結婚後、妻からスピード離婚された男性のご縁を結ぶ

街路樹が並ぶ街中を背景に、スーツ姿の男性がにこやかにスーツのボタンに手をかけ、前向きな表情で立っている様子

【お見合い結婚体験談|離婚後すぐ再婚したい男性のリアルストーリー】
当社(結婚相談所)で一度ご成婚された一流企業勤務の男性が、「離婚してしまったので、もう一度入会したい」と相談に訪れました。

その面談中、偶然にも“結婚半年で離婚の兆しがある娘を心配する母親”がアポなしで来所。
この予期せぬ訪問がきっかけとなり、バツイチ同士の二人に新たなご縁が生まれていきます。

本記事では、埼玉県さいたま市浦和区の結婚相談所・株式会社KMAが実際にサポートした、「離婚後の再婚を叶えた男性のお見合い体験談」を備忘録としてお届けします。

再婚に向けて一歩踏み出したい方は、まずは 結婚相談所で再婚するバツイチの婚活体験談と成功ポイント もあわせてご覧いただくと、より具体的なイメージがつかめるはずです。

バツイチ男性の再婚相談|結婚後に離婚した35歳会社員

《相談者プロフィール》
榎本大輔(仮名)/35歳・会社員・再婚希望・群馬大学理工学部卒・さいたま市在住

妻は“仲人名人”|創業者が綴るお見合い体験の備忘録

昭和から平成にかけて、私の妻は“仲人おばさん”として多くのご縁をつないできました。
その長年の経験を、忘れないようノートに書き留めていたのがこのブログの原点です。

現在は息子の嫁が仲人業を引き継いでいますが、私自身も少し時間ができたため、当時の記憶をたどりながら、ところどころ時代は前後しますが、創業者としての体験談をブログに綴っています。

埼玉新聞社から寄贈された「仲人名人」の取材パネル

埼玉新聞に“仲人名人”として紹介された記事を額装した記念写真。

結婚相談所で成婚後にスピード離婚した男性の理由

スピード離婚に至るまでの経緯

時代は少し前後しますが、仲人として活動を始めて12年ほど経った頃のお話です。

その日、相談予約をしていた元会員の榎本大輔さん(仮名)が来所しました。
ドアを閉めるなり、頭をかきながら「先生、妻に愛想を尽かされました」と切り出したのです。

薄暗い部屋で、妻から離婚届を突きつけられている場面。背景の妻の顔はぼかし処理。

榎本さんは1年ほど前に結婚したばかりでした。
順調だったのは最初のひと月ほど。奥さまが妊娠を知るとすぐに実家へ戻り、そのまま帰ってこなくなってしまったといいます。

やがて出産の時期を迎え、産院で男の子が誕生。榎本さんは一度だけ抱かせてもらったものの、奥さまは出産後も実家から戻らないままでした。

「僕、なんだか種馬にされたみたいで…。大した血統でもないのに」と、苦笑いを浮かべながら話す榎本さん。

「で、どうしたの? まさか離婚ではないでしょうね」と尋ねると、

「いやあ、そのまさかですよ」と顔を赤らめながら答えました。

まさに世間で言う“スピード離婚”です。

「一週間前に離婚届が送られてきて、いろいろ書いてあったので…僕も署名して提出してしまいました」

離婚届に署名する手元の写真

「うん、まあ…」としか言えませんでした。

奥さまの実家は福岡県で、ご両親とも離れて暮らしていたため、十分に相談できなかった様子です。

「もっとなんとかならなかったの?」と聞くと、

「最初から、向こうが結婚をすごく急いでいて…。あれよあれよという間に式まで挙げてしまった感じでしたね」と振り返りました。

榎本さんの実家は福岡ですが、親戚が群馬におり、群馬大学への進学をきっかけに関東へ永住。
現在は一流企業に勤め、さいたま市から丸の内の本社へ通っていました。

こうした離婚の経験を経て、再び前を向こうとする方は少なくありません。
30〜40代の離婚経験者がどのように再婚へ進んでいるのかは、離婚経験者が語る“幸せな再婚”の条件と準備法 でも詳しく紹介しています。

離婚協議で子どもの親権は母親へ|再婚への再スタート

親権の決断と再婚への覚悟

「したがいまして、僕はまた“独身”に戻りました。会員としての資格はあると思いますので、再婚相手探しをお願いしたいんです」と深々と頭を下げる榎本さん。

私とは年齢が2歳しか違いませんが、その姿がなんだか息子のように思えてしまい、「相談くらい来てくれてもよかったのに…もう」と、つい母親のような気持ちがこみ上げました。

「で、子どもの親権はどうしたの?」

「妻に渡しました。これでよかったのか…正直わかりません」

「子どもは可愛かったでしょう?」

その問いに、榎本さんは黙ってうつむき、肩を震わせながら耐えているようでした。

「まあ、振り返っても仕方がないわね。ハンコも押してしまったんだから、ここからやり直しましょう。今度はもっといい結婚をしましょうね!」
そう励ますしかありませんでした。

仲人として12年活動してきて、榎本さんが“離婚者第1号”となった瞬間でした。

子どもがいる・いないは、再婚を考えるうえで大きなテーマになります。

親権や子どもの存在が再婚に影響するのか気になる方は、子どもがいる方の再婚がうまくいく理由 も参考になるはずです。

アポなし訪問で母親が来所|娘の婚活相談から始まったご縁

まもなくして、面談予約のない年配の女性が突然来所しました。

私は榎本さんに女性会員のプロフィールが入ったファイルを渡し、「良さそうなお相手を選んでいてください」と伝えてから、その女性と向き合いました。

結婚相談所への不安を抱えた“母親の偵察訪問”

訪問の目的は「娘の結婚相談」…というより、“この結婚相談所は信頼できるのか”を確かめに来たというのが本音のようでした。

当時は今ほど結婚相談所がオープンな存在ではなく、「結婚相談所なんて恥ずかしい」「モテない人が行くところ」といったネガティブなイメージが根強く残っていた時代です。

その後、経済産業省(現在は消費者庁)による特定商取引法の規制が入り、「概要書面」「入会申込契約書」「クーリングオフ」などが義務化。
個人情報保護法やサービス内容の明確化も求められ、業界は大きく健全化しました。

それ以前は、仲人の“良識”に頼るしかなかった時代。
目の前の母親も、まさにその点を見極めに来ていたのでしょう。

結婚相談所の信頼性や選び方については、 結婚相談所は信用できる?料金・成婚率・サポートの確認ポイント でも詳しく解説しています。

娘のプロフィールを聞き出す仲人の“遠慮のなさ”

母親の話から、娘さんが大卒であることはすぐに分かりました。
仲人としての遠慮のなさもあり、私はズケズケと質問を続けました。

身長159cm、体重48kg…と、細かい情報まで聞き出せたところで、念のため確認しました。

「初婚ですね?」

「ん、まあ…」と曖昧に答えた母親は、続けてこう尋ねてきました。

「ところで、結婚相談所で結婚した人って、離婚は多いんですか?」

“離婚はありません”と言い切った瞬間の気まずさ

私は即座に、いつもの決まり文句を口にしました。

「お見合い結婚での離婚はありませんよ」

そう言いながら、長テーブルでプロフィールを見ている榎本さんに目を向けると、彼は視線を外さないまま、ほんの少し頬をゆるめたようでした。

母親は少し大げさに驚いて見せて、「そうなんですか?」と反応。

「ええ、聞いたことありませんね」

もちろん、“本日、離婚者第1号が出たばかりですが…” とは言いませんでした。

お見合い結婚の離婚率が低い理由とは?

「なぜでしょうか? 世間では“3組に1組は離婚する”なんてよく聞きますが…」

「思うに…」と私は答えました。

条件を理解してから恋愛が始まる“お見合いの強み”

「お見合いの場合、ご本人だけでなく、ご家族の背景や条件までしっかり理解したうえでお会いします。そこがスタート地点で、交際を重ねながら少しずつ恋愛感情が芽生えていく流れです。だからこそ、結婚後も“ますます好きになっていく”という関係が築きやすいのでしょうね」

「お見合いから恋愛に発展して、だんだん好きになる…なるほど」

母親は納得した様子でした。

お見合い結婚が安定しやすい理由については、 お見合い結婚のメリット・デメリット でも詳しく解説しています。

こだわり条件が変わる?成婚者に多い意外な傾向

実際、学歴や家族構成にこだわる方もいれば、結婚相手の身長・体重まで細かく条件を設定する会員さんもいます。

ところが、入会時に強くこだわっていた人が、まったく逆のタイプと結婚するケースも珍しくありません。

例えば、
「僕は太っている女性は絶対に好きになれないと思います」
と言っていた男性が、成婚の挨拶に連れてきたお相手を見ると、明らかに彼より体重がありそうな女性だった…ということもよくあります。

そして、二人とも幸せそうにニコニコしているのです。

自然豊かな緑の中を手をつなぎ歩くカップルの後ろ姿の写真

娘に離婚の兆候…夫の嘘が原因で別居半年の深刻な悩み

話しているうちに、母親はとうとう本題を切り出しました。

「初めての結婚ならそれでいいのでしょうけれど…実はうちの娘、離婚したいって言うんです…」

テーブルで隣り合わせに座る夫婦。互いにそっぽを向き、気まずい空気が漂う様子。

何か事情があるとは思っていましたが、「ああ、でもまだ決まったわけではないのですね?」と尋ねると、

「いえ、別居して半年になるんです」

と、深刻な表情で答えました。

学歴・年収の嘘が発覚し心が折れた娘

「何歳になられるのですか? お子さんは?」と聞くと、

「まだ子どもはいません。恋愛中はウハウハで、いいことずくめだったんです。ところが、大学卒業と言っていたのに実は中退、年収も500万円と言っていたのに350万円で…。娘は“そんなこと最初から言ってくれればよかったのに”って。嘘をつかれたのが悔しいんです」

「じゃあ、結婚してまだ浅いのですか?」

「それが分かってから気持ちが沈んでしまって…。心がモヤモヤして、実家に帰ってきて毎日ため息ばかりです」

母親は、私の質問に答えるよりも、胸の内を吐き出すように話し続けました。

成田離婚のように結婚半年で別居に至った背景

「結婚して間がない?」

「あっ、そうそう。結婚式から半年です。娘は式の頃には何か勘づいていたようですが、もう招待客にも連絡していましたし、婿さんを嫌いではなかったので披露宴はそのまま行ったんです」

「よくあるケースですね。まるで“成田離婚”みたい。あら、失礼!」

「いいんです。それに近かったみたいですから…」

1990年代当時、“成田離婚”という言葉が流行していました。
新婚旅行先でトラブルになり、成田空港に着いた時点で別れる――いわゆる現在の「スピード離婚」です。

娘は頑固で真面目…離婚回避は難しい状況

「3カ月は我慢したみたいですけれど…」

「では、実家に戻られてから3カ月経つのですね。婚姻届は出されているのですか?」

「それはもう、結婚式の前にお姑さんが手早く手続きしたみたいで…」

当時はそうした話もよく耳にしました。

「お母様、それでは離婚回避は難しそうですか?」

「駄目ですね。娘は私に似て真面目で頑固ですから。一度こうと思ったら引かないんです。今でも婿が迎えに来るんですよ」
「そうなんですか? 家でも会われるんですか?」

「いいえ、娘は部屋から出てこないんです。婿が来ても。私も追い返すのも気の毒で、上がってもらうんですが…」

「お母様とお話しして帰るんですか?」

「ええ。主人もお酒が好きですから、相手してるのか、されてるのか…飲んで帰りますよ。“よろしく”なんて言って」

なんとも人の良いご両親です。

「お嬢さんも、それじゃおいやでしょうね?」

「いつもあとで怒られます。でもね、もし離婚が回避できて元のさやに戻ることがあったらと思うと、むげに追い返せませんからね」

なるほど、そういう親心もあるのだと感じざるを得ませんでした。

こうした“相手選びの難しさ”は、結婚生活の行方を大きく左右します。 結婚相手選びで後悔しないためには、 結婚に向かない男性の特徴 を知っておくことも大切です。

結婚相手がいるなら母親から離婚を勧めるケースもある?

「お嬢さんはおいくつでした?」

私はつい仲人としての顔になり、結婚相手がいるのかどうかを探る気持ちで尋ねました。

「29歳です」

「ああ、まだお若いですね」

母親は「ふう…」と深いため息をつきました。

そして、思い切ったようにこう続けたのです。

「変な話ですが…娘が本当に離婚したいなら、そのきっかけになればと思って伺いました。こちらで、どなたか良い方がいれば…と思いまして」

私は驚きました。娘を思う気持ちが、ここまで母親を動かすのかと。

「いいえ、今のままでは入会できません。せめて除籍にならなければ難しいですね」

「それはそうですよね。お相手に失礼ですものね」

「失礼というより、独身であることを証明する戸籍謄本が必要なのです」

現在は役所で“独身証明書”が発行されるため手続きは簡単ですが、当時は戸籍での確認が必須でした。
母親は顔を赤らめ、深々と頭を下げました。

「無礼なことを申し上げました。出直します。娘が離婚できた暁には、ぜひこちらへ入会させたいと思います」

そう言ってバッグから写真を取り出しました。

「娘は不器用で、恋愛経験も少なくて…。こういうところでないと相手を探せないんです。ご覧ください、こういう顔なんです」

相談に来た母親が見せる、娘のスナップ写真のイメージ

「可愛いじゃないですか! これはいつの写真ですか?」
思わず声が弾みました。実家のベランダで撮ったような、爽やかな笑顔の写真でした。

「つい最近です」
ただ、よく見ると少し愁いを帯びた表情にも見え、それがまた男性に好まれそうでした。

娘の写真を見た榎本さんの反応と運命の伏線

「身長は何センチありますか?」

「158cmくらいです」

「榎本さん、あなたは?」

突然振られた榎本さんは、思わず立ち上がり直立不動に。
話を聞いていたのでしょう、少し驚いた様子でした。

「びっくりしました? 驚かせるつもりはなかったんですが」

「はい…たぶん170cmはないと思います」

娘さんの写真を見せると、榎本さんの顔はみるみる赤くなりました。

「彼は群馬大学理工学部卒で、今は大手企業に勤めています。おすすめの好男子ですよ」

「まあ…素晴らしい方がいらっしゃるんですね。娘にとって良い出会いになると思います。でも、娘は出戻りになる予定ですから…望むべくもありませんね」

「いいえ、お似合いです。彼も離婚したばかりで、今日ここに来られたんですよ」

母親は目を丸くし、口元に手を添えました。

離婚は歓迎しないが、不幸な結婚なら“別れ”も選択肢

「お母様、私どもは離婚を歓迎するわけではありません。でも、夫婦関係が修復不可能で、不幸な結婚なら別れるしかありませんね」

「そうですよね。娘の沈んだ顔を毎日見ていると、こちらもつらくて…。でも、こんな素晴らしい男性が現れるなら、むしろ早く別れさせたいくらいです」

私と榎本さんは顔を見合わせ、思わず笑ってしまいました。

「離婚しても半年は再婚できませんので、その点だけご承知おきください」

現在は民法が改正され、医師の妊娠していない証明があればすぐ再婚できますが、当時は半年の制限がありました。

「でも、離婚してすぐ入会し、2カ月で成婚退会。その4カ月後に結婚した方もいましたよ」

私の言葉に、母親はますます元気を取り戻し、表情に覇気が戻っていきました。

そして――
榎本大輔さんとその娘さんは、8カ月後、本当に再婚同士で結ばれたのです。

仲人が見届けた“再婚成功のポイント”

再婚同士のご縁がうまくいく理由はいくつかあります。

  • 過去の結婚で学んだ“相手への思いやり”がある
  • 無理をしない自然体の関係が築ける
  • 結婚生活の現実を理解しているため、理想を押しつけない
  • 家族の事情や価値観を最初から共有できる

榎本さんとこの娘さんも、まさにこの“再婚の強み”を持っていました。
お互いに無理をせず、丁寧に距離を縮め、穏やかに関係を育てていったのです。

仲人として、これほど嬉しい瞬間はありません。
“偶然の出会い”が“必然のご縁”へと変わる――
その奇跡を、また一つ見届けることができました。

(この項、了)

再婚を叶えた方の実例は、ほかにもたくさんあります。 KMAで再婚を実現された皆さまの体験談は 成婚事例成婚者の声・幸せレポート でご紹介しています。

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このコラムを書いた人

埼玉県さいたま市の結婚相談所KMA・株式会社KMAライフデザインカウンセラー 清水泰治

メッセージ

代表取締役清水泰治

株式会社KMAの代表取締役、清水泰治です。埼玉県さいたま市で地域密着型の結婚相談所を運営しています。
私たちは、持続可能な開発目標(SDGs)に認証された企業として、また多様な働き方を実践する企業として、地域社会に貢献しています。
自然エネルギーと環境に配慮したライセンスを取得し、デコ活応援団にも参加するなど、社会的責任を果たす姿勢を明確にしています。
また、私はJLCAのライフデザインカウンセラー講座を修了し、IBJ AwardやNNR成婚賞など、数々の表彰を受けています。
これらの実績は、私たちの専門性とサービスの質の高さを証明しています。
創業から48年以上にわたり、多くの方々の幸せな未来への架け橋となるべく、縁結びのお手伝いを続けています。


資格

認証・認定

  • さいたま市SDGs認証企業
  • 埼玉県多様な働き方実践企業
  • 埼玉県アライチャレンジ企業
  • 自然エネルギー環境認証サービス グリーンサイトライセンス オフィシャルスポンサー
  • デコ活応援団(官民連携協議会) 参画企業
  • さいたま商工会議所会員

所属連盟・協会

  • 株式会社IBJ
  • 株式会社BIU
  • 日本仲人連盟(NNR)
  • 一般社団法人 日本仲人婚活支援協会
  • 一般社団法人 結婚相談業サポート協会(MCSA)
  • 特定非営利活動法人 日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)
  • SAITAMA出会いサポートセンター運営協議会
  • 一般社団法人日本LGBTサポート協会

結婚相談所連盟・表彰

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