こんにちは。埼玉県さいたま市の結婚相談所KMAで活動している、JLCA認定婚活カウンセラーの清水小百里です。
今回は、KMAが主催する定例研修会で話題になった「警戒心が強い女性の婚活失敗談」について、実際の事例を交えながらご紹介します。
警戒心が強い女性は、他人に心を開くことに慎重で、婚活の場面でもその性格が思わぬ障壁になることがあります。この記事では、交際がうまくいかない原因や、心を開くための具体的なヒントを仲人目線で解説します。
「婚活がなかなか進まない」「自分に当てはまるかも」と感じる方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
はじめに|警戒心が強い女性の婚活における課題とは
「警戒心が強い女性」とは?その心理的背景
「警戒心が強い女性」とは、他人に対して心を開くことに慎重で、なかなか信用できないタイプの方を指します。過去の恋愛や人間関係で傷ついた経験があると、無意識に自分を守るための“壁”を作ってしまうことがあります。
また、個人情報の取り扱いやプライバシーへの意識が高い傾向も見られます。こうした心理は本人にとっては安心材料ですが、婚活の場では「距離を感じる」「打ち解けられない」といった印象を与えてしまい、交際が進展しづらくなる要因にもなります。
婚活において警戒心が強いことがどう影響するのか
結婚相談所での婚活は、限られた交際期間の中で相手との信頼関係を築き、結婚に向けた判断をしていくプロセスです。しかし、警戒心が強い女性は、連絡手段の交換やデートの誘いに対して消極的になりがちです。
その結果、男性側から「脈がない」「恋愛感情がない」と誤解されてしまい、交際が短期間で終了してしまうケースも少なくありません。
婚活では、心を開く努力と柔軟な対応がとても大切です。自分のペースを守りながらも、少しずつ歩み寄る姿勢がご縁をつなぐ鍵になるのです。
警戒心が強い女性が交際を断られる具体例
警戒心が強い女性は、交際が成立しても、相手とのコミュニケーションやデートに消極的になりがちです。その結果、相手から不信感や冷めてる感じを与えてしまい、交際を断られてしまうことが多いです。
ここでは、KMAグループの研修会に参加した仲人カウンセラーが担当する女性の婚活失敗談を2つご紹介します。
事例紹介①|LINE交換を拒否する女性の失敗談
「LINEは怖い・面倒」と感じる女性の心理
結婚相談所でのお見合い後、交際が成立すると、次のステップとして連絡手段の交換が行われます。現在では、LINEが婚活における主流のコミュニケーションツールとなっており、初デートの調整や日常のやり取りに活用されています。
スタンプや写真の共有など、気軽に親しみを伝えられる点が魅力です。こうしたやり取りを通じて、相手との距離を縮めることができるため、LINE交換は成婚への第一歩とも言えるでしょう。
「LINEは怖い・面倒」と感じる女性の心理
ところが、ある30代女性は、交際が成立した男性からLINE交換を提案された際、「ショートメール(SMS)でお願いします」と返答しました。理由は「LINEは個人情報が漏れそうで怖い」「使い方が面倒」とのこと。
確かに、情報管理への意識は大切ですが、婚活ではある程度の柔軟さも求められます。LINEを使うことで、相手との関係性が深まり、安心感を育むきっかけにもなります。警戒心が強すぎると、せっかくのご縁を遠ざけてしまう可能性があるのです。
男性が感じた「距離」と「脈なし」のサイン
この女性と交際した男性は、「ショートメールは不便だし、親しみが感じられない」と違和感を覚えました。LINE交換を拒否されたことで、「自分に興味がないのでは?」「恋愛感情がないのかも」と不安を抱き、心の距離を感じてしまったのです。
婚活では、相手に安心感や信頼感を与えることが重要です。連絡手段ひとつでも、相手の印象は大きく左右されます。警戒心が強いことが、恋愛のスタートラインでつまずく原因になることもあるのです。
数回のデートで交際終了…その背景にある課題
最終的にこの女性は、数回のデートを重ねた後、男性から交際終了の連絡を受けました。「警戒心が強すぎて、心の距離が縮まらない」と感じたことが理由です。
実は彼女、過去にも同じような理由で交際が続かず、悩みを抱えていました。「婚活って難しいですね…」という言葉には、警戒心が婚活の障壁になっている現実がにじみ出ています。
自分を守ることは大切ですが、婚活では少しずつでも心を開く努力が必要です。その一歩が、未来のパートナーとの信頼関係を築くきっかけになるのです。
事例紹介②|遠出デートを断る女性の失敗談
短時間デートばかりでは関係が深まらない
結婚相談所で交際がスタートすると、初回は2時間程度のランチやカフェでのデートが一般的です。しかし、ある30代女性は交際が進んでも、毎回1〜2時間の短時間デートしか応じませんでした。
食事やお茶だけで終わるデートが続くと、男性側は「もっと一緒に過ごしたい」「関係を深めたい」と思っても、距離が縮まらず物足りなさを感じてしまいます。
婚活では、時間を共有することで信頼関係が育まれます。短時間のデートばかりでは、相手に「自分に興味がないのでは?」という不安を与えてしまうこともあるのです。
遠出デートの誘いを断ることでチャンスを逃す
ある日、男性が「次は水族館に行きませんか?」と提案したところ、彼女は「まだ遠出はちょっと…」と丁寧に断りました。
彼女にとっては、長時間一緒に過ごすことに抵抗があったのかもしれません。しかし、男性側からすると、せっかくの好意や努力が拒絶されたように感じてしまいます。
遠出デートは、非日常の体験を共有することで距離を縮める絶好のチャンスです。警戒心が強すぎると、こうした関係構築の機会を逃してしまい、交際の進展が難しくなることもあります。
「脈なし」と誤解されてしまうリスク
遠出の誘いを断られた男性は、「警戒心が強すぎて恋愛ができないタイプなのかも」と感じたそうです。毎回短時間のデートで深い話もできず、関係が進展する気配がないと、「脈なし」と判断されてしまうことがあります。
婚活では、相手に「この人となら将来を考えられる」と思ってもらうための時間と経験の共有が重要です。警戒心が強いままでは、相手に安心感を与えることができず、結果的に交際終了という選択をされてしまう可能性が高くなります。
心を開くタイミングを逃すとご縁も遠ざかる
最終的にこの女性は、数回のデートを経て男性から交際終了の連絡を受けました。「距離が縮まらず、将来が見えない」との判断です。
彼女自身は「まだ早い」と思っていたかもしれませんが、婚活では限られた時間の中で信頼関係を築く必要があります。心を開くタイミングを逃してしまうと、せっかくのご縁も自然消滅してしまいます。
警戒心が強い方こそ、少しずつでも相手に歩み寄る姿勢が大切です。その一歩が、成婚への道を開く鍵になるのです。
警戒心が強い女性の特徴と心理
他人を信用することへの不安
警戒心が強い女性は、他人を簡単に信用することに強い不安を抱えています。過去の恋愛や人間関係で傷ついた経験があると、「また裏切られるかもしれない」「本音を見せたら嫌われるかも」といった恐れが先立ち、心を開くことが難しくなります。
婚活では、初対面の相手と信頼関係を築く必要がありますが、この不安が強いと、相手の言動を疑ってしまい、素直なコミュニケーションが取りづらくなります。結果として、距離が縮まらず、交際が進展しない原因になってしまうのです。
自己防衛のために心を閉ざす傾向
警戒心が強い女性は、自分を守るために無意識のうちに心を閉ざしてしまう傾向があります。これは、過去の経験から「傷つかないためには感情を見せない方がいい」と学習してしまった結果とも言えます。
例えば、デート中に自分のことをあまり話さなかったり、相手の好意に対して素直に反応できなかったりすることがあります。こうした態度は、相手に「興味がないのかな」「距離を感じる」と思わせてしまい、関係が深まるチャンスを逃してしまいます。婚活では、少しずつでも心を開く姿勢が大切です。
恋愛や結婚に対する潜在的な恐れ
警戒心が強い女性の中には、恋愛や結婚そのものに対して潜在的な恐れを抱いている方もいます。「本当にこの人でいいのか」「結婚しても幸せになれるのか」といった不安が、行動を慎重にさせてしまうのです。また、理想が高すぎる場合も、現実とのギャップに戸惑い、心を閉ざしてしまう原因になるのです。
こうした恐れは、本人が自覚していないことも多く、婚活がうまくいかない理由が分からず悩んでしまうこともあります。まずは、自分の中にある不安や恐れに気づくことが、婚活成功への第一歩です。
警戒心が強い女性が婚活で成功するための心の開き方
警戒心が強い女性は、自分を守るために他人に心を開かないことで、婚活に失敗してしまいます。しかし、警戒心を解くためには、自分から心を開く努力が必要です。
初デートから少しずつ距離を縮める婚活テクニック
婚活では、初対面の印象がその後の関係性に大きく影響します。初デートは、2時間程度のランチやカフェでの軽めの設定が理想的ですが、2回目以降は少しずつ一緒に過ごす時間を増やしていくことがポイントです。
映画や水族館など、共通の体験を通じて自然に会話が生まれるようなデートを選ぶと、距離が縮まりやすくなります。
警戒心が強い女性でも、段階的に関係を深めることで安心感を持ちながら心を開いていくことが可能です。無理なく距離を縮める工夫が、婚活成功への第一歩になるのです。
「心を開く努力」が婚活成功の鍵
婚活では、「心を開いてくれる人を待つ」のではなく、「自分から心を開く努力」が重要です。もちろん、過去の経験から慎重になる気持ちは自然なことですが、相手もまた不安や緊張を抱えているものです。少しずつでも自分の気持ちや考えを伝えることで、相手は安心し、信頼関係が育まれていきます。
心を開くことは、すべてをさらけ出すことではありません。まずは笑顔や相づち、共感の言葉など、日常のコミュニケーションから始めてみましょう。その積み重ねが、婚活を前向きに進める力になるのです。
自分から歩み寄る姿勢が相手の安心感につながる
婚活では、相手に「この人となら安心して話せる」と思ってもらうことが大切です。警戒心が強い女性の場合、無意識のうちに距離を取ってしまいがちですが、少しでも歩み寄る姿勢を見せることで、相手の心も開きやすくなります。
例えば、相手の趣味に興味を持って質問してみる、共通点を見つけて話題にするなど、小さなアクションが信頼のきっかけになるのです。「自分から動くのは怖い」と感じるかもしれませんが、その一歩が相手の安心感につながり、結果として良いご縁を引き寄せることになるのです。
仲人からのアドバイス|警戒心を乗り越えるために
「心を溶かしてくれる人を待つ」より「自分から心を開く」選択を
婚活中の女性の中には、「私の心を自然に溶かしてくれる人と出会いたい」と願う方もいらっしゃいます。
しかし、結婚相談所で多くのご縁を見届けてきた仲人の立場から言えるのは、「待つ姿勢」よりも「自分から心を開く努力」が成婚への近道だということです。
相手もまた緊張や不安を抱えているもの。お互いが少しずつ歩み寄ることで、信頼関係は育まれていきます。心を開くことは勇気のいる行動ですが、その一歩が未来のパートナーとの絆を深める大切なきっかけになるのです。
婚活だけでなく人生全体においても有効な考え方
警戒心を乗り越えて、自分から心を開く姿勢は、婚活だけでなく人生全体においても非常に有効です。人間関係や仕事、家族との関わりなど、あらゆる場面で「信頼」と「共感」が求められます。
自分の気持ちを少しずつでも表現することで、周囲との関係が円滑になり、より豊かな人生を築くことができます。
婚活は、単なる結婚相手探しではなく、自分自身と向き合う貴重な時間でもあります。警戒心を手放すことで、人生そのものが前向きに動き出すのです。
仲人カウンセラーが見てきた成功事例の紹介
実際に、警戒心が強かった女性が少しずつ心を開く努力をしたことで、成婚に至ったケースは数多くあります。
ある40代女性は、最初は自分の情報を伝えることや遠出デートも拒否していましたが、仲人との面談を通じて「自分の殻を破ってみよう」と決意。徐々に相手との距離を縮め、最終的には3カ月の交際期間で成婚されました。
彼女は「自分から動いてみたら、相手も安心してくれた」と語っています。このように、少しの勇気が大きな成果につながることを、私たちは何度も目にしてきました。
まとめ|警戒心が強い女性が婚活で損をしないために
婚活がうまくいかないと感じている方の中には、自分が「警戒心が強いタイプ」であることに気づいていないケースもあります。交際が続かない、距離が縮まらないと悩んでいても、その原因が自分の心の壁にあるとは思っていないのです。
まずは、自分がどんな場面で不安を感じるのか、どんな言動に反応してしまうのかを振り返ってみましょう。警戒心に気づくことは、婚活の進め方を見直す大切なきっかけになるのです。気づきが、変化への第一歩です。
少しずつでも心を開く努力が未来を変える
警戒心を完全に手放す必要はありません。大切なのは、少しずつでも心を開く努力を続けることです。例えば、相手の話に共感を示す、笑顔で接する、LINE交換に前向きになるなど、小さな行動の積み重ねが信頼関係を築くきっかけになるのです。
婚活では、限られた時間の中で「この人となら安心して過ごせる」と思ってもらうことが重要です。自分のペースで構いません。一歩踏み出すことで、未来の可能性が大きく広がります。
婚活は「自分を知る旅」でもある
婚活は、ただ結婚相手を探すだけの活動ではありません。自分自身と向き合い、どんな価値観を持っているのか、どんな人に惹かれるのか、そしてどんな場面で心を閉ざしてしまうのかを知る機会でもあります。
警戒心が強いことも、あなたの大切な個性のひとつです。ただし、それが婚活の妨げになっていると感じたら、少しずつ変えていく勇気も必要です。自分を知り、受け入れ、前に進むことで、理想のご縁を引き寄せる力が生まれます。
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このコラムを書いた人
埼玉県さいたま市の結婚相談所KMA・株式会社KMA婚活カウンセラー 清水小百里
メッセージ

埼玉県さいたま市に根差した結婚相談所・婚活サポートを提供する株式会社KMAの取締役であり、JLCA認定婚活カウンセラーの清水小百里は、1971年生まれの地元出身者として、地域社会に貢献しています。結婚を真剣に考える男女に対し、婚活を通じて幸せな結婚生活を実現するためのサポートを行っており、その専門知識と経験は、多くの成婚エピソードに反映されています。
また、「結婚したければ選ばれる男になりなさい」という婚活本の著者でもあり、ダイバーシティ研修認定講師としても活動しており、多様な価値観を尊重する社会の実現に貢献しています。KMAの理念に基づき、すべての方が自分の魅力に気づき、自信を持って幸せになれるよう、縁の下の力持ちとして支援を続けています。
資格
- 「内閣総理大臣認証NPOコミュニケーション能力開発機構」認定『心理カウンセリング1級』『コーチング1級』資格
- 「一般社団法人 日本仲人婚活支援協会」仲人婚活エキスパート資格
- 「一般社団法人 日本LGBTサポート協会」ダイバーシティ研修認定講師資格
- 「特定非営利活動法人日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)」結婚相談所マル適マークCMS 取得
- 「JLCA認定婚活カウンセラー」 取得
所属連盟・協会
- 株式会社IBJ
- 株式会社BIU
- 日本仲人連盟(NNR)
- 一般社団法人 日本仲人婚活支援協会
- 一般社団法人 結婚相談業サポート協会(MCSA)
- 特定非営利活動法人 日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)
- SAITAMA出会いサポートセンター運営協議会
- 一般社団法人日本LGBTサポート協会
出版・著書情報
- アマゾンで発売中
- 清水小百里 著『結婚したければ選ばれる男になりなさい』発売中
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