お見合い経験積む必要性は女性慣れしたいから 婚活体験記30代

2017年12月29日

結婚相談所レポート 婚活体験記39歳女性

【あらすじ】
お見合いを20回して「疲れた」というお相手男性に、「お見合いは回数じゃありません」とつい声をだしまった。

彼が言うには“女性経験が少ない”自分にとっては、「お見合いの回数が必要、それで“女性に慣れる”経験を積める」と少し照れながらいわれたことに、私は、「なるほど」と思い同意せざるを得なかった。

1979年の創業より、埼玉県さいたま市で“成婚にこだわった”サービスを提供し続けている、結婚相談所KMAがレポートする「婚活体験記ブログ」です。

《第8回》

《婚活体験を綴る女性のプロフィール》
【今井よう子(仮名)39歳・大卒・会社員・161cm・50kg・東京板橋在住】

入会した結婚相談所のカウンセラーさんから婚活体験記を書いてくれる?と言われ、そうですか、と引き受けた。何か宿題をやりなさい、と言われた気持ち。確かに自分の行動や考えなどを含めて書くって、誰に見せるわけでもなく、自分のためになる!と思ったので…。

女性経験が少ないのでお見合い経験が必要

「お見合いは、回数じゃないと思います」

つい私は声を出していた。静かに言ったつもりだけれども、この発言は唐突すぎると思った。お見合いの相手の男性が半年で20回お見合いをして「疲れた!」というからであった。

ティーラウンジでお見合い

お見合い会場は、ホテルメトロポリタン池袋のティーラウンジだった。

「たしかに、ふつうに言えばお見合いは回数じゃないのですが、女性経験が少ない僕にとっては回数も必要ですね。なぜって、お見合いをすることによって、女性と接することに慣れる経験が積めるんです」とお相手の大野さんは頭をかくように右手を動かした。

苦笑いは自嘲したようにも思えた。「なるほど、そうかもしれない」と私は同意せざるを得ない。私自身もお見合い経験をしてみたい、と思ったからだ。

私は彼からお見合いの回数を聞いて、お見合いの質問ではタブーとなっている婚活体験談を聞きたくなった。

「その20回のお見合いのお相手のことお聞きしていいですか?」

返事を待たずに、「何歳くらいの人が多かったですか?」と聞いていた。

大野さん何だか初めて会った気がしない。兄がいたらこんな人かもしれないなんて勝手なことを考えてしまうほど親近感を覚える。だから、お見合いタブーなことにでも遠慮を欠くのか、な?

46歳でも一回り以上年下の女性とお見合い

「そうですね、一番若くて32歳、年の人で45歳ですかね」

「へえー、大野さん46歳でしょ、ずいぶん若い人ともお見合いできるんですね」

「本当なんです。最初は、頬っぺたをつねりましたよ、15歳も若い人から申し込みが入った時は」と彼は言ってから、「でも、僕は特に若い人でなければならない、とは思っていません」

「フィーリングですか?」

「そうですね、相性と言いますか」

「その若い女性とは交際までいかなかったんですか?」

自分でも不思議なくらい、いつもより羽目をはずすように何でも質問の言葉が出る。

「高齢のご両親と一緒に嫁にもらってくれと言われましてね。いやあそれだけならOKかなあと思いましたが、男の子が8歳と5歳の二人おられましてね。僕は結婚したことがないので子供を育てたことがない、それに聞きましたら、お子さんたちもご本人も都会育ちですし、あちらは是非にということでしたが、さすがに、どうも勇気がなくて…」

と大野さんは、はにかむようにして言った。

パニック障害の私に申し込みした理由は?

「ところで、私を選んでくださったのは、どういう理由ですか?」

私はこれまで思っていたことを言ってみた。

「それはまず今井さんがお綺麗だからです。写真を見てあっ、この人だと思いました」

「でもプロフィールの注意事項の内容をそちらの結婚相談所からお聞きでしょ、私のこと」

「ああ、パニック障害のことですか?そんなこと気にしていませんよ」と彼はあっさり言ってから、「人間って、誰でも、何か障害を持っていますよ、それが目に見えるか見えないか、の問題であって、それらを克服しながらみんな生きているんじゃないですか?」

あらかじめ準備していた言葉とも思えなかった。私は、この人は【お釈迦様】か【イエスキリスト】の再来か、と思った。

「ごめんなさい、実はお見合いが決まってからネットをみたり、医学書を買ってパニック障害について調べてみたりしました」

彼はまた、はにかんで「あなたとなら上手くやっていけると思いました。お会いして、ますますそう思いました」と言ったが、私は大野さんの、その賢明で謙虚な人柄に魅かれていく思いがした。

考えてみると、私は自分の意志というものを彼に伝えていなかったことに気づいた。臆病にも、健康そうな彼を見ていて、病気持ちというコンプレックスが頭をもたげていた、と言ったほうがいい。

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