婚活ダイエットを決意した女性が1年間で痩せたら結婚できた体験談

2021年12月11日

【お見合い結婚体験談 29歳女性】
結婚する相手には、外見よりも内面を見て好きになってほしいとおっしゃる女性がいます。しかし、第一印象で判断される、お見合いでは、「見た目」がとても重要です。

結婚相談所の婚活においては、太っている女性よりも痩せている方が活動を有利に進められます。男性が求める条件から大きく外れている場合、お見合いを申し込んでも断られてしまうケースが多いのです。

ダイエットが必要な女性

今回は、お見合いが成立しない、太っている29歳の女性に、1年間の婚活ダイエットを提案。計画を実践して痩せることで結婚ができた、その努力の過程と婚活ダイエットの方法を紹介します。

埼玉県さいたま市浦和区の結婚相談所 株式会社KMAのお見合い結婚体験談「備忘録ブログ」です。

《相談者》
【田中亜里沙=たなか ありさ(仮名) 長女・大卒29歳・初婚・会社員・さいたま市在住・158cm・73kg・父60歳・高卒・母58歳・高卒・兄33歳・大卒・既婚】

《妻は仲人名人》
昭和から平成の時代にわたり、“仲人おばさん”としての経験を備忘録としてノートに書き留めていました。今は息子の嫁が仲人を継いでいますが、少し時間ができましたので、時代はとびとびになりますが、創業者が当時を思い出すままブログに書きます。

仲人名人新聞記事

街コンで出会った男性との過去の恋愛を聞く

今から15~16年前のことですが、 堂々たる姿の「おデブ体型」でウエストのくびれが確認できない、手首や足首がパンパンに膨れた女性が、母親と一緒に結婚相談所を訪ねてきました。

私は、仕事柄から遠慮はしない。「肉付きがよろしくていらっしゃる」と言った。入会面談の時から相談者とは「戦友」と考えるから、気が置けない間柄になることを心掛けている。

「そうなんですよ。いつも何かを食べながら、テレビを見たり、本を読んだりして過ごすものですから、こんなに太っちゃって」という母親は、ほっそりした体型で美しく歳を重ねている。

私は、そんなライフスタイルで「この子は大丈夫?」と思った。それを聞いている本人はというとニコニコしている。ただ、顔立ちは母親に似ている。ところが母親からこの女性の過去の恋愛経験を聞くことになる。

例によって私は「入会時に提出してもらう証明書類」の説明をした。会員登録する際には、独身証明書や住民票、収入証明書などの提出が必須であることをかいつまんで話した。

すると娘さんのほうが目を輝かせた。「これなら安心・安全ですね!」と彼女は叫ぶように言った。

それを見て母親が言った。「この子は1年ほど前、妻帯者と結婚しそうになったんですよ」

私は「えっ」という顔になった。結婚相談所の仲人カウンセラーは、何を聞いても驚きはしない。これまでどれだけ変わった体験をした相談者を見てきたことか。しかし、普通には驚く顔をすることにしている。

母親は続けた。「この子ったら妻子ある男性と付き合って結婚まで考えたことがあったんです。“お母さん、付き合っている男性がいるから会って”いうものですから、主人ともども喜んで“連れてきなさい”って言ってたんですよ。そしたらひと月待ってもいっこうに連れて来ないので問いただしたら“ダメになったの”っていうんですよ」

「だって出会った時に独身っていうから付き合ったのよ」

男女の出会いは一瞬で一生の繋がりが決まる

街コンで会話する女性

田中亜里沙さん(仮名)は、思い出し泣きするように急に涙を溜めたで。聞けば、地域の飲食店などが主催する「街コン」に参加して知り合ったという。

そのころは飲食店街が「地域活性化」として行っているイベントのような感じで、話題性優先で開催していた感がある。それを全国紙新聞社の地方版なんかで珍しがるように掲載していた。

以前、商店街の店主さんが主催する「街コン」に参加した男性が、籍が入っている女性と出会って悩みぬいたあげく泣く泣く別れて私どもの結婚相談所に入会した人がいた。そういうイベントに参加して傷ついたり、泣かされたりする人がけっこう多い。

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それは主催者の想像性の欠如ということもあるが、自分たちの功名心が勝ちすぎて人の出会いの大切さを忘れている。特に男と女の出会いは一瞬で一生が決まることもある、という貴重さをわかっていないと言って過言ではない。

共通の知人を通じての少人数の「合コン」なら、参加者は独身であるという確信のもとに開催できるが、商店街などの主催となると善意で実施されることが多く、身分証の提出は仮にあっても種類が限られる。

私ども結婚相談所でいう安心・安全というのは、

  • 独身証明書:独身である確認(結婚の最低条件である)
  • 住民票:身上書記載情報の確認(プロフィール情報に嘘があってはならない)
  • 写真付身分証明書:本人確認のため(本人なりすまし防止の対策)
  • 卒業証明書:最終学歴の確認(学歴詐称があってはならない)
  • 収入証明書:男性の収入を確認(高額である必要はないが納得して出会うことが大事である)
  • 国家資格証明書:士師業の資格を確認(エリート職業の身分詐称が話題になることがある)

他人同士の縁を結びつける結婚相談所としては、これを証明できる書類の提出は不可欠と言っていい。これらの書類の提出をなくして出会いは勧められない。

期せずして、彼女が「これなら安心・安全ですね!」って叫んだのは、彼女が身をもってつらい体験をしたから言えることである。

私たちはもとより書類だけ提出させれば「安心・安全」とは思っていない。たしかに社会良識の面では形が整うけれども、それだけで安心・安全か、結婚する資格があるか、を判断するのは、入会後のお見合い、交際をつうじて男女を見守らなければならないと、私たちは思っている。

そうしてそのあとは、本人同士が結婚の確信へとつなげていくしかない。私たちはそのお手伝いをするに過ぎない。

入会後1カ月間婚活お見合いができない女性

田中亜里沙さんは、結婚相談所への入会については少しためらう素振りを見せたが、母親が勧めたので、入会手続きをして帰った。そして3日後には書類を全て整えてきたので、私はカメラで彼女のプロフィール写真を撮って登録を済ませて正式に会員さんとなった。

入会時には、例によって彼女が求める条件の男性を選んでもらった。会員さんが今後活動していくうえで、参考としてどのようなタイプを好むかを知りたいからである。

彼女は細身の男性ばかりを選んでいる。彼女の体重を超える男性は少なかった。総じて男性は太っている女性を選ぶことが少ない。プロフィールが掲載されて1カ月になるが、男性からの申し込みはもちろん、彼女からのお申し込みにも返事がない。つまりお見合いができないでいた。

少しずつお見合いができるようになったのは2カ月たってからであった。それも月に1回くらいである。大卒なので女性の場合、条件の範囲が限られることは確かである。高卒を選んでも敬遠されるし、逆に高卒の男性が申し込んできても、こちらが積極的になれないようだ。

入会後、半年が経過してお見合いが成立したのは、3~4名といったところであった。そこで私は彼女を呼んで作戦会議を提案した。

婚活を成功させるためのダイエット1年計画

体重を1年かけて減らす、今でいうダイエットアプリ的なアドバイスをする減量作戦である。私は過去何人もの女性会員さんにダイエット方法を提案してきた。

ミーティングの前に、なぜ、亜里沙さんのお見合いの回数が少ないかを話した。本来、男性と女性は学歴や収入、身長、体重に関係なく結ばれるものである。しかし、お見合いのシステムは残念ながら結婚相手に求める条件が先に出てくる。

そのように、お見合いは“条件で選ばれる”という観点で、まず彼女が大卒ということで、高卒や短大卒の女性よりどうしても少なくなる。

ついでに言うと、男女とも一人っ子が敬遠されがちである。もっと昔は長男が敬遠された時代があった。いまは少子化でそんなこと言っていたら出会いがなくなるので、それはなくなった。

次は容姿(見た目)である。彼女は美形ではあるが、課題は体重である。申告では73kgとあるが実際はその2~3kg上と思われる。男性に、お見合い相手を選べと言えば、多くの人は太っている女性は選ばない。

彼女は今回、婚活においては太っている女性よりも痩せている方が有利だということが、結婚相談所で活動してみて痛感したようだ。そしてダイエットの提案を全面的に受け入れることに同意した。

彼女の食生活は?1日の食事メニューを聞く

私はまず彼女の食生活について聞いてみた。聞いたとおり書いてみる。

【1日の食事メニュー】(2,626kcal)

はちみつバタートースト

朝食:(641kcal)毎朝トースト8枚切り2枚(バター、はちみつ塗布)・429kcal 、目玉焼き1個・84kcal、ウインナーソーセージ2本・128kcal

昼食:(644kcal)ある日のお弁当 ごはん180g・281kcal、トリ唐揚げ4個・252kcal、甘塩鮭1/2人前・78kcal、レタス1枚とブロッコリー1/2人前+ドレッシング・33kcal)

夕食:(977kcal)ある日の晩ごはん(ごはん180g・281kcal、ステーキ150g・625kcal、ミックスサラダ+ドレッシング・71kcal)

間食:ポッキー(1袋・364kcal)

置き換えダイエット朝食を抜いてスムージー

これを聞いて彼女の体重増がうなずけた。そこで私の提案は、

毎朝同じ時間に体重計に乗る。これにより食生活に対する意識付けになる。

間食をできるだけ我慢する。一日あたりにとってよい間食量の目安は200kcal。

朝食を抜く。理由は、食パンにバターやはちみつを塗り、おかずが定番の「加工肉」で脂っこくて高カロリー、「太りやすい食べ方」になる。

その代わり朝食をスムージーに置き換えて飲む。もう一つの効果は、一食の食事を抜くことで消化器系の内臓をかなり休めることができ、逆に内臓を活性化することになるはずである。

そのスムージーの中身であるが、バナナ・トマト・リンゴ(各1/4)・キウイ(1/2)・小松菜2株に水を加え、ジューサーにかけてマグカップ1杯(約100kcal)を毎朝飲む。

昼食は今のままでよろしい。1日のうちで1食は好きなものをおなか一杯食べたほうがよい。

晩ごはんは鍋料理を毎晩食べる。これは“薬”だと思って続けてほしい。材料は鶏肉・豚肉のどちらか。豆腐・しらたき・野菜(白菜・長ネギ)・キノコ(シイタケ、しめじ、エノキ)など。

タレはポン酢オンリーが望ましいが、飽きて来たら続かないので、市販の「鍋つゆ」をとっかえひっかえ使ったほうが飽きなくてよろしい。鍋の良いところは、肉のあぶらを表面に浮かせて体内に丸ごと入れないことにある。

あと気をつけるのは「鍋の締め」と称して、ごはんや麺類を入れて、たらふく食べることは慎んだほうがよろしい。もったいないと思っても、できればタレは捨てるか冷蔵庫で冷やしておいて、翌日のタレと合わせるかしたらよい。

これなら、158cm、標準体重の54.9kgを目指す、会社勤めの女性が1日に摂取できるカロリー、1647~1921kcal以内の献立になるだろう。

ダイエット決意表明1年間本気で頑張ります

そうして時期の目標を定めた。最初の3カ月で8kg減、あとは3カ月単位で6kg、3kg、3kgと実行できれば一年で20kg落とせることになる。

これは実は私も試した減量の方法で、最初は朝ご飯を抜くことで3カ月間に6~8kg痩せた。2ケタ台の減量はここからが問題である。ご飯の量をそれまでどおりだとせいぜい8kg減止まり。その後は昼食・夕食の全体の量を意識的に減らして行けば、1年間で20kgの減量に成功する。

彼女は、私の話を聞きながら熱心にノートに写した。彼女のために考えたダイエットプランの提案に対して、全面的に賛意を示して、右手を高く掲げて、「この提案のすべてを受け入れ、実行することを誓います」と大げさでなく、その強い決意をやや堅い表情で宣誓した。

こうして、田中亜里沙さんはダイエット決意表明をする。

その後も、お見合いの申し込みを行ってはいたが、なかなか成立しないまま、彼女の減量作戦は続けられていた。ときどき、「先生、おなか減ったよ~」と彼女は勤務中電話をくれていた。

徐々に体重が減っていることは報告を受けていたが、ダイエット決意表明した日から3カ月たったころ、彼女から電話が入った。

「先生、10kg減の成功です。今朝68kgになりました!」

あれ!63kgでは?と思ったが、入会の時の見栄で彼女がサバを読んでいたのはうすうすわかっていたので、「よかったねえ、あとひと踏ん張りですね、その調子よ!」と私も声に力が入った。

「私、もうあと20kg痩せたい。これ以上どうしたらいいですか…」

私は返事に困った。あと10kg減は目標ではあるし、それに向けてのアドバイスはしてはいけると思うが、その先は私の経験則を超えているのである。

「まあ取りあえずあと10kgをクリアしましょう。それから先は専門の先生にご相談しましょうね」と言うしかない。

158cmの彼女であるから、人並み以上になるにはあと20kg減としたいところである。それは1年で30kg落とすことになる。それは不可能に近い。彼女には欲が出てきたのである。その意気やよしではある。

ただそれによって不健康になっては困るし、急速な体重減は望ましくない。この3カ月で10kg減も急すぎるかもしれないと思ったくらいである。

ダイエット効果で女磨き成功見た目が変わる

洋服選びに困る女性

その後、亜里沙さんのダイエット計画についてのアドバイスは、電話連絡で事足りたが、その電話で、「先生、ずいぶん痩せてきたので、これまでのお洋服ほとんど着られません。減量ってお金かかりますね」と言って笑った。

そのうち、「アスレチッククラブに通い始めました。インストラクターの先生に“トレーニングで筋肉をつけながら基礎代謝を上げて減量したほうがいい”って言われて頑張っているところです」という連絡を受けて、私は“そうかもしれない。そうしたほうが良い”と思った。

彼女はときどき来社しては顔を見せに来たが、その都度徐々にお母様に似てきて美しさを増していた。ある日彼女はいみじくも言った。

「女の体重が、こんなにも見た目の印象を変えるなんて、言われてはいましたが、現実に自分の身になってみますと“本当なんだなあ”って思います。

その後、お見合いが成立する数が増えてきていたが、交際には至らず推移していった。そうしてあの“ダイエット宣言”から10カ月になろうとした頃、彼女から連絡が入り、「先生、今朝58kgになりました。ありがとうございます」声がはずんでいた。

「身体は大丈夫ですか?」と私はとっさにその言葉が出た。

彼女は言う。「先生が授けてくださったお食事のメニュー、我が家の食卓メニューになりました」

我が家と言っても彼女のご両親だけだが、皆さんそうなったということである。

「父も母も“なんだか贅肉が取れた”と言って喜んでいます。私もせめてあと8kgと思っているのですが、でも今、私が一番先生に感謝しているんですよ!」

「ありがとう」と私は言ったが、嬉しい言葉であると思った。

まとめ|男性が会いたいと思わせる姿に変身

その翌日、田中亜里沙さんは洋服を新調したということで、それを見せがてら相談所に来た。彼女は面談室のソファーの前で、一流のファッションモデルのようにくるりと回ってみせた。

実に美しい蝶のようで、まぶしいかぎりであった。思わず自分にそんな輝かしい出来事はなかったとため息をついた。

これは仲人のカウンセリングにはないコーチングの基本を応用して、彼女に実行してもらっただけではあったが、仲人としての矜持を高めるのに十分であった。

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私がダイエットに成功した彼女のプロフィール写真を改めて取り直したのは当然のことである。プロフィール体重を修正し、その写真を載せて再掲載すると、彼女が申し込む間もなく、お見合いの申し込みが殺到したのである。

その中から彼女が一人選んだのは、【35歳、東大卒、国家公務員、175cm、88kg、東京・港区在住】の男性である。私はおかしかった。

電話で、「またずいぶん膨らんだ方を選びましたね」と言ったら、「私、この方とお見合いが決まったら、また目標が出来そうで、お会いするのが楽しみ」というのである。

彼女が私の交際管理に素直に応じてくれたおかげで、交際が始まって3カ月のスピード婚となった。

(この項了)

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