20代カップルの成婚体験談|LINEトラブルから学ぶ婚活成功の秘訣

20代で婚活を始める方の中には、「まだ若いから自然に結婚できるはず」と思う方も少なくありません。ですが、実際には早い段階で感情が盛り上がりやすく、慎重さを欠くことで思わぬ壁にぶつかるケースもあります。

本記事では、LINEのやり取りが原因で破局寸前に陥りながらも、結婚相談所の伴走と話し合いによって入会から5カ月で成婚退会を果たした同い年カップルの実話をご紹介します。20代で婚活を考えている方に、ぜひ参考にしていただきたい体験談です。

20代カップルが明るい室内でスマホを一緒に見ながら笑顔を交わす様子。LINEトラブルを乗り越え、婚活成功へと進んだ成婚体験談を象徴するサムネイル画像。

20代の婚活は慎重さが成功のカギ

「まだ20代だから大丈夫」
「ご縁があれば自然に結婚できるはず」
そう思われている方は、とても多いと思います。

婚活カウンセラーが語る「20代ならではの落とし穴」

しかし、これまで多くのご縁を見届けてきた私たち婚活カウンセラーは、20代の婚活こそ、慎重に進めなければならないご縁だと感じています。

成婚カップルのプロフィールと出会い

まずは、女性会員様についてお話しします。
とても明るく、社交的で、決断力もある方なのですが、一方で責任感が強く、ついご自身のことを後回しにしてしまうところもありました。

大学卒業後はメーカーに就職され、エンジニアとして6年間勤務。その後、IT部門へ異動され、現在も第一線でご活躍されています。機械系がお好きで、車が大好き。ドライブも趣味という、少し意外性のある魅力をお持ちの女性です。

社会人になってからは一人暮らしをしていて、特にお料理が好きで、中でもパン作りが得意だそうです。ゲームも楽しまれるなど、インドアとアウトドアのバランスがとれた方でした。

30歳目前の同い年カップルの魅力

そんな彼女が結婚相手に求めていたのは、

  • 「優しく、穏やかな方」
  • 「二人で話し合いながら、新しい道を作っていける方」
  • 「ご自身の価値観を押し付けない方」
  • 「お互いの意見を尊重し、反映できる関係を築ける方」

この「話し合える関係」という軸が、後にとても重要な意味を持つことになります。

入会直後からお見合い成立、運命の出会いへ

入会後、すぐに多くのお申込みが入りました。ご本人も数名の方にお申込みをされたところ、想像以上の高確率で承認となり、「こんなに成立すると思っていませんでした…」と驚かれていました。

そう言いながらも、浮かれるタイプではなく、一人ひとりをちゃんと見ようとする姿勢が印象的でした。その中で、5人目にお見合いが成立になった男性が今回の成婚のお相手です。

トントン拍子で日程が決まり、入会から何と10日目にお見合いをすることになりました。たぶん『ご縁』というのは、こういうところから始まっているのでしょうね。

初デートまでのLINEコミュニケーション

お見合い後、お互いに交際希望のお返事が入り、仮交際になったものの、他にもお見合いの予定が入っていたため、初デートまでは少し期間が空きました。

マメなやり取りが距離を縮める

しかし、その間もLINEでのやり取りはとてもマメで、返信も早く、会話もスムーズだったようで、「やり取りが負担にならない」という好印象。

「ストレスがない」返信が婚活成功のポイント

  • 「ストレスがない」
  • 「待たされない」

これは、婚活ではかなり大きなポイントです。

初デートでは、趣味の話題で自然と会話が弾みました。ドライブがお好きという共通点から、男性が好きな車種を話されたのですが、それが、彼女が以前から大好きだったメーカーの車でした。

正直、少しマイナーな車種ではありましたが、その瞬間、彼女の中で、「この人だ!」 という感覚が芽生えたそうです。

いわゆる『ビビッ』という感覚ですね。価値観や感覚がピタッと合う瞬間って、確かにあるのです。

さらに、次のデートまでは、また2週間ほど空きましたが、LINEでマメに連絡を取っていたおかげで、「早く会いたい」「待ち遠しい」そんな気持ちが自然に育っていました。

真剣交際までの道のりと不安

その後、彼女はKMAのサロンに頻繁にお越しになるようになりました。目的は、もちろん「作戦会議」です。
お話を伺うたびに、

  • 「嫌だと感じるところが見当たらない」
  • 「話題を準備しなくても会話が続く」
  • 「一緒にいてとても楽で、居心地が良い」

と、嬉しそうにお話ししてくれました。惚気も多く、毎回2時間を超える「作戦会議」でした。

ただ、ここで一度立ち止まって考える必要があります。「嫌なところがない」という言葉は、実は要注意ワードでもあるのです。時として冷静な判断を鈍らせてしまうこともあるからです。

婚活作戦会議で見えた安心感

お二人とも気持ちが盛り上がっていたので、2回目のデートの後、お相手男性が担当カウンセラーに、「真剣交際を希望している」とお気持ちを伝えたところ、担当カウンセラーに「落ち着きなさい」と止められたとのことでした。

既にそこまで盛り上がっていたことはとても嬉しかったのですが、私も先方カウンセラーと同じ意見でした。そのため、二人の気持ちが下がらないように、『スケジュールと気持ちの確保』を提案してみました。

「彼に『来月中に真剣交際に進めるよう、話し合おう!』と伝えてみたら?」とアドバイスしたのですが、実際には、彼女ご自身も彼と同じ気持ちで、新規のお見合いも組めるし、複数交際もできる仮交際期間が不安だとのこと。

「彼を信じているけど、彼の隣に他の女性がいるのを想像したくない」と、仮交際期間を続けることに強い不安を感じていました。

「3カ月以内」と期限を決めた真剣交際

そこで、先方のカウンセラーとも相談し、真剣交際は3カ月以内と期限を決めて進めるという形で合意し、真剣交際に入ることになりました。

これで精神的に安心して交際を進めることができるようになったのですが、「間延び」しないように注意が必要です。そして「話し合うべきこと」を明確にして、ひとつひとつクリアしていくことで、勢いだけで進まないようにできると思いました。

LINEが原因で起きた誤解とすれ違い

真剣交際に入ってからも、将来のことや条件の擦り合わせなど、概ね順調に進んでいました。しかし、親御様へのご挨拶や、両家顔合わせの打ち合わせに入った頃、彼女から拗れたという相談の連絡が入りました。

「価値観が合わない気がします」「話が通じていないように感じます」

驚いて詳しくお話を伺うと、このようなとても大切な内容を、すべてLINEでやり取りしていたのです。トーク画面を見させていただきましたが、絵文字やスタンプのない、文字だけのやり取りでした。

文字だけのコミュニケーションの危うさ

「なぜ、こんなに大切な話を、直接会って話し合わないのですか!?」

彼からのメッセージの一部を拝見した時、同じ文章でも、私の受け取り方と彼女の受け取り方が異なっていました。

「彼はそういうつもりじゃないと思うけど…」とか、「彼に正しく伝わってないね…」というところが多々ありました。

これが積み重なると、小さな誤解が大きな溝になってしまいます。対面での会話と、文字だけのやり取りは、まったく別物です。同じ言葉でも、表情や声のトーンがなければ、ニュアンスは正確に伝わりません。

文字だけのやり取りでは、相手の意図やニュアンスが正しく伝わらず、誤解を招いてしまうことがあります。婚活の現場でも同様のケースは少なくありません。

詳しくは LINEのニュアンスが伝わらない事例とコミュニケーションのコツ をご覧いただくと、実際の事例と改善のヒントを学べます。

会って話すことで誤解が解消

「どちらが悪い」ということではないけど「どちらも悪い」とアドバイスして、きちんとお会いして話し合うよう、送り出しました。

後日、彼女からご連絡があり、「直接会って話したら、ほとんどが勘違いでした。きちんと仲直りできました。今後は大切な話は、電話か直接会って話すことにします」

さらに、「コロナ禍での習慣が続き、仕事でもチャット中心だったため、無意識にLINEで済ませてしまっていました」と、ご自身で原因に気づいてくださいました。

ご入会から5カ月で、成婚退会へ

結果として、ご入会から5カ月で成婚退会となりました。

20代カップルの成婚退会手続き風景。ハートで顔を隠しながらも、笑顔でピースサインをする幸せそうなツーショット写真。

誠実で穏やかな男性との出会いと安心感

成婚退会のお手続きの際、お相手の男性にもお会いしましたが、お話に伺っていた以上に、誠実で穏やかな方でした。人当たりが良く、彼女への気遣いも自然で、とても安心感のある男性です。

20代カップルの成婚から学べること

お二人ともまだ若いので感情が優先してしまうこともあると思いますが、どちらか一方が我慢し続ける関係では、長くは続きません。

「相手は何を伝えようとしているのか」そう一度立ち止まって考えるようにしたら、誤解は大きく減ります。お相手を理解できて二人で成長していける関係こそが、結婚にふさわしい関係です。

感情に流されない関係づくりと結婚相談所の役割

結婚相談所は、誰かに管理される場所ではありません。一人で抱え込まず、遠回りをしなくて済む場所です。

今回のお二人も、婚活カウンセラーの伴走があったからこそ、ご自身たちで気づき、話し合い、前に進むことができました。

お二人なら大丈夫です。どうか、末永くお幸せに。

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今回の成婚体験談でも「LINEのやり取り」が大きなポイントとなりました。婚活中のLINEは、誤解やすれ違いを生みやすい一方で、関係を深める大切なツールでもあります。もっと具体的な事例やコツを知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

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このコラムを書いた人

埼玉県さいたま市の結婚相談所KMA・株式会社KMA婚活カウンセラー 清水小百里

メッセージ

埼玉県さいたま市に根差した結婚相談所・婚活サポートを提供する株式会社KMAの取締役であり、JLCA認定婚活カウンセラーの清水小百里は、1971年生まれの地元出身者として、地域社会に貢献しています。結婚を真剣に考える男女に対し、婚活を通じて幸せな結婚生活を実現するためのサポートを行っており、その専門知識と経験は、多くの成婚エピソードに反映されています。
また、「結婚したければ選ばれる男になりなさい」という婚活本の著者でもあり、ダイバーシティ研修認定講師としても活動しており、多様な価値観を尊重する社会の実現に貢献しています。KMAの理念に基づき、すべての方が自分の魅力に気づき、自信を持って幸せになれるよう、縁の下の力持ちとして支援を続けています。


資格

  • 「内閣総理大臣認証NPOコミュニケーション能力開発機構」認定『心理カウンセリング1級』『コーチング1級』資格
  • 「一般社団法人 日本仲人婚活支援協会」仲人婚活エキスパート資格
  • 「一般社団法人 日本LGBTサポート協会」ダイバーシティ研修認定講師資格
  • 「特定非営利活動法人日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)」結婚相談所マル適マークCMS 取得
  • 「JLCA認定婚活カウンセラー」 取得
  • 埼玉中小企業家同友会主催 経営指針づくりセミナー修了

所属連盟・協会

  • 株式会社IBJ
  • 株式会社BIU
  • 日本仲人連盟(NNR)
  • 一般社団法人 日本仲人婚活支援協会
  • 一般社団法人 結婚相談業サポート協会(MCSA)
  • 特定非営利活動法人 日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)
  • SAITAMA出会いサポートセンター運営協議会
  • 一般社団法人日本LGBTサポート協会

出版・著書情報

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埼玉県さいたま市の結婚相談所KMAで活動する、JLCA認定婚活カウンセラーの清水小百里です。
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