お見合い成功例！会える可能性のある相手を選ぶ 婚活体験記30代

結婚相談所レポート 婚活体験記32歳男性

【あらすじ】
入会手続きの後で、仲人カウンセラーから“お見合い成立率”を高める、お相手女性選び方のレクチャーを受けてから、お見合い申し込みをした。

お見合いが成立したら、結婚相談所に希望日をLINE連絡。お見合い日程調整や場所の決定は仲人カウンセラーがスムーズにセッティングをしてくれるようだ。

1979年の創業より、“成婚にこだわった”婚活サービスを続けている、結婚相談所KMAがレポートする「婚活体験記ブログ」です。

《第2回》

《婚活体験を綴る男性のプロフィール》
【矢橋達也（仮名）32歳・高卒・会社員・169cm・65kg・さいたま市在住・両親同居・妹1名】

入会した結婚相談所の仲人 カウンセラーに婚活体験記を書けと言われ、学校も職場も機械いじりばかりで、作文は書いたことがないが、この際経験してみようと思い承諾した。先はどうなるかわからない。

成婚できるかどうかは、「お見合いに成功して、交際してみないとわからない」

僕は仲人カウンセラーの言っていることに「そうだ、そうだ」と思った。お見合いができるかどうかも、申し込みしてみないとわからない、ということなんだし。

入会手続きの時、仲人カウンセラーが、「あなたがどういう女性を申し込むのか知りたいので、20名ほど選んでください」とパソコンでお見合いシステムにアクセスしてくれたので、お相手希望条件を入力して女性を選んだ。

それを見て彼女が質問した。

「この人、150cm、65kgですけれど、こういう女性がいいんですか？」

「顔で選んだかな？」

「そうね、もう一人のこの方はK大卒って書いてあるわね。たしかに可愛いんだけれど、お相手探しの注意点、学歴があなたより高い女性を選んでも、お見合い成立率はすごく低くなりますから、会ってくれる可能性が高い人を選ぶのがポイントよ」

なるほどそうだ。

「それと可愛い系は、やはり男性のライバルが多いと思いますから、お見合いできる可能性という点では低くなりますね」

すごくもっともなことであった。仲人カウンセラーは、結局僕の選んだお相手の中で、学歴の高い大卒の女性を除外して都合15名に絞ってお見合い申し込みをしてくれたようである。

入会の登録をして7日間すぎたころ、「お見合いシステム見ましたか？矢橋さんが申し込みした女性から“承諾”の返事が来ましたよ」

お見合い申し込みの“成功例”を僕は見ていなかった。

翌週の日曜日は、熊谷駅ビルの喫茶店にいた。山下さん（仮名）という人とお見合いをすることになって、その高卒後専門卒の同じ歳の女性を待っていた。

午後2時ということだがなかなか来ない。10分過ぎにうちの結婚相談所の仲人カウンセラーからのマナーモードにしていた携帯電話が鳴った。

「お待たせしていますが、“あと10分ほど待ってください”とあちらの仲人さんから連絡が入りました。お相手の女性、待ってあげてね」ということであった。

なんでも車で来たけれど駐車場がなくて待っているということであった。僕は店の奥まった席に座っていた。けっこう座席が埋まっていたが、僕の所からは、入ってくるお客さんが見える位置であった。

入り口付近で、駆けてきてきょろきょろし始めた女性が見えたので、僕は右手を高く上げた。思い直すとこういう所作は、まるでお互い周知の間柄のようで苦笑した。

「ごめんなさい、山下です」と言って、彼女はほがらかな笑顔で会話を始めた。

「私ってよくわかりましたね。ヤハシさんですよね」

彼女は、席につき、すっかり落ち着いてからそう言った。それも可笑しいと、僕は思ったが、こちらも相手の名前を確認しないでいたのに気づいたので、何か可笑しくなった。

「矢橋達也です。よろしくお願いします」

彼女は「コーヒーおねがいします」と立っているフロアスタッフに言ってから、「こちらこそお願いいたします」と 僕を見た。

初めてのこととはいえ、僕は何かまぶしくて、山下さんという女性が目の前にいるのが信じられないという思いにかられた。

「わたし、お見合い初めてなんです」

「あっ、僕もなんです」と、自分でもすっかりあがってしまっているのが分かった。

僕が珍しそうに見つめているせいか、彼女は恥ずかしそうに目を伏せた。ブルーのアイラインが美しい印象だった。