お見合いなのに彼女はドライブを誘った‥僕の婚活体験記

定例の研修会などを開催し、全国結婚情報サービス協会の組織運営をしている、埼玉県さいたま市浦和の結婚相談所 株式会社KMAです。

 

【矢橋達也(仮名)32歳・高卒・会社員・169cm・65kg・さいたま市在住・両親同居・妹1名】

 

4回

入会した結婚相談所の仲人カウンセラーに婚活体験記を書けと言われ、学校も職場も機械いじりばかりで、作文は書いたことがないが、この際経験してみようと思い承諾した。先はどうなるかわからない。

 

《彼女は実にきれいで清潔感がある…》

 

お見合い相手の山下さん(下の名前は結婚相談所が教えてくれない)という女性は、【32歳・高卒後専門学校卒・会社員(行政書士事務所勤務)153cm・55kg・熊谷市在住・両親同居・弟1名】

 

渡辺直美似の山下そのさんはドライブに行きたいという。

 

お見合い相手とドライブ

 

ところで、彼女の経歴には、153cm、55kgとあるが、身長はともかく体重は明らかに虚偽申告ではないだろうか。結婚相談所には身長計も体重計もないから、入会者本人の申告による。僕の妹の倍はあるかもしれない、と思った。

 

おそらく本当のところ10kg以上あると思われる。してみると僕と同じくらいだ。 しかし、だからといって僕は彼女を好かないということではないのだ。

 

なんといっても彼女には清潔感がある。変な話だが、大きいロを開けて笑ったときのロの中もきれいだし、頭の後ろで髪の毛を二つに束ねていて、可愛いと思う。そして妹にはない明るさがある。

 

そして体重の割には身が軽いのだ。駐車場の軽自動車に乗るまでの動作がいかにも敏捷(びんしょう)なのである。

 

「矢橋さん、どこか行きたいところはありますか?」

 

車に乗ってから山下そのさんは言った。

 

「いえ、ありません」

 

もとよりさいたま市から電車で来ているし、熊谷あたりの土地にも不案内だし、ドライブの予定も立てていなかったので、当然である。しいて言えば途中の行田市の「さきたま古墳群」に少し興味を持っていた。それは言わない。

 

《実は弟がプータローです、自閉症だったんです》

 

「それでは埼玉県を脱出しましょうか…」

 

「脱出ですか?」

 

「といってもそこの利根川を渡るとほぼ群馬県です。太田市です。さらに行くと足利市で栃木県です」

 

「なるほど三県にまたがっているんですね」

 

ドライブが好きというだけあって、運転がうまい。安心して助手席に座っていられる。うますぎて眠くなるほどである。そういうと、

 

「眠っていてください、適当なところで止めますから」

 

「いやいや眠りませんよ」

 

「私の車に乗ると、友だちなんかそう言うんですよ、ほんとうに」

 

「そうでしょうね」

 

やがて利根川を渡る大きな橋になる。ここの川幅が比較的広く、水流も早い。実にのどかに感じられる。釣竿を操作している人たちが両岸にいる。何が釣れるんだろう、思った。

 

「もう私の住まいは通り過ぎました。妻沼(めぬま)っていうんです」

 

「ああ妻に沼って書いて妻沼ですね」

 

「そうです、そこから熊谷駅前の事務所に通っているんです」

 

と言ってから、「ここからすぐ太田市になります」と言いながら、道をそれて広場に入って車を止めた。ハンドルを両手に抱えたまま真っすぐ前を見た。そしておもむろに言った。「私、悩みがあるんです」横顔がなにかすごく真剣である。

 

「じつは弟がプータローなんです。小さいころ自閉症だったんです、最初っから言っておきたいと思いまして。それが気になってしようがないのです」

 

僕は驚いた。いま言うことだろうか。「そうか、そのさんは、正直なんだ?」と僕は思った。

 

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