お見合いに現れた女性は同級生の妹だった!婚活体験談40代

【アラフォー婚活体験記あらすじ】

パレスホテル大宮のカフェラウンジで始まったお見合い。女性から突然、「大学では何を学んだのか?」就活の面接で聞かれるような質問を受けた。

 

「哲学です」と答えると、彼女の兄も大学で哲学を学んでいたと言う。文学部で哲学科のある大学は珍しいので、自分の卒業した大学名を伝えると、彼女の兄も同じ大学だと言う。彼女は同級生の妹だった。

 

1979年の創業より、埼玉県さいたま市で“成婚にこだわった”婚活サービスを続けている、株式会社KMA結婚相談所体験談ブログです。

 

前号・第4回の記事≫≫ おお見合いでフルネームの交換はしていいの?婚活体験談40代男性 の続き

 

目 次
  1. お見合い突然の質問でびっくりする事実が
  2. お見合い相手の女性が同級生の妹とわかる
  3. お見合い後返事をどうするか頭を巡らせる

 

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結婚相談所の仲人カウンセラーさんに婚活体験記を書いてみたら?と言われ、引き受けてしまったが、作文は正直得意でない。でも貴重な体験になるし、それを記録として残すことに意義があると思ったので引き受けた。

 

【石田修(仮名)43歳・大卒・会社員・168cm67kg・埼玉県草加市在住】

 

お見合い突然の質問でびっくりする事実が

 

パレスホテル大宮のフロントロビーで、お見合い初対面の挨拶をして、奥まったカフェラウンジで向かい合って座った二人であった。

 

結婚相談所のルールで、出会う前はお互いフルネームは知らせない、というのが決まりのようであった。

 

でもお相手の彼女は教えてくれた。してみると、下の名前がわかるということがとても貴重に思えた。

 

大げさだが、人格そのものをあらわしているような気がした。

 

彼女はこだわらない調子で「奥田幸といいます」と、いともあっさりと言ったことで、僕はなんだか彼女が、僕に気を許してくれているという気分になった。

 

大学で哲学を学ぶ

 

「石田さん、大学では何を学ばれたんですか?」

 

と、突然奥田さんの質問。僕はすぐ、

 

「哲学です」

 

と答えた。

 

「そして今は機器メーカーの営業をやっています」とは言わなかった。いまとおなじような場面で、一度取引先の窓口の女性からくすっと笑われたことがあった。

 

「哲学と営業」との関連性が奇異に思えたのかもしれなかった。

 

で奥田さんは、

 

「兄も大学で哲学をやりました」

 

僕は少し驚いて見せた。あり得る話ではあるが、この際、意外な言葉だった。

 

「文学部の哲学科がある大学は少ないと兄は言ってました」

 

「そうですね、僕はT大ですが」

 

東大ではない。

 

お見合い相手の女性が同級生の妹とわかる

 

「T大は兄もおなじです」

 

僕は頭を巡らせた。奥田、奥田…?

 

「奥田擢(かい)君っていうのと西洋哲学で一緒だったけれど‥」

 

「兄です!」

 

奥田さんは語調を強めて、目を輝かせた。僕もびっくりしてしばらく言葉が見つからなかった。

 

奥田擢とは卒業以来会っていないが、社会に出てから思い出すことがあった。

 

彼は、3年前に初めて開いた同窓会には来ていなかったが、誰かが噂したのを覚えている。いかにも秀才という風情があった。

 

同窓会での奥田君の話題は、哲学をやるために生まれてきたような人物ということであった。その時も僕は「そうかもしれない」と思った。

 

東大からきている教授にまるで対等と言っていいくらい質疑応答をしている風景を思い出す。教授も一目置いていたふうがある。

 

入学してから4年間、親しく付き合ってはいなかったが、常に近くにいた。入学してすぐ彼と机を並べて講義を受けたことがある。休憩時開に並んだまま彼が言ったことを思い出す。

 

「僕はいっさい受験勉強をしたことないんだよ。流れ流れてこの大学へ来たのさ」

 

普通に聞いたらキザだと思うが、僕は彼の説得力のある、といか、老成したような風情を信じたのだった。

 

T大の受験日は、他大学の合否が全てと言っていいくらい終わってからのことだった。

 

「流れ流れて」という表現は、どうもそれを言っていると思った。

 

「びっくりだなあ。お兄さんお元気?」

 

「ええ、元気です。兄が石田さんと同級生だったなんて‥こんな奇跡みたいなことってあるんですね?」

 

お見合い後返事をどうするか頭を巡らせる

 

僕は「結婚することになれば、あの伝説的な同級生と兄弟になるのか」そのことで頭の中がいっぱいになった。

 

そして奥田幸さんの一重まぶたで利発そうな顔に、耳で揺れているピアスが可愛くて、実の妹に思えてきて「これはどういう感情なのだ」と、自分の気持ちを持て余してしまっていた。

 

そうして、彼女はたぶん僕と同じ思いで、これから起こり得る事柄について頭を巡らせているに違いなかった。

 

次号・第6回の記事≫≫ お見合い避けたい話題だが…彼女の兄の話が続く婚活体験談40代 につづく

 

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