趣味をきっかけにお見合いの話題が盛り上がる!私の婚活体験談
お見合いが不慣れな会員様には、落ち着いた感じの喫茶室の予約席を用意しての待ち合わせを仲人カウンセラーがセッティングをします。
1979年の創業より、埼玉(浦和・大宮)を中心に婚活支援サービスを事業展開してきた結婚相談所 株式会社KMAです。
前号・第4回の記事≫≫ お見合いのお茶代って普通は男性が払うでしょ?私の婚活体験談 の続き
第5回
「婚活体験談」を書いて、と担任の仲人カウンセラーさんに言われた時は少しためらいましたが、ちょうど会社もやめたばかりで、何もすることもないので引き受けました。
【鈴木ゆう子(仮名)31歳女性、短大卒、元会社員、埼玉・さいたま市在住、157cm、47kg】
クラシック音楽が趣味の男性とお見合い
今日のお見合いはKMAの相談室でなく、大宮駅前のデパート内の喫茶室でした。仲人カウンセラーが席を予約しておいてくれたので、私はその席に座って待っていればよかったのです。
私からの視界から入り口付近が見えていましたが、そこへ自動ドアが一度開いたのが見えましたが、誰も入ってこなかったので「う!」と思ったらすぐ大きな影が入ってきました。少し逆光気味です。
大きくてがっちりした感じの男性ですから、初対面でしたが印象通り、直感でお相手だとわかりました。ウェイトレスさんが私を指さしたのがわかりましたので、目を伏せました。
お相手の男性は、大卒の身長175cnの30歳、音楽鑑賞と共に、ラグビーが趣味と書いてあったのでスポーツマンタイプなんだろうなあ、などと思っていました。
彼は近づいてきて通路から、大きな体を少し背を丸めるようにして「どうも…」といったような気がしましたので、私も通路に出ていました。
ひと呼吸おいてから、彼は私の真っ正面に立って、黙って手を差しのべてきました。心なしか彼の手がふるえています。
私の手もふるえたように思いました。握手をするとそれはおさまりました。握手が済んでも手指がくっついてしまっていました。
「最初から握手などする?」と思いましたが、不思議に私は彼の握手にこたえながら、この人と一緒になるのかも知れない、などと思ってしまいました。
彼の会話は、しゃべり方もボソボソしていて(つまり恋愛に慣れていないのだと思いますが)不器用そうなのですが、終始目を輝かせて私を見つめてくれて、私はもうずっとドキドキと、胸がときめく思いを持続させていました。
「最近、バッハを聴くことが多くなりました」と彼。
「バッハ?」話題が唐突だったので、私は思わず聞き返しました。
「おかしいですか?」
「いえ、とんでもありません!」と言って「おかしくありません」という代わりに「私もバッハは聴きます」と私。
何年前に聴いたっけ?と思いました。
「もう、実は、2年ほど前から…、」と彼はボソボソと話し始めます。私は思わず耳を傾けます。
「クラシック音楽を聴きながら眠るクセがついてしまって…」
「つまり、子守歌がわりなんですね」
「異常じゃないんですかね」
「異常だとは思いませんけれど」
「けれど?」
「いいえ、それだけ昼間お仕事を一生懸命なさっておられるから、神経を使っておられるわけですから、気を休めるにはクラシック音楽はよろしいんじゃありませんか」
「ヴィヴァルディでもモーツアルトでもなく、バッハが安らぐわけですよね」
と私が質問すると
「バッハは教会のオルガン奏者でしたから、ミサ曲が多いので、そのせいでしようか」
「そうか、そう言えばボクの通った幼稚園は教会が経営するミッションスクールだった。そのせいかなあ。たしかにあの頃は訳もわからず有頂天になったりして、楽しいという思い出しか残っていない」
と彼の癖である、下くちびるを上の歯でかみます。
私たちは2時間も3時間もおしゃべりしました。家族のこと、仕事のこと、友達のことと、汲めども尽きない話題の泉のようでした。
でも住宅街など歩きながら、たまには30分ぐらい、お互い無口になった時もありました。私はそんな時でも、今しがた私たち二人がおしゃべりしたことを思いだしては、自分の脇を歩いている彼のことを思っていました。
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