息子を結婚させたい!母親の夢を叶えた東大卒のハンサムな男性

独り者なので会社にいいように使われ、仕事ばかりしていて女性の影もないという、東大卒、イケメンで高身長の息子を持つ母親が相談に来た。そんな“女性に対して奥手?”な男性の成婚ストーリーを投稿しました。埼玉県さいたま市浦和区の結婚相談所 株式会社KMAのブログです。

 

水田 龍(仮名)結婚相談所 成婚体験談

 

《入会者 プロフィール》

 

【東京大学工学部卒・32歳・会社員・175cm・70kg・さいたま市(旧浦和市)在住・父62歳・大卒・元会社員・母59歳・短大卒・妹29歳2名(双子)大卒・既婚・弟27歳・大卒・未婚・会社員】

 

ブログ目次
 

 

今は息子の嫁にあとを継がせていますが、少し時間ができましたので、備忘録としてのノートを取り出して、私の仲人おばさんとして、人生の集大成のつもりで書きます。時代はとびとびですが、思い出すままブログに書きます。

 

41年前、この世界にのめり込んだきっかけは、25歳の時(すでに結婚していました)私の大学時代の同級生と職場の同僚の男性を結び付けたことが始まりでした。

 

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《仕事が忙しく彼女ができない息子》

 

時代が前後しますが、仲人業を始めて15年くらい経った頃のお話しです。

 

ある日の平日の午後でした。前もって予約していた一人の女性が入室しました。息子さんを結婚させたいと言います。

 

ご子息を持つ母親と面談

 

「ご子息様は結婚相談所へ入ってでも結婚したいとお考えでしょうか」

 

私は質問してみた。結婚相談所が今ほどひらかれた機関でなく、「結婚相談所に入会してまで…」という風潮が強かったころのお話ですから。

 

「息子は私がこうしなさいと言えば、する子です」

 

「こちらへきょうお母様がいらっしゃることをご存じですか?ご子息様」

 

ときどき親が知らないでいるだけで、すでに交際している異性がいたり、「意中の人」がいたりする。

 

「知っていますよ。ご相談にあがるということは息子には言ってあります」

 

と母親は言って、

 

「なんと言いましても息子には女の影もありません、毎日仕事、仕事で、特に独り者は会社にいいように使われています」

 

「いいえね、よく家族にはわからないところでお付き合いをしておられることもございますから」

 

と私。

 

「学生時代はソコソコお付き合いをした女性もいたようですが、結婚までは至らなかったですね。大学ぐるみで、サークルの交流などですね。何とか女子大の女性とかですね」

 

と母親はそこまで言って、思い出すように、

 

「ある女の子などは、息子がうちに連れてきたんですがね、息子が中座したときに“お母様聞いてください、龍さん私が手を触れようとすると、なんか払いのけようとするんです、それってひどくないですか?”なんて、この私に言うんですよ。そんなこともありましたが、もともと慎重派なんですね、奥手と言いますか」

 

と言った。

 

《東大卒と済まなそうな顔で言う》

 

「お母様、男の子はそのくらいがよろしいんじゃありませんか。いいご結婚、できますよ」

 

そのあと最終学歴を聞いた。

 

「大学なんです」

 

「どちらの?」

 

「東大なんです」

 

と済まなさそうにいう。

 

「それは素晴らしい。ご身長もおありでしょうね」

 

母親が比較的高いので想像できた。

 

「背丈?175cmはあるかしらね」

 

「あら素晴らしい。男性は学歴も、身長も高いほうがもてるんです。選択の幅が広いという意味で。ただ東大卒の方は敬遠される傾向はありますが、入会なさったら熱心におやりになるほかありません」

 

「そうなんですか?」

 

少し不満のようであった。私は女性の載っているいわば「良縁ニュース」を見せた。

 

会員情報誌ウエディングニュース

 

「まあこんなにたくさんおられるのですか。まあ聞きしにまさりますね。この方たち全部実在するんですか?あら失礼!」

 

要するにその程度の信用性であった。

 

「六大学や、同志社など出られた女性もたくさんおられますね」

 

笑顔に変わった。

 

「さっそく息子を連れてきます」

 

《三拍子揃う男性!東大・長身・ハンサム》

 

ということで母親は帰っていったが、次の日曜日その息子さんが一人で訪ねてきた。

 

「水田 龍です」

 

と礼儀正しい。

 

「先日は母が大変失礼なことを言ってしまったようで…」

 

なかなか爽やかである。

 

「東大をお出になられたようで、ご家族ご自慢の息子さんですね」

 

「いえいえ、問題は大学を出てからですので。会社へ入りますと、同期はそれぞれ優秀な

ヤツばかりです。一生懸命やらないと…」

 

なかなか謙虚である。

 

「学部はどちらで」

 

「工学部です」

と言ってから、

 

「教養の2年間は理科一類なんです。最初、理学部へ行こうかと迷ったのですが、教授がこれからは現場でガンガンやれる人間が期待されるから、と」

 

「会社は…」

 

と私は、彼が書いてきた「身上書」を見て、

 

「新日鉄ですか、なるほどすごいですね」

 

「入社10年でやっと慣れました。それで母の勧めでここに伺いました。僕は結婚できますか?」

 

真剣なまなざしである。よく見るとハンサム。今でいうイケメンである。三拍子そろっているとはこのことだ、と思った。

 

「できますよ。誰でも結婚はできるんです。問題は常識をこえて選んでしまって、それを譲らない人はむずかしいです」

 

「常識をこえて選ぶとは…」

 

「例えばあなたなら10歳以上若い女性を選ぶとか、ですね」

 

「それはないですね」

 

《結婚相談所の相手選びは条件から》

 

「お見合いは、最初は条件から入ります。条件で選びますから、あちらも常識の範囲で選んできます。ふつうの出会いは条件から入るということではなくて、好きになっていくわけですよね。」

 

「なるほど、そうですよね」

 

「ただ、お見合いは条件で選び、選ばれするのですが、それだからこそ失敗は少ないのです。本人同士の備わっている条件や、お互いの家族の状況などをある程度頭に入れてお会いしますから確実なのです」

 

「なあるほど・・・」

 

「ですから交際3カ月で、好きになって結婚を決めてしまうって、よくあることです」

 

「そういうことでしたら、僕は、最初に会った方と結婚したいと思います、それって可能ですよね」

 

「じゅうぶん可能です」

 

と私。彼は、それからじっくりと選び始めた。そしていろいろ質問した。

 

「この早稲田を出られた女性ですが、お父様は亡くられていますが、何年前ですかね。それと卒業の学科を聞けましたらお願いします」

 

という具合だ。彼が選ぶ大半は私が抱えている会員さんではないので、私は聞ける範囲で、その女性会員の所属の相談室に問い合わせた。けっきょく水田 龍さんは「28歳、159cm、早稲田大学仏文科卒業、お父様を3年ほど前に亡くした女性」1名を選んだ。私は「複数」選ぶことを進めたが、

 

「この方に断られたらまた選びに来ます」

 

と言って帰っていった。

 

2、3日してその女性が所属する相談室から「お見合いしたい」と言ってきた。あちらからは、仲人本人が体調を崩してお見合いなどに付き添えないし、もし交際に入ってもそちらで面倒を見てくれとのことであった。私は了解した。

 

《水田 龍さんのお見合い相手》

 

【平野多恵(仮名)さん・早稲田大学仏文科卒・28歳・会社員・159cm・50kg・川口市在住・父亡・大卒・元会社員・母57歳・大卒・妹26歳・大卒・既婚】

 

さっそく次の日曜日、うちの相談室(自宅)でお見合いとなった。水田さんは少し先に来ていて、からだを固くしてソファーに掛けていた。平野多恵さんがドアを開けて入ってきた。私は玄関へ迎えに出てはいたが、部屋に入ると、まず正式に、というふうに私に向かって、

 

「本日は大変お世話になります。本来なら所属のお仲人さんが立ち会うところ申し訳ありません」

 

と頭を下げた。

 

「あなたがお気をつかわなくていいのですよ」

 

と私。

 

「うちのお仲人さんから出がけに電話が入りまして、今後はこちらにお世話になりなさい、

と言われました。よろしくお願いいたします」

 

「まああなたはお若いのに、そういうご挨拶ができるのですね」

 

「いいえ、これは今朝、母からレクチャーを受けてきたところです」

 

と彼女は言って「くす」っと首をすくめるようにしてほほ笑んだ。可愛い笑顔である。

 

《お見合い相手に一目惚れ》

 

その間、水田龍さんはソファーから腰を上げて直立していた。顔が上気している。明らかに平野多恵さんを気に入っている様子である。私はいつものように二人を紹介して、部屋の隅へお茶入れに立った。

 

二人とも緊張しているせいか、言葉がとぎれがちである。

 

「川口市からわざわざすみません」

 

水田さんはそんなことを言っている。

 

「きょうはお会いしていただきありがとうございます」

 

平野多恵さん。それを聞いて彼は、腰を上げんばかりに、

 

「こちらこそありがとう…」

 

お見合い場所で日本茶を出す

 

言葉にならない。私は日本茶を出した。

 

「あちらの先生は、そんなに具合が悪いのですか?」

 

と聞いてみた。

 

「いいえ、もうじき退院なさるとおっしゃっていました、きょうのお電話も病院からでした。あとはご自宅で療養なさるということで…」

 

「それは、それは、まあそれでは私でよければ、何なりとご相談にのりますからね、ご遠慮なくね」

 

「本当にありがとうございます、この先どうなることかと思っておりました」

 

「よかった…こちらの先生なら頼りがいがありますよ。よかったと思います」

 

なにがよいのか、彼も私となら言葉も滑らかに出るようである。今でも仲人(カウンセラー)同士ではお互いを「先生」を呼び合うが、当時は会員も、私たちのことを「先生」と言った。

 

しばらくして、二人を駅前の喫茶店へでも行くように勧めた。玄関先で彼女は、

 

「今後ともよろしくお願いいたします」

 

と言った。

 

「あなたの言葉遣いはお若いのに恐れ入りますね。会社では役員秘書でもなさっておられるの?」

 

と聞いてみた。

 

「あっ、そうなんです。うちの会長秘書を命じられまして。その習性が身につきまして、友人から冷やかされます。くだけた言い方ができなくて困ります」

 

「ううん、その場の雰囲気でどうにでもなりますよ」

 

と私。彼はニコニコして聞いていた。二人のうしろ背に、

 

「今日のところは適当なところで切り上げてね」

 

と言った。昔から「お見合いが長時間だと交際にならない」と言われている。喫茶店も同じところに長時間居座ったりしないで店を替えるか、早めに終わらせることである。

二人は夜にならないうちに、めいめい連絡をよこして交際となった。

 

《実況中継!いま彼はラブホの前にたたずんでます》

 

この交際が面白く、デートのたびに平野多恵さんが実況中継のように絵葉書をよこした。

例えばこういうのがあった。

 

デートする交際カップル

 

『実況中継です。先生、いまお台場の見晴らしの良い喫茶店で龍さんとお話ししています。本当に人柄の良い彼で、お引き合わせくださったことに感謝申し上げます。30過ぎた男性とは思えないくらい少年みたいで朗らかです。頭の良さをひけらかさないで、場をもち上げてくださっています。以上です』

 

そうかと思えば、

 

『実況中継です。いま龍さんとディズニーランドに来ています。アイスクリームを食べながら歩いていますが、ときどき彼が「僕にも」と言いながら私のを舐めます』

 

などと書いてきます。アイスクリームを舐めながら葉書は書けないのに、彼女一流のユーモアであるらしい。そうかと思えば、

 

『実況中継です。いま龍さんと渋谷にいます。彼はラブホの前にたたずんでいます。「どうしたの?」と聞くと「いや何でもない」と言いました。そのあと「お願いだからこれは先生に報告しないようにね」と言います。私たちは手をつないで駅まで行きました。先生、龍さんがいとしい。こんな気持ち初めてです』

 

何かそんな実況中継を聞くと、こちらが切なくなるのでした。それにしても平野多恵さんは賢い。彼女の頭の良さには驚く。

 

私はそろそろと思い、二人を呼んで、お互いの家へあいさつ(両家紹介)に行き、そのあと結納式、披露宴などの段取りをつけるように指示した。

 

で、披露宴の挨拶状をよこして、私にぜひ出席してくれという。しかし、結婚相談所の習わしで出席はしない。なぜか。披露宴が日曜日になることが多いので、土日の忙しい私たちにとって参加は遠慮したいのと、あくまで黒子に徹したいという立場もあった。

 

あとで平野多恵さんが私に耳打ちしたことだが、披露宴当日、彼女は妊娠4カ月であったとのこと。

 

 

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