運命の人と出会い結婚!結婚相談所がいいのかもしれないと思う

第9回 当て馬にされて気の毒な男性

仲人おばさん婚活ノウハウコーチングスキル

 

今は息子の嫁にあとを継がせていますが、少し時間ができましたので、私の実体験を書き留めた備忘録としてのノートを取り出して、仲人おばさんとして、人生の集大成のつもりで書きます。時代はとびとびですが、思い出すまま書きます。

 

この世界にのめり込んだきっかけは、25歳の時(すでに結婚していました)私の大学時代の同級生と職場の同僚の男性を結び付けたことが始まりでした。

 

前号・第8回の記事≫≫ 仲人の勘!母親から寝込んでいると聞いて「脈あり?」と思った の続き

 

【上野 美和(仮名)淑徳大学大学院 修士課程 修了・29歳・会社員153cm48kg・さいたま市(旧浦和市)在住、父60歳・大卒・会社員、母58歳・高卒、妹26歳・大卒・会社員】

 

お見合い相手の男性

 

【伊能 隆(仮名)埼玉大学大学院 博士課程 修了・35歳・会社員(研究所勤務)171cm63kg・さいたま市(旧大宮市)在住、父68歳・大卒・無職、母60歳・大卒、妹30歳・大卒・会社員】

 

《現実の男女の出会いは複雑に入り組んだ迷路かもしれない》

 

伊能隆との交際を母親の反対であきらめた上野美和は、母親が掲載誌(当時はまだネットなどは思いもよらず、もっぱらペーパーの印刷であった)の中から選んだ早稲田大卒の男性と、自宅の相談室でお見合いをすることになった。

 

だが彼女はその日、私の相談室へ来る道すがら、ひそかに公衆電話で、「私は隆さんのこと忘れていません‥・」と私に伝えていた。

 

私は、いま彼女とお見合いすべくうちへ向かっている早大卒の男性のことを思った。

 

「気の毒に…」。しかし、現実の男女の出会いは、おそらくもっと複雑に入り組んだ迷路かもしれない、と思い直した。

 

私たちは目に見えてしまっているから、早大卒が当て馬にされて気の毒に思えるだけだ。運命の人と出会って結婚するのは、案外見えている「結婚相談所」がいいのかもしれないと思う。

 

結婚相談所で運命の出会い

 

上野美和の二人目のお見合い相手

 

【多田雄二(仮名)早稲田大学政経学部卒・36歳・会社員・174cm70kg・港区在住・兄大卒・39歳・既婚】

 

「いやあ、僕はここ北浦和二度目なんです。同級生に浦和高校出たやつがいて、学生の頃-度遊びに来ているんです」

 

《彼女は人見知りする傾向がありましてね…》

 

自己紹介の後、多田雄二は言った。美和は相手の顔を見ない。

 

「この上野美和さんは、ちょっと人見知りする傾向がありましてね…、美和さん!」

 

と私は彼女を促した。多田雄二はかまわずしゃべる。

 

「こちらの西口って、埼玉大学がありますか?そしたら三度目ですね、受験に来たことあるんです。ロータリーのバス停で長い行列作ったことを思い出しました」

 

「まあそうでしたか。国立と私立では受験科目数が違うんでしょう?」

 

「ええ国立は5教科ですが、私立は3教科です」

 

彼女があまりしゃべらないから、私は「ふむふむ」と適当にあわせて取り持った。小一時間お見合いした後は、多田雄二に帰ってもらった。

 

「明日の午前中に、私たち仲人を通じましてご連絡することになります。本日はたいへんご足労おかけくださいましてありがとうございます」

 

というわけで帰らせた。うちでお見合いをする時は、このあと西口駅前の喫茶店(珈琲館)に行かせることもあるが、上野美和はとうぜんどの人と会っても、気持ちが傾かないのだ。

 

お見合い相手を帰らせてから、私たちの作戦会議が始まる。

 

「あなた美和さん、お母様と対決する勇気はありますか?」

 

と単刀直入に聞いた。彼女は「え?」とした顔をしてから、

 

「そうか、そういうことですよね」

 

私は苦笑いした。

 

「伊能隆さんは、あなたのことを一日も忘れたことなんてないって言ってるわ」

 

そういうと、とつぜん湧き出るように美和の眼から涙がこぼれた。私は事務的に伊能の気持ちを伝えたつもりであったが、泣かせてしまった。何とかしたいと思った。

 

次号・第10回の記事≫≫ 結婚式の披露宴に招かれても仲人は原則出席しないという不文律 につづく

 

 

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