交際終了連絡が母親から…彼女の口から本人の意思を聞いていない

お見合い結婚体験談

 
【あらすじ】

娘に彼との交際を辞めさせた。と交際終了連絡だけして帰る母親に、私は強い衝撃を受けた。否応なく彼の顔が浮かんできた。すっかり彼女を好きになったらしい伊能のことを思うと、悲しくなった。

 

しかし、仲人としては一方の会員の意思を聞いたからには、他方の会員に伝えなければいけない。 ただ、いいことに彼女の口から本人の意思を聞いていない、ということを自分の言い訳にできた。 そうこうしているうちに、伊能隆が相談所に訪ねてきた。

 

前号・第5回の記事≫≫ 発話障害のある男性との娘の交際を反対する母親が乗り込んできた の続き

 

第6回 彼女の母親の言葉に強い衝撃が…

 

目 次
  1. 結婚相談所なのだからもっと良い男性はいないの?
  2. 彼女の口から本人の意思を聞いていない
  3. 交際終了の言葉を彼に伝えらず悩む

 

《20代女性会員のプロフィール》

 

【上野 美和(仮名)淑徳大学大学院 修士課程 修了・29歳・会社員・さいたま市(旧浦和市)在住】

 

《お見合い相手の男性》

 

【伊能 隆(仮名)埼玉大学大学院 博士課程 修了・35歳・会社員(研究所勤務)・さいたま市(旧大宮市)在住】
 

【妻は仲人名人】

 

昭和から平成の時代にわたり、“仲人おばさん”としての経験を備忘録としてノートに書き留めていました。今は息子の嫁が仲人を継いでいますが、少し時間ができましたので、時代はとびとびになりますが、創業者が当時を思い出すままブログに書きます。

 

仲人名人の埼玉新聞記事

 
 

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結婚相談所なのだからもっと良い男性はいないの?

 

上野 美和の母親が結婚相談所に乗り込んできた。

娘と伊能 隆の交際を辞めさせた、と言ってきたのだ。娘も承知したという。「交際終了連絡」だけして母親は帰った。私は強い衝撃を受けた。否応なく彼の顔が浮かんできた。

 

 母親の説明を疑問に思う仲人

 

「デートがこんなに楽しいものとは思いませんでした」

 

「上野さんという女性はほんとうに優しい方ですね」

 

「あんなに美しい人は見たことありません」

 

彼女のことをそんなふうに思う彼のことを考えると、ひどい毒母と思うが、娘を思う母親ともなると、二人の交際が深入りしないうちに辞めさせようと思ったに違いない。

 

しかも「人が人を差別するのは醜い」と言いながら娘の相手となると、「結婚相談所なのだから、もう少しコミュニケーション能力の高い男性はいないのですか」となる。

 

口が少し重い程度で、人間としての資質に問題はない。しかも大手企業の研究所に勤めているのだ。

すっかり彼女を好きになったらしい伊能のことを思うと、悲しくなる。なんて彼に告げたらいいのだろう。

 

彼女の口から本人の意思を聞いていない

 

当時、結婚相談所を始めて5年程度になっていたが、何年たってもこういう悩みは尽きないものだと思ったはずだ。

 

しかし、私が疑問に思ったのは、彼女は母親に反対されて本当に彼との交際を終了にしたのだろうかということである。母親が言うには、

 

「自分は恋愛経験もないし、男の人を見る眼もないので、交際を反対されると自信が揺らぐ、と言ってましたね。でもここまで育ててくれたお母さんは人生経験もたくさんあるし、同性としても大先輩で尊敬しているので、いうことを聞きます」

 

と娘がいったという。言いそうなことではある、と思った。だが、と私は思った。

 

3回くらいのデートではあるが、美和が彼の人柄に触れて、自分は一人の男性からこんなにも好かれていると、おそらく初めての経験をしたのである。交際を諦められるのだろうか、という疑問である。

 

彼に言えないまま次の日曜日が来ていた。今思えば、当時は携帯電話がないし、連絡手段としては勤め先の電話か、自宅の固定電話しかない。今日ほど忙しい事態の展開がなかった時代である。

 

しかし、仲人としては一方の会員の意思を聞いたからには、他方の会員に早く伝えなければいけない。それをしないのは職務怠慢なのである。

 

ただ、いいことに彼女の口から本人の意思を聞いていない、ということを自分の言い訳にできた。

 

交際終了の言葉を彼に伝えらず悩む

 

そうこうしているうちに、伊能 隆がうちに訪ねてきた。毎週土曜、日曜日に、住んでいるつくば市から浦和へ帰るのだという。

 

「上野さん、きょうは何か御用があるとかで、デート断られました」

 

笑いながら、しかし、隆は重い口で言う。まだ事態に気づいていない。私は胸が痛い。

 

「私は、あのような素直で明るく、天真爛漫な女性を見たことないです。僕の人生では初めての人です。できれば、ああいう人と結婚出来れば、バラ色の人生を送れる!でしょうね」

 

彼は夢中で、私に、自分の気持ちを訴えてくる。それだけ言うのに3分くらいかかったような気がする。私は思わず涙ぐんでしまった。

 

「先生、どうかしましたか?上野さんどうかしましたか」

 

私のことを「先生」と言った。昔はよく先生といわれることが多かった。私はまだ人間ができていないと自分で思った。仲人さんはもっと泰然自若としていなくてはいけない。

 

「ごめんね、あなたに早く言わなければと思っているうちに、言えなくなっていたのよ。先日、彼女のお母様がここへいらっしゃって、この交際終了にしたって言うのよ」

 

「え」

 

と言ったきり、彼は声を呑んだ。

 

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