医師から電話!母はお見合い後に断れと言うが僕は彼女を断れない

第7回 女性指定の所へ出向くお見合い原則|結婚相談所体験談

 

今は息子の嫁にあとを継がせていますが、少し時間ができましたので、私の仲人おばさんとしての実体験を書き留めた備忘録としてのノートを取り出して、人生の集大成のつもりで書きます。時代はとびとびですが、思い出すままブログに投稿します。

 

この世界にのめり込んだきっかけは、25歳の時(すでに結婚していました)私の大学時代の同級生と職場の同僚の男性の縁を結び付けたことが始まりでした。

 

前号・第6回の記事≫≫ 仲人は昔からお節介焼きと相場が決まっている!母親を説得に訪問 の続き

 

【高島竜彦(仮名)31歳・富山医科薬科大卒・医師・171cm68kg・さいたま市在住・父60歳・大卒・会社員・母55歳・高卒・兄33歳・大卒・会社員】

 

《お見合いの後、公衆電話で仲人に結果報告!》

 

相談室の入会者第1号が医者に10人ほどの女性から申し込みが入ったのだが、青年の母親が、

 

「全部お断りしてください」

 

しかし、私は次の女性だけはキープしてしまった。

 

「学習院大卒・27歳・会社員・160cm50kg・水戸市在住・父57歳・大卒・経営者・母57歳・大卒・主婦・姉29歳・大卒・既婚主婦」

 

医師本人も相談室へ訪ねてきて「この人に合わせてください」という。母親は相談室を脱会するという。

 

私は青年の家に行って母親に謝りがてら、説得に行った。けっきょく母親は、

 

「竜彦がお見合いをすると、何か意地を張っていますから、会うだけ会わせますよ。そのあとはすぐにお断りください」

 

ひとまずほっとした。

 

翌週、青年医師は女性の所属している相談室の仲人の指示で、駅近くのホテルのフロント前に行かせた。当時は女性の住まいの近くまで男性が出向くというお見合いの原則があった。

しかも、仲人が一人立ち会うということになっていた。

 

午後2時という、食事を伴わない時間が設定されている。

 

公衆電話をかける青年医師

 

午後5時ころ、医師から電話で、

 

「いま水戸駅で常磐線を待っています」

 

と、彼らしく冷静な報告であったが、そのあとを続けて、

 

「母はお見合いが終わったらすぐ断れ、と言っていましたが、僕はこの女性を断われません」

 

「えっ、その電話のところに女性がおられるのですか?」

 

「いいえ、改札前まで送ってくれています。ただこの公衆電話の声は聞こえませんよ。一刻も早くあなたにお知らせして、母の対策を立てたくて」

 

「そのお嬢さんはどんなふうですか?竜彦さんのこと」

 

「まあそれもそうですね、僕にはちょっと確認はしにくいですね、考えてみますと」

 

彼は小さく笑い声をたてた。

 

「その点については、私のほうからあちらのお仲人さんに確認いたしますから、今日のところはそこでお別れしてきてください」

 

ということで、彼は常磐線に乗った。

 

《「ぜひ交際したいと連絡してください」と青年医師は言う!》

 

私はさっそく水戸の相談室に電話を入れた。私はその仲人には会ったことはないが、けっこうやり手そうな年配の女性であった。

 

「否も応もありませんよ、あれほど爽やかな礼儀正しいお医者様は、わたくしお会いしたことありません。私は少し同席しまして、お邪魔ですからすぐに退席いたしました」

 

開口一番、仲人は言った。

 

「まだ、うちの鈴子さんからはご返事ありませんが、お断りする理由など見つからないと思いますよ」

 

鈴子さん、とはお見合いした女性のことだ。

 

「こうしているうちに電話がかかってくるかもしれませんから、いったんこれお切りしていいかしら?」

 

と仲人は言った。しかし、なかなか先方から電話がなかった。そうこうしているうちに青年が、自分の家に帰る前に、私のところへ寄った。母親対策を練ってみたいのだ。

しかし、その鈴子さんに断わられればその必要はないのだ。

 

「ところでお母様は、あの鈴子さんとのお見合いをなぜ反対なさっているのでしょうか」

 

私は当初からの疑問を彼に聞いてみた。彼はおもむろに、

 

「これは僕の推測ですが、あちらのご家族姉妹が全員大卒で、うちの母だけが高卒ということじゃないかと思いますが」

 

とロを開いた。

 

「そういえばお断りした9人のご家族はおおむね大卒の方ばかりだったような」

 

「そうなんです、でもそうだとしても、僕はなにも卑下する必要はないと思います」

 

「それはそうです」

 

「第一、大卒の人間でも教養のないものもいるし、中卒でりっぱなひともいるし、しね」

 

「そのとおりですね」

 

話していても先方からの返事はなかった。お見合いの返事は遅くても翌日の午前中ということになっているので、待機して電話を待つことはない。

 

「でも、こちらからは返事はしましたか?」

 

という彼から質問された。

 

「いいえ、ですからそれを竜彦さんと相談したくて」

 

「そうでしたね、ぜひ交際したいとご連絡してください」

 

敢然とした面持ちで決意を述べた。私は「エイッ」とばかりに、彼がいるところで水戸の仲人へ電話した。

 

次号・第8回の記事≫≫ 初めて母親に反抗?お相手から交際希望の返事がきたら強行突破 につづく

 

 

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