彼女にはわかってもらえると思って本音を…僕の結婚相談所体験談
新宿の京王プラザホテルの「樹林」という喫茶室で、看護師のお見合い相手、田辺さんとの会話が続いていた。会話する中で自分のフルネームを「黒田竜城」と伝えた。
彼女は強い武将のようですねというが、強いのは名前だけで「女性にものをいうと、反発が怖く気の弱い男なんです」と自分の本音を話していた。
前号・第6回の記事≫≫ 私、異性としての男性はダメなんです!僕の結婚相談所体験談 の続き
お見合いでは相手の話に共感・関心を示して自分の意志を伝える会話力が必要とアドバイスする、埼玉(浦和・大宮)で婚活事業を展開する結婚相談所、株式会社KMAの婚活ブログです。
第7回
入会した結婚相談所の仲人カウンセラーに婚活体験記を書けと言われたが、作文はどちらかというと苦手である。しかし結婚相談所の入会も初めてだし、これを機会になんでも経験してみようと思い承諾した。どうなるかわからない。
【黒田竜城(仮名)43歳・工業高卒・会社員/535万円・166cm・70kg・志木市在住、両親同居、姉46歳(既婚別居)1名】
本音は女性にものもいえないダメな男…
【杉並区在住・42歳・初婚・高卒後専門卒・看護師・165cm・59kg・長女】
二人は新宿の京王プラザホテルの「樹林」という喫茶室にいた。お見合い相手の看護師の田辺ミカさんとしゃべっていた。
「ところでミカってどう書くんですか?」
と質問した。
「美しいミと、カは人べんに加えるです」
「ああ、きれいな名前ですね」
「黒田さんの下のお名前は?」
「タツキです、りゅうの竜に、キはお城の城です」
「黒田竜城さん…強い武将のようですね」
彼女は大げさに(と思うが)眼を輝かせた。
強いのは名前だけで「ほんとうは刀も抜けない気の弱い男なんです」という言葉を呑み込んだ。言ってしまうと自分がみじめに思えてくると思ったからである。
でもけっきょく、彼女にはわかってもらえると思って、本音を言い始めた。
「それが駄目なんです…」
と言ってみた。
「えっ何がですか?」
「女性にものをいうと、反発が怖いんです。有形無形のと言うか、その」
「わかります!私にはわかる気がします」
彼女は本当のことを言っているのだろうか?
本当?と僕は思った。彼女は続けた。
「少し異性を意識しますと、なにか舞い上がると言いますか、期待が大きくなるからなのか、ほんとうに思っていないことを口走ると言いますか‥」
「そうですね、やや同じ感じですね、ただ自分の場合は、美伽さんと違って特にオトコとしての魅力を持ち合わせていない、のではないかと、自信のなさが加わってくるようで」
「そんなことありません!」
彼女は、僕の言葉をさえぎるように、とつぜん声のトーンを上げたので、思わず周囲を意識した。叱咤激励なのだが、自分はその時「叱られた」と思った。
「ごめんなさい、声が大きくなりました、でも竜城さんは、じゅうぶん男性としての魅力を感じます」
竜城と言ったか。まあ自分も「美伽さん」と、言ってしまっていたのだが。
男性としての魅力?美伽さんは本当のことを言っているのだろうか?はなはだ疑問ではあったが、正直言って、自分の場合は、相手が自分をいいと言ってくれれば、誰でもいいと思っている。
言葉にしてしまえば「悲しいひびき」だが、やむを得ない。
「いま思うのですが」
と彼女は前置きして、
「百人百様ですから、誰が誰を好きになるのかわかりませんからね」
僕は胸のうちで「蓼(たで)食う虫も好き好き」ということを浮かべたが、言葉にしなかった。
「新宿、歩いてみませんか?」
とつぜん彼女は提案した。僕は一も二もなくうなずいていた。
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