女を見る目がない引きこもり経験者の息子を結婚させたい親の相談

お見合い結婚体験談 30歳男性

 
【あらすじ】

15年ぐらい前ですが、引きこもり経験者である30代のお二人が、結婚相談所でお見合い結婚をされたお話です。

 

女を見る目がない息子を「まともな女性」と結婚させたいといって結婚相談所を訪ねてきた父親。引きこもり回復期だった息子が、結婚相手を探すために利用した「出会い系サイト」で知り合った女性にお金を騙し取られた後、音信不通になり姿を消したという。

 

その後当人が来社して入会後、同じく引きこもりを経験した女性と自社会員同士でお見合いが成立。その後、交際へとご縁がつながり結婚して幸せに暮している。

 

目 次
  1. 息子には婚活でまともな女性と結婚させたい
  2. 引きこもり状態だった過去が嘘のように回復
  3. 証明書類の提出で安心・安全の出会いが可能
  4. 婚活パーティーで出会った女性とは自然消滅
  5. 仲人のお見合いサポートが結婚相談所の魅力
  6. 引きこもり立ち直るきっかけになった贈り物
  7. 実社会は面白いという実感で引きこもり回復
  8. 引きこもり経験者の女性が母親と相談に来る
  9. まとめ|婚活デートの報告を守って成婚退会

 

《相談者》
【若杉和弘=わかすぎ かずひろ(仮名) 次男・高卒30歳・年収450万円・初婚・会社員・埼玉県在住・170cm・70kg・父58歳・高卒・母56歳・高卒・兄35歳・大卒・既婚】

 

《妻は仲人名人》

 

昭和から平成の時代にわたり、“仲人おばさん”としての経験を備忘録としてノートに書き留めていました。今は息子の嫁が仲人を継いでいますが、少し時間ができましたので、時代はとびとびになりますが、創業者が当時を思い出すままブログに書きます。

 

仲人名人と紹介される埼玉新聞記事

 

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息子には婚活でまともな女性と結婚させたい

 

息子を結婚させたい父親

 

個人工務店を経営しているという、60歳見当の男性が「息子を結婚させたい」と予約なしで飛び込んできた。折りしも接客中であったが、別の相談室で少し待ってもらって応対した。

 

「車で国道17号を走っていたらビルの窓に貼ってある結婚相談所の看板をみましたので、思わず寄ってしまいました。とてもお忙しいようで、相済みません」

 

と断わってから父親が話すには、息子を結婚させてほしいという。聞くとその息子さんは、結婚相手を探すために利用した出会い系サイトで知り合った女性にお金を騙し取られたという。父親が話すままに事情を聞くと、

 

「一年近く前ですが、女は息子から大金を巻き上げて、騙した挙句、突然姿を消したというんですよ。ほんの1カ月間にですよ。女は、母親が病気になって入院したから手術するのにお金がかかるといって100万円、次は会社を辞めさせられて収入がなくなったので30万円、父親が交通事故を起こして示談金の支払いに200万円が必要と、毎晩のように会っては、「助けてほしい・援助してほしい」と言ってきて、結局のところ400万円ほど渡したようです」

 

「また簡単に騙されたものですね」

 

と思わず私は言ってしまった。

 

「そうなんですよ。息子は引きこもり状態からの回復過程で、人との交流もだいぶできるようになっていたんですが、社会復帰を焦っていたのだと思います。ですが、あまりの世間知らずに馬鹿野郎って怒鳴ったんですよ。ついでに肉体関係はあったのかって聞いたら“ない”っていうんですよ」

 

私がまさか、という顔をしたのを見て父親は、

 

「ホントにまさかなんですよ。女は自分の歳を20代と言っていたそうですが、息子は、いま思えば30代後半だったかなっていうんですよ。そうして会うたびに女は全裸姿にはなるそうです。そうしておきながら、その都度結婚までは綺麗なままでいようねって服を着るんだそうです。息子は女も知らなければ、世間も知りませんから、ああそうですねって帰って来たんでしょうね」

 

父親は当時のことを思い浮かべたのか“チッ”と舌打ちをして、

 

「息子は、約10年間引きこもりだったんですよ」

 

と言って話し始めた。

 

引きこもり状態だった過去が嘘のように回復

 

それによると、息子さんは高校卒業後から部屋にこもってしまって、食事も家族と一緒にとらなくなって、約10年。

 

引きこもりから回復の兆しが見えてきた、ここ3年くらいは稼業を手伝わせて建築の実務経験を積ませ、給料を支払っていたという。

 

「引きこもりニート」から脱出して、再度社会に出て働くことができたので喜んでいたら、そういう女に出会って騙されたという。

 

「でも女に騙された後は、引きこもりの過去が嘘のように回復して、すっかり元気になり、家内も狐につままれているようだと言います。息子は工務店の仕事も積極的にやるようになったし、長男は大学を出て会社勤めをしていて私の後を継ぐつもりはないようですから、その次男に期待してるんですよ。今回の事件がきっかけなのか家業を一層熱心に手伝うようになったので、それがなによりですから、騙した女のことは忘れようと家族で話し合っています。何かその女が恩人のように思えると家内も言ってるし、私もそうなんだろうと思って告訴しませんでした」

私はただ聞くだけであった。

 

「息子も3年の実務経験を積んで二級建築士の試験も1発で合格して今張りきっています」

 

と嬉しそうである。ついては、女を見る目がない息子を結婚させたいので何とか協力しろということである。父親に、一度その息子さんをここへ来るように勧めて帰らせた。

 

証明書類の提出で安心・安全の出会いが可能

 

髭を生やしている男性

 

2週間ほどたって、その次男坊が来店した。若杉和弘さん(仮名)という。もともと髭が濃いからなのか、髭をはやしている。しかし唇がやや小さいし、なによりも目がやさしい。そして風貌と違って目の奥からは意志の強さは感じられない。だが開口一番発した言葉は明瞭であった。

 

「父がお邪魔したと思いますが、結婚したいということで伺いました」

 

目的を率直に述べた。私は証明書類の提出が必要のない、「出会い系サイト」には危険が伴うことを証明するように話した。

 

結婚相談所に入会する全ての方に、独身証明書や住民票、収入証明書などの本人確認書類・各種証明書を提出していただいています。出会い系サイトと違って、必ずご本人と面談をしてから会員登録しますので、プロフィールに嘘が無いことを前提に安心・安全な活動をしていただけます。

 

そこまでいうと、

 

「ずいぶん厳重に対処しているんですね」

 

と彼の髭が動いた。

 

「はい、それは永い間に私たちが会得したトラブルが起きないための知恵と言ってもいいと思いますが、行政も私たちにそれを励行するよう通達してきてます。それらはすべて初対面の人同士が結婚するには必要な書類ですね」

 

「それもそうですね、本人の言うがまま信じていても、一緒に暮しているうちにわかってきますからね」

 

「その厳密さが私たちの仕事を守っていると言ってもいいのです。要するに結婚相談所なら本人確認書類・各種証明書を提出した安心・安全なお相手を探せるということで信頼性が増すというものです」

 

「なるほど」

 

関連記事

 

婚活パーティーで出会った女性とは自然消滅

 

「世間では、婚活パーティーが流行っていますが、本人確認書類提示の義務もなく参加ができますから、交際に入っていざ決めようとしたとき、こんはずじゃなかったという後悔が生まれるはずですね」

 

「実は、僕も婚活パーティーに参加したことがあります、つい最近のことです」

 

「どうでしたか」

 

「ある女性からすごく積極的にアタックされまして、美人ですし素敵だなあと思ってお付き合いに入ったのですが、2回目のデートの時、3歳と1歳になる子供がいると言われてあわてました」

 

「どうしました?」

 

「最初、それでもいいかと思いました」

 

私はそれで?と目で言った。

 

「おふくろは、あんたがいいならって言ったんですが、親父には、女は他に大勢いるんだし、すぐに決めるんじゃないと言われました」

 

「結局…」

 

「結局は自然消滅で終わりました」

 

「出会ってから短期間でのことですからね…」

 

「僕、思うんですけど、最初からバツイチで子供が二人いるって聞いていたら、自分も彼女に好かれる努力をしていたと思うんですね」

 

若杉さんいい!とその時思った。この人なら結婚できると。彼は続けた。

 

「その点、結婚相談所のシステムは、お互いのプロフィールを見て相手条件を確認してから出会うのですから、あとは好きになれるかどうかの問題ですし、確実な結婚が可能だっていうことに確信持てました」

 

「まさにそういうことですね」

 

と言ってから、

 

「それとね、ウチは、全国の結婚相談所がネットワークを結んでいる結婚相談所連盟に加盟していて、会員さんをお互いが共有していますから紹介できる会員数が多いのです。

 

仲人のお見合いサポートが結婚相談所の魅力

 

「へえ…それは…」

 

「こんな小さな相談所ですが、日本最大級の会員数からお相手探しができる結婚相談所なのです。特に首都圏には多くの会員さんがおりますから、よっぽどでなければ出会いの機会がないということはありません。しかし、結婚を決めるのはご本人ですから努力が必要になってきます」

 

若杉さんはうなずいている。

 

「そこは私たち仲人カウンセラーがおりますから、交際のサポートは大いにさせていただきます」

 

「それなんですよね。職場とか学校なら、ある程度長い時間かけてその人をみていますし、結婚という観点で考えた時、案外スムーズにいくことは考えられますが、初めて出会った交際の中でどのようにお互いを理解できるのかが不安ですよね」

 

「そのとおりですよ。ご本人同士ですとあれこれ聞けない問題とか、つい舌足らずになって誤解をしたり受けたりで、ぎくしゃくしてしまって、結局お付き合いがダメになったりしますね。そこで、ダメにしないようなサポート役を私たちが引き受けます」

 

「その交際中のサポートは心強いですね」

 

と彼は目を輝かせた。そして、

 

「交際していて、これまで経験したことのないような相手の言動に驚くことってありますよね。どう考えればいいのだろうかということってありますよね」

 

「そうですね。ご本人同士だとおそらく客観性に欠ける面があったりして、理解に苦しむということは有るだろうと思います。それでだめにしてしまうことが多いと思います」

 

「それ多いと思います」

 

と彼。

 

「第一もったいないのは、家族構成や学歴その他で、自分たちがお互い納得してお会いしているのに、ちょっとした小さな誤解や、私たちがみてどうでもいいことにこだわったり、傷ついたりしてこわしてしまうのはもったいない話ですよ」

 

と私は言ってから、

 

「よくね、会員さんに申し上げることがあるのですよ。“小さなこだわりが大きな幸せを逃がす”ってね」

 

「なるほど名言なんですね」

 

と拍手をするように若杉さん。

 

引きこもり立ち直るきっかけになった贈り物

 

パソコンを見る男性

 

そのあと、彼は自分が3年前まで約10年間引きこもりを経験したことを話し出した。急に人と接するのが面倒くさくなり、そのうち何もかもが面倒くさくなって、家の中はおろか、部屋から出るのも嫌になった。

 

母親が部屋のドアの前に食事をおいてくれるようになってなおさら部屋から出なくなった。しだいに家族が自分を腫れものを触るようにして、遠ざかっていくように感じた。

 

「じっさいは自分が遠ざかっていました」

 

と若杉さんは頭をかいて笑った。私には彼のその笑顔がまぶしく感じた。

 

「引きこもりから回復できたのは何だと思います?」

 

とふみ込んで聞いてみた。すると彼はしばらく考えていて、

 

「世間の面白さに気が付いた、と言ったらいいのか…」

 

と言ったあと、

 

「いやもちろん家族の僕を見るときのふさぎ込んだ様子を見るにつけ、いつまでもふざけたことをしていてはいけないと…」

 

「ふざけたこと…」

 

「いや、それは正確ではないかもしれません。とにかく家族のためにも社会復帰をしなければならないとは思いました。そのきっかけは兄がパソコンをプレゼントしてくれたことかもしれません」

 

「パソコン?」

 

「そのパソコンでインターネットを通じて社会をみつめてきましたから、自分の抱えている問題、置かれている立場、ひきこもりは社会の一種の病巣かも知れないけれども、きっと自分でしか治せない病気かもしれない。ひょっとしたら俺はわざとこうしているのかもしれない。だったら“わざと”をやめればいいのかと」

 

「わざと、ね」

 

「でも現実の社会は厳しいですね。僕は親父の会社で少しずつ治して行けた気がしますが、ネット社会は所詮バーチャルでしかないわけです」

 

実社会は面白いという実感で引きこもり回復

 

そうして彼は、出会い系サイトで知り合った女性にお金を騙し取られた話を始めた。

 

「女性の言われるままお金を渡したのも、最初はバーチャルと思ったのですね。しかし次第に現実だとはっきり自覚するようになったんです。同時に、今まで見たことのない女性の綺麗なヌードを目の当たりにして、実社会は面白いもんだと実感できたんです」

 

私は彼の目を見ながらもバーチャルと現実の問題が即座にはわからない。自分がまるで煙の中にいるような面もちであったと思う。すると彼は、

 

「実際自分の貯金通帳から自分で引き出して現金が動いて、それが人に使われて役にたっていると思うと面白いんですよ。女性はあの手この手で演技をしてお金を渡すとすごく喜んでくれて、そのお礼かのように一瞬ですが、綺麗なヌードになるんですよ。僕はたぶんうっとりした目で見ていたんでしょうね」

 

彼はくすっと笑った。

 

「親父はそれを聞いて馬鹿野郎って怒鳴りましたが、それ以上も以下もないわけです。僕は何にも知らないわけですから、それ以上やりようがないんですよ」

 

誰も彼を責めているわけでもないのに、彼は言訳でもするように言った。

 

お見合い用のプロフィール写真だけ撮ってあげると、若杉さんはその日すぐに入会手続きをして帰った。その翌週、入会に必要な書類をすべてそろえて来て、備え付けの「身上書」の事項をくまなく書き込んで帰った。

 

引きこもり経験者の女性が母親と相談に来る

 

それから2週間ほどして、彼のプロフィールが会員情報誌に掲載されたので活動を開始した。自営業手伝いという職業が災いして婚活は苦戦したが、試行錯誤を繰り返すうちに、お見合いがぽつぽつできるようになった。

 

そこに可愛いが少し表情が乏しい30歳の女性が母親に連れられて相談に来た。谷田美香(仮名)という。母親が言うのには、引きこもり状態が長く続いていたが、やっと人前に出て普通に話せるようになったとのことであった。

 

面談すると彼女はすぐに私に打ち解けてくれて、相談室に入ってきた時の表情とは打って変わって少し明るい表情で帰っていき、後日入会した。

 

私は誰かが入会すると、自分の相談所に入会している異性の写真と経歴を見せて会いたい人がいるかどうかを必ず確かめることを習慣にしている。

 

彼女は高卒で160cmのスタイルがいい女性だった。その時彼女は、大卒の男性ばかりを選んでいた。私はすぐには若杉さんを結びつけることはなかったが、ある日、若杉さん自身が、女性のプロフィールが掲載されている会員情報誌から、その谷田美香さんを見つけてお見合いを申し込んだのである。

 

私は若杉さんに彼女の事情を話した。彼はためらっていたが、「彼女さえよければお見合いさせてください」と言った。

 

日曜日の午前中に、谷田さんのお母様に彼のことを電話で告げた。

 

お母様は、「先生の相談所の男性が娘のことを選んでくださったのでしたら、ぜひ会わせてください」と言ったが、彼女にも変わってもらって同じように言うと、「会わせていただけますか…」と言った。

 

彼女は、さいたま市在住だったので、その日のうちに相談室で二人を引き合わせ、お見合いをさせた。

 

まとめ|婚活デートの報告を守って成婚退会

 

お見合い引き合わせ

 

最初は二人とも緊張していた様子であったが、頃合いをみて私が中に入っては、和ませた。そのうち少しずつ打ち解けてきた。いつものことであったが、

 

「お互いに目の前の人を好きになってください。そして交際に入ったら、お二人ともその日のうちにデートの報告をしてください。それは必ず守ってくださいね」

 

と言うことは忘れない。そのあと駅前の静かな喫茶店へ二人で行くことすすめた。

 

彼らがそのことを忠実に守ってくれて、その秋に結婚式を挙げられたことは、私にとって何よりも嬉しいことであった。

 

(この項了)

 

 

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