結婚願望ない男の心境が変わるきっかけは?結婚メリットを知る

2021年5月29日

【お見合い結婚体験談 結婚願望がない38歳男性】

結婚願望がない男性は、どうしてそう思っているのでしょうか?その理由は人それぞれですが、一般的な傾向としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 独身の方が自由で楽しいと感じる
  • 結婚生活や家庭に対するイメージが悪い
  • 経済的な負担や責任が重いと感じる
  • 結婚相手や子どもに対する期待や不安が大きい
  • 仕事や趣味など自分の人生に優先するものがある
  • 結婚相手に出会えない、または条件に合う相手がいない

しかし、これらの理由はすべて、結婚しないことのデメリットや、結婚することのメリットを知らないから生じるものかもしれません。結婚しないことのデメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 孤独や寂しさを感じる可能性が高い
  • 生活や健康面での支援やフォローが少ない
  • 社会的な安定や安心感が低い
  • 幸せや充実感を感じる機会が少ない

一方、結婚することのメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 愛する人と一緒に暮らす喜びや幸せを感じる
  • 生活や健康面での支援やフォローが多い
  • 社会的な安定や安心感が高い
  • 幸せや充実感を感じる機会が多い

もちろん、結婚することにも問題や難しさはありますが、それらは話し合いや協力で解決できる可能性があります。

結婚願望がない男性は、自分の考え方や価値観を見直し、結婚しないことのデメリットや、結婚することのメリットを知ることで、心境が変わるきっかけになるかもしれません。

結婚願望ない男が結婚した

結婚は一生に一度の大切な決断です。自分にとって本当に幸せな選択をするためには、冷静に現実を見つめ、真剣に考えることが必要です。

今回は、結婚相談所に訪ねてきて、「結婚願望がない」という38歳男性の相談に乗りました。

埼玉県さいたま市浦和区の結婚相談所 株式会社KMAのお見合い結婚体験談「備忘録ブログ」です。

結婚願望のない男性がなぜか結婚相談所に訪ねてくる

かれこれ35年前のお話です。当時の結婚適齢期が男28歳、女25歳位の頃です。大柄な男性が来社しました。

面談の参考のためにアンケートに応えてもらいましたら、年齢は38才です。現在でしたら、晩婚には違いありませんが、特に結婚が遅いという印象はありません。

しかし、当時は、この年齢を超えると婚活をしても効果がなくなってしまう時代でした。案の定、開口一番、「結婚願望がないのだが…話を聞かせてくれますか?」という。

無言の「どうして?」という私の視線を感じて、男性は、「兄夫婦の関係をみていて、結婚なんて面白くなさそうだと思っています」

「なるほどお兄さん夫婦を見てそう思うのですね」

「そうです。友人も新婚の頃はいいけど、新婚生活が落ち着いてくると浮かぬ顔です。「価値観が違うように思う」などと言い始めます。でも子供がいるので離婚できない、といいます」

「価値観が違う、とおっしゃったのですね」

「はい。それと僕自身、なにか結婚がめんどくさくなって…」

「面倒だと…」

「はい…」

【相談者】
「高山義人(たかやま よしと=仮名)38歳・次男・東京大学卒・初婚・会社員・川口市在住・初婚・175cm 75kg・父69歳・大卒・母66歳・大卒・兄40歳・大卒・既婚」

《妻は仲人名人》
昭和から平成の時代にわたり、“仲人おばさん”としての経験を備忘録としてノートに書き留めていました。今は息子の嫁が仲人を継いでいますが、少し時間ができましたので、時代はとびとびになりますが、創業者が当時を思い出すままブログに書きます。

仲人名人新聞記事

結婚相談所に訪ねて来た結婚願望がない男性の本音

両親の勧めで相談に来た結婚願望ない男性

「結婚願望がないので、入会はたぶんできないと思いますが、お話だけお聞かせいただくことはできますか?」 ということで、高山義人さんはある日曜日、私どもの結婚相談所に来社した。

私はこの種の相談も相談のうち、と思っているので歓迎している。アンケートによると最終学歴は東大で、大手金融会社に勤めているという。当時は文系大学生の「入社したい会社」ナンバーワンであった。

「東大、一流企業会社員、結婚するにあたって、なんの不足もなさそうですが…モテるんじゃないですか?」私はいってみた。

「いやあ、他の東京六大学と上智とか青学を卒業した男性の方がモテますよ」彼は言下に言った。

「東大はまぶしすぎますか…?」 私はそういったが、というより、恋愛では女性から敬遠されるのかもしれない。

「お見合いのお話はありますでしょう」と私。

「20代の頃は、方々からありましたね…、でも30歳を過ぎてからはあまりなくなりました。僕がお見合いの話を断わったりしましたから…」

お見合いで失敗する男性の共通点とは?

「お見合いは何度かなさった…」

「ええ、5回しました」

「え、5回も…」

「だいたいは、自分の家柄とは格の違いを感じる上流階級のお嬢さんとか、大学OBの娘さんを紹介されました」

「で、お見合いは結果的にどのように不成功でしたか、後学のために…」

「おおむねあちらから断わられました」

「あら、どうして」

「4件は、お相手紹介者の話ですと、おしなべて『こちらにご関心がないようですから』という理由でした、僕の方に原因があるようです。一人の気の強い人は『私の顔をみてお話しくださいませんか?』といった女性もいましたよ」 と彼は私を少し正視して言った。

そういえば、この高山義人さん、玄関先で一度目を合わせただけで、これまでしゃべっている間あまり私の眼を見ていないのに気が付いた。

「そういえば、あなたあまり目を見ないでお話しされますね」

「そうなんです、上司から言われました」

私は、結婚相談所の仲人の仕事で、同じような人を何人も見てきている。人の目を見ないということは相手が自分に感心がないとみるし、お見合いならなおさら結婚する気がないと思われてしまう。これだと何度お見合いしても成功しない。

上司紹介のお見合いに失敗することで失うものは?

「そんなこんなで、今はどちらからも、お見合いや縁談の話はありません…」と彼は言い、 「でも僕はもう結婚はしなくてもいいと思っています。一生独身でいいと思っています。ただ、両親が承知しないんですよ」

「それはそうですとも。あなたは東大を卒業なさって、一流企業に入社されて働いている、これ以上望むべくもありませんよ。でも親御様は普通に結婚してほしいと思うのですよ」

「ただ僕は今、全てにおいて自信がないんですよ」

「…」

「一流企業の社員といいますが、日本企業の出世のメカニズムは上司の評価が基本です。業績アップと上司のヒキを得られるのが大事なんです。僕は、お見合いすることによってその両方とも失ってしまったんです」

「どういう意味でしょうか?ちょっとわかりにくいのですが」

「上司からの紹介による、お見合いをことごとく失敗して、上司との関係を紡ぐことができず、今は職場も窓際です」

「…」

「コールセンターに転勤させられまして、今やパート社員のおばさんに教えを乞う身分です」

高山さんは、自分ではなくて、誰か他人のことを言っているように話した。

「日本の一流企業の社員は厳しいのですね、何でもかんでも業績次第ですからね」

当時の日本は、驚異の高度経済成長をとげたあと、バブル期の崩壊へと向かってはいたが、まだまだその余韻があって、猛烈社員は健在であった。

大企業で働くモーレツ社員

「要するに左遷ですよ。上司に嫌われているわけですから…」

「お見合い結婚できなかったから、ですか?」

「大企業では、派閥争いが過酷な状況で、上司にとっては社内政治を生き抜くためには、派閥的な人脈を築いていくことが必須条件なんです。『上司の望む思惑に収まる』という期待に添えなかったんです僕は…」

「そうなんですか…」としか言えない。

学閥のヒキとはよく聞くけれど、これほど生々しく響いたことはなかった。

しかし、考えてみると、目の前の「結婚願望がない」という彼は何をしに結婚相談所へきたのか。結婚願望があるから訪ねてきたのではないか。

結婚相手とは価値観の違いがあって当然と諭す

私は話題を変えて話を切り出した。

「先ほど、お兄様夫婦の結婚が面白くなさそうだ、とか、ご友人が夫婦の価値観が合わないとおっしゃったとのことですが、それで結婚なんてしないほうがいいと判断なさっているのですか」

「まあそれも結婚したくない判断の材料ですね」

「基本的に、それは高山さん、あなたがそれらの結婚の当事者ではない、と考えるべきだと思います」

「まあそれはそうです」

「第一『面白くなさそうだ・価値観が違う』と言いながら結婚を続けておられるわけですよね」

「面白くない時はあるかもしれませんが、子供の成長など面白いところも、たくさんあるでしょうし、価値観など違った環境で育った男女が、即座にまったくぴったり価値観が合うカップルになれるかどうか疑問です」

「男女はまず躰の違いが著しいし、それに伴って気持ちも微妙に違います」 とまで言って、私は自分の結婚を考えた。

結婚という男女の結びつきに必要なことを伝える

大学を出て3年で今の夫と出会い、結婚して二人の似たようなDNAをもった子供に恵まれ、いろいろあったけれど15年間(当時)たった。

結婚した当時は、夫のとっぴな(私からすれば)考え方に驚き、しかしそれは発見なのだと自分に言い聞かせたものだ。

それは夫にも言えることで、よく彼から「このことでそんなリアクションするとは、君はやっぱり芸術家だね」などと、ほめられたのか、けなされたのか、わからないコメントをもらったことを思い出す。

それは種の保存という前に、結婚という男女の結びつきの基本には「性の違う人」を敬う、あるいは尊重するという大前提があるのだと思う。 こんなことを高山さんに、かいつまんでしゃべった。

男性の自信のなさの表れは劣等感やコンプレックス

「なるほど、まるで哲学的なお話ですね。そうなんだと思います。私の両親を見ていてもいま先生がおっしゃったことが当たっているように思います」

「他の人たちと比べて、いや比べるというと先生の今の持論に反しますが、いい夫婦関係だし、いい結婚生活をしているなあと思います」

彼は私のことを先生と言った。そして話を続けた。

「僕は先生のお話をお聞きして、自分が卑屈に思えてきました。人から自分の気持ちを知られまいとする、たぶん目を見ないでしゃべるのもその現れですし、人一倍自分を隠したいと思っているんですね。なんで自分がこんな心理状況になってしまったのか。悲しいかぎりです」

「高山さん、あなたはどこにご自分を卑下する要素がおありだと思うのですか。世間からみれば超エリート街道を闊歩しておられて、大多数の人がほしいと思われることを今のところ手に入れておられるのですよ。もっと堂々と胸を張ってよろしいのでは…」

東大安田講堂

「東大へ入学してみたら、同級生が僕以上に優秀で、人柄もよくて、家庭が裕福で、僕なんかよりも一回りも二回りも上だと思わされました。それでも、僕はこれまでどんな試験にも合格して、自分のことを並み以上だとは思っていました」

「でもきょう、図らずも先生から決定的に知らされたのは、学業だけではない社会の一員として必要な第一条件みたいなものを教わりました。ありがとうございました」 とたいへん敬虔(けいけん)な面持ちで言った。

結婚願望がない男性に心境の変化が起こる

「私はこの仕事を15年ほどやってきて、『普通』がいちばん大切なことを学んでいるつもりです」

「普通、ですか?」

「そう普通です。病気しても、家庭が崩壊しても、社会が急激に変化しても普通とは言えないでしょ」

「先生はどうも僕と年齢的にそう違わないと思いますが、なぜそんなゆとりをもって考えられるのですか?」

「そうね、高山さんより少し上ですね」じっさいはその時40歳であった。

「ですから結婚相談を長年やっていますと、いろいろな人とお会いしますから、不遜ながら婚活する人たちの今後の幸せを考えますと、おのずから普通でないと相談に乗れません」

「つまり常にニュートラルにしておくということですか」

単純にそうとばかりに限らない。

「でもね、普段はそうでも、時に恥も外聞もなく、自分の持っているエゴイズムを会員さんに押し付けてしまうこともあります。それは教養とは正反対の、無教養の価値観を語るようなものですね」

「そこまでしなければ『この人を説得できない・幸せにできない』と思った時は、荒療治的な方法でやることもあります」 思わずそんな言い方になってしまった。

でも、われながら言い得ていると思った。それを彼は目を輝かせて聴いていた。そして、「僕にその荒療治を見せてください!」と言った。

その後、「結婚願望がない」という男性の心境が変わり、うちの結婚相談所に入会した。

結婚願望がなかった男性が結婚する幸せの結末!

30代後半の「結婚願望がない」高山義人さんは、結局うちの結婚相談所に入会してお見合いを開始した。が、私のいうことを半分以上無視した。

まず、お見合い場所は、男性は女性が入会する相談所の仲人の指示に従うと当時は決まっていて、どんなに遠くても男性が出向くことになっていた。(※現在は申し込まれた方の指示に従う、お互いの中間地点などケースバイケース)

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しかも女性側の仲人(カウンセラー)さんがお見合いに少しの時間立ち会うとなっていた。そのうえで、「お見合いが終ったら、その返事を翌日の午前中までに担当の仲人に連絡のこと」となっていたが、彼はまず守らない。

守らないと困るのは、先方がすぐに色よい返事をしてくれても、こちらが返事をしないでいると「返事が来ないならお断わりします」となりかねない。つまり返事が来ないのは、断りの返事とばかりに終止符をうたれてしまう。

そうこうしているうちに、うちに上智大学卒の可愛い系女子の特徴がある帰国子女が入会してきた。木ノ内里奈さん(仮名)といった。父親の外国勤務で高校までオーストラリアに住んでいた女性である。

日本語のきめ細かいところまでは少し届かないが、無類に明るいし、背も高い。二人に話すとお互いに会いたいと言ってきたので、二人をうちの相談所でお見合いさせた。

高山さんは、はじめのうちはやはり癖で目を見ていなかったが、木ノ内さんの微妙な言葉の言い回しを、彼は英語でフォローを始めた。彼女は感動した。

交際に入ってからは、彼女は、遠慮がちな彼を持ち前の明るさでリードした。交際中の二人のコミュニケーション不足は、彼女がちくいち仲人の私に報告することで解消した。

そしてお互いの家を訪問し合って家族とも会い、結納、挙式へとすすんだ。

結婚後、しばらくして、彼は私に葉書をよこした。何と東北地方のある支店の支社長として栄転になり、子供もできて人生幸せに(そこは「普通」に)やっていますということであった。
(この項了)

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