真剣交際に進めない原因は?言葉足らずな会話内容が誤解を招く例
仮交際中の会員様は、真剣交際告白に向けての準備として、お相手に知っておいてほしいこと、伝えておかなければならないことが誰にでもあるはずです。
仮交際中のそんな時期に、言葉足らずな会話が原因で、お相手の言ったことに誤解をしたり、逆に自分が誤解を招く言動をしたりしてしまった会員様がいました。
ご自身の不十分な説明のせいで、思わぬ誤解やすれ違いが生じ、破局になってしまった仮交際終了はショックな出来事です。“真剣交際に進めない”ケースとなった、仮交際中の会話内容が誤解を招いた例を2件ご紹介します。
埼玉県さいたま市浦和の結婚相談所KMA本部の仲人カウンセラー清水小百里のブログです。
すっかり日差しは初夏ですね~!
KMAのサロンから見える北浦和公園の新緑が眩しいです。
相手に自分の気持ちを伝える話し方とは
仮交際中の会員様からの相談で多いのが、『相手が何を考えているのかわからない』という悩み。
今に始まったわけではないのですが、そんな悩み相談が年々増加しています。
『相手が何を考えているかわからない』=『相手もあなたが何を考えているのかわかっていない』
と思ってください。
「自分の言いたいことが伝わらない」、「相手に気持ちが伝わらない」など、わかり合えない状態で、モヤモヤしたり、誤解したり、勘違いされたりで、仮交際終了されるのはショックでしょうし、非常にもったいないと感じることでしょう。
『私は自分の考えを言っているつもりなんですけどね…』と、仮交際がうまくいかない悩みを抱える会員様はそう言いますが、それはきっと『つ・も・り』だからです。
「〇〇したつもり」では、相手にうまく伝わらないのでしょうね。
そうかといって、『自分!自分!』と、ご自身の主張だけを伝えても、お相手からは、威圧的、高圧的、ワガママだと思われてしまいます。
『あまり自己主張が強すぎても…』との思いから、言いたいことの半分くらいしか言っていないのかもしれません。
自分の考えや、自分の気持ちを相手に伝える方法は、
『私は、こう思います(こうしたいです)。なぜならば…』
と「言葉足らず」なセリフにならないように、相手に十分な説明をすることです。
『お相手が理解してくれたら、威圧的でも高圧的でもワガママでもないのだよ』と会員様にアドバイスをしています。
仮交際勘違いされるのは説明不足が原因
仮交際中、お相手に伝えたいことが思うように伝わらない…。言葉足らずなセリフが原因で思わぬ誤解から真剣交際に進めなかった、仮交際会話の誤解例を2件ご紹介します。
仮交際会話で誤解された例(1)
当女性会員様が「結婚したら会社を辞めて子育てしたいです」と言ったら、お相手の男性からは、「ということは、私は一生懸命働いてお金を稼がないとならないので、家事も育児も協力できないですよ」と言われたそうです。
女性は「キョトン」からの「はぁ~!?」
言われた「言葉」に早とちりしたお相手男性は、その後の展開や「なぜならば」の十分な説明を聞かずに、自分の結婚観と違うことにカチンときて、捨て台詞を吐いてしまった。
女性は、会話内容の説明不足。言葉が足りませんでしたね。実際の伝えたい気持ちは、「ある程度大きくなるまでは子育てに専念したいけど、手が離れたらまた働き出そうと思っている」という考えが彼女の本音。
もしここまで、会話内容が十分に説明できていたら、お相手の男性から誤解されることもなく、嫌な思いもせずに、お互いの意見を言って擦り合わせができたかもしれなかったですね。
男性が良く確かめないで、せっかちに判断して間違えたことが原因でしたが、お互いにお断りが入り、仮交際終了。真剣交際に進めませんでした。
仮交際会話で誤解された例(2)
男性会員様とお相手女性の仮交際が順調に進んでいました。
いよいよ「真剣交際告白」と思った頃、男性から「僕の両親が〇〇さんに会って確認したいことがあるんだって。だから両親と会って」とお相手女性に言いました。このセリフが原因で、大きな誤解を招いてしまったのです。
実は、お相手女性のご両親は離婚されていて、父子家庭で育った方でした。
一方男性のご両親は仲が良く、お父様は大手企業の重役でした。しかし、数年前に脳梗塞になり半身不随になってしまいました。
会社を退職し療養を兼ねて伊豆の別荘に移住することになっていました。
お相手女性は以前から「家柄が釣り合わないのでは?」と心配していたそうですが、男性は「結婚に家柄は関係ない」と交際を進展させていました。
そんな中、男性から「僕の両親が確認したいことがあるんだって」と言ったセリフに、お相手女性が『値踏みされるのか?』と大きなショックを受けてしまいました。
これも、【仮交際の会話誤解例(1)】と同じ原因です。
お相手女性は、思い込みによる勘違いから、言われた「セリフ」だけで判断してしまい、「なぜならば」の十分な説明を聞けなかったのです。
ご自身の家庭環境に引け目を感じていたので、それ以上は聞けなかったのだと思います。
男性の失敗は言い方。会話内容に思いやりと言葉に配慮が足りませんでしたね。
『両親が確認したいことがあるから会いたい』と言った本当の理由は、
「結婚して子供ができた時に、ジジ・ババとして近くで子育てに協力してあげられないけど大丈夫?」(彼女は実母がいないから頼れる人がいない)
「なるべく迷惑をかけないようにするけど、舅が障害者で大丈夫?あなたのお父様が許してくれるかしら?」
など、結婚する上で、お相手女性に男性側の家庭事情を承認してもらえるか?という確認をしたかったのです。
これは100%男性の配慮が足りなかった結果です。
後に誤解を解こうとしましたが、お相手女性からお断りされてしまいました。
男性の「配慮の言葉が足らず」そのことが誤解を生む原因になり、仮交際終了というショックな結果になってしまいました。
仮交際では会話内容に、『なぜならば』までの十分な説明を伝えることがいかに重要かを再認識してほしいのです。
まとめ
【メラビアンの法則】
1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した概念だそうです。
「感情や気持ちを伝えるコミュニケーションをとる際、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」ということを検証したもので、その割合が示されました。
【3Vの法則(7-38-55のルール)】
視覚情報:見た目、しぐさ、表情、視線/55%
聴覚情報:声の質や大きさ、話す速さ、口調/38%
言語情報:言葉そのものの意味、会話の内容/7%
引用先:メラビアンの法則とは?
細かいことは専門的になってしまいますが、大まかに説明すると、半分が耳から、半分が目からの情報で相手を理解しようとしているとのことです。
『言葉足らずな表現』もそうですが、「言い方」なども重要で「サラッと言ってみたら?」とか「真剣なトーンで聞いてみたら?」など、会話の内容によって言い方や聞き方を変えないと、相手に誤解されたり聞き流されたりするので、要注意です。
お見合いでは、表情やしぐさが重要ですが、コロナ禍の現在は、マスクを着用しているのでなかなか相手の表情がうかがえません。
表情やジェスチャーでの視覚情報が与える影響は55%ということなので、これを補うには、やはり『相手に伝わりやすい話し方』が必要かと思います。
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