男慣れしていない女性と交際するうちに意外な一面知り心惹かれる

お見合い結婚体験談 38歳男性

 

【あらすじ】

かれこれ20年前のお話です。結婚相談所に入会した男性がお見合いしましたが、女性の第一印象が良くなかったので、交際するかどうかためらっていました。しかし、「また会いたい」と女性から返事が来たので交際することにしたのです。

 

彼女は、婚活プロフィール上に問題もなく、大多数の男性に会いたいと思わせる特徴の、写真も可愛いし、学歴も、趣味も申し分がない女性なのです。

 

お見合いした男性が言うには『笑わない』『冗談が言えない』『感情を表に出さない』女性であった。そして、「私は恋愛をしたことない。どちらかというと体育会系です」と彼女が言ったという。

 

「男慣れてしていないからでしょうか?」と男性。私どもに入会する男女は恋愛経験が浅い会員さんがほとんどなので「あなたが男慣れするようにアプローチしなさい」と私はいって、「お断りされるまでお付き合いしてみては?」と、交際することを勧めていた。

 

2カ月経った頃、デート56回目で、「僕は彼女を結婚相手に決めました」という。婚活交際中の彼の気持ちにどのような変化があったのでしょう。

 

目 次
  1. 同僚が婚活で結婚したと聞き相談に来る
  2. 婚活を成功させるにはデート報告が必須
  3. 結婚できない人の共通点は女性の選び方
  4. 相手にも選ぶ権利お見合いは条件の結婚
  5. 男性慣れしていない女性との交際に入る
  6. 意外な一面を持った女性にギャップ萌え
  7. まとめ

 

 

《相談者》

【岩村秀男(いわむらひでお=仮名)38歳・長男・ 高卒専門卒・会社員=IT関連企業・東京・杉並区在住・初婚・173cm70kg・父71歳・高卒・母67歳・高卒・妹34歳・大卒・既婚】

 

《妻は仲人名人》

 

昭和から平成の時代にわたり、“仲人おばさん”としての経験を備忘録としてノートに書き留めていました。今は息子の嫁が仲人を継いでいますが、少し時間ができましたので、時代はとびとびになりますが、創業者が当時を思い出すままブログに書きます。

 

仲人名人と創業者の埼玉新聞記事

 

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同僚が婚活で結婚したと聞き相談に来る

 

ある日の土曜日、東京杉並区に住むという男性が訪ねてきた。実家がさいたま市だというから、高校時代の友だちからでも聞いて、うちを知ってきたのだと思ったが、

 

「実は会社の同僚がこちらで結婚したというので、住所をきいてきました」

 

「どなたかな、ウチで?どなた?…」

 

「あのう、彼は言わないでくれというものですから…」

 

そういう成婚者OBあるいはOGは多い。ウチを紹介までしてくれていて、なぜ名前を言うなというのか。20年前でも、そのころから紹介で入会する人は確かに多くなっている。

 

だが、おしなべて名前を言いたがらない。その心理がどうしてかわからない。私もそれ以上問いただそうとは思わない。入会者を紹介してくれただけでもありがたいのだ。

 

IT企業でパソコン操作する男性

 

それで岩村秀男さんは、

 

「僕はIT企業に勤めていますが、恋愛経験がまったくありません。結婚できますか」

 

と単刀直入にいう。

 

たしかにパソコン見つめて日がな一日机に向かっているイメージはあるが、だから言って恋愛ができないとはいえない。ただ、今と違って当時のプログラマーは男性がほとんどで、職場での女性社員の比率は低かったであろう。しかし、出会いは職場だけとは限らない。

 

「できます。ふつうの男と女なら・・・」

 

「ふつうの、男…ですか」

 

「いいえ、ふつうならできます」

 

「‥ …」

 

「僕はふつうに見えますか?」

 

禅問答しているわけではないのですが、彼は本当に自信ないという顔をする。

 

「職場の女性からは、“結婚したいと思わない男”と思われているんです、多分」

 

私にはそのようなことはないと思う。彼は純粋だし、素直そうである。

 

「それなら結婚なさればよろしいのです」

 

と私。

 

「できますか?」

 

また言うので、私は笑った。

 

「ごめんなさい、できますよ、本当です」

 

私は笑ったことを謝った。

 

「そうですか…?」

 

私は目の前にいる彼が必ずできるとは言っていない。私の方法で活動すれば必ずできる、と思っている。

 

婚活を成功させるにはデート報告が必須

 

「簡単です、あなたがお見合いをして交際に入ったら、デート中の出来事を逐一、私に報告いただければ必ずできます」

 

「実は恥ずかしいのですが、『彼女いない歴38年』の僕が、こちらにデート行動の報告をするだけで結婚できるのですか?」

 

「はい、そうです」

 

「ふむ…」

 

と彼は要領を得ないでいる。それはそうかもしれない。デート中の出来事の一部始終を報告すれば結婚できると言われても、すぐにそうですかと得心はできない。

 

理屈はこうである。恋愛経験がない人、そうしてお相手までもが交際に不慣れだと、なおのこと結婚は難しい。そこで私の第三者の目でみて、その都度アドバイスできることが山ほどある。

 

もともと恋愛に自信のない人は最初から「結婚しない」と顔に書いてある。それは、結婚相談所へ入会して、せっかく自分と会ってくれた異性に対して失礼であるし、結局は相手が言うこと、相手の態度にいわれのない「難くせ」をつける。

 

口に出さなくてもそれは顔に出る。相手はそういうところだけは見逃さない。たぶん異性を、アニメなどに出てくる生活感のない、純粋無垢な主人公でないと気に食わないからである。

 

双方とも自分がどう思われるだろうという観点では神経を張っているから、二人を俯瞰(ふかん)的に眺められない。恋愛にたけた人は、余裕で状況を読み、自分の言動が相手にどう映っているかを確かめながら、相手との呼吸を合わせられる。

 

だから、付き合ったことがない同士が陥りがちな、お互いに冷えていくという悪循環を生むことはない。要するにスマートなわけだ。

 

しかし、そのスマートさは、時に遊びに流れ過ぎて、恋愛ごっこになり、男女の出会いの尊さ、有難みを忘れがちになる。

 

こちらとしては、デートの報告をきめ細かくしてもらうことで、まず会員さんの新鮮な感受性を発見することから始める。

 

そうして会員さんが特に神経をすり減らしている事柄について、「そこは気にしなくてよい、むしろ見落としがちなここを汲み取って大事にね」と会員さんが膝をたたいて得心するようなアドバイスをほどこす。

 

要するに、相手の言動の真意がどこにあるかをつぶさに教える。多少マニュアル化し過ぎのきらいはあるが、お見合い後の交際期間がルールで決まっている、結婚までの短期決戦なのだからやむを得ないと思う。だから23カ月で結婚を決めることは珍しくない。

 

なにしろ放っておいたらどのカップルも成婚しないと言って過言ではない。私の経験でいうと、入会した10%の会員さんは、お相手の選び方を間違えなければ、こちらが何もしなくても結婚していく。あとの90%の人は何らかの助言や忠告(アドバイス)が必ず必要になる。

 

結婚式の新郎新婦

 

結婚できない人の共通点は女性の選び方

 

相談者がネットで結婚相談所の比較をして狙いをしぼって来社するのは分かっている。だがネットの内容だけではなかなか分かりにくいような気がする。時には入会金を払うだけで終ってしまうことだってあるかもしれない。

 

だから訪問してよくよく納得したら入会したらいいでしょう。こちらもウチへ入会すれば、すべての会員さんが結婚できるとは言わない。なぜか。結婚できない人がいるからである。

 

仲人(カウンセラー)が長い経験で成婚率をあげる方法を体得しているすべてを、わが会員さんに投げているのに、それでもウチで結婚できない人は、私とコミュニケーションを取らない人である。

 

結婚相談所に入会しただけで結婚できる、とは思っていないと思うが、どうもそういう傾向に見受けられる。結婚するのは仲人ではなく「あなた」なわけですから、そこをわかってほしい。

 

それと『結婚がしづらい人』や、入会していても『婚活が長引く人』が必ずいる。それは『交際経過を報告しない人』である。結婚したくないのかと思ってしまう。

 

せっかく入会しているのに『結婚したくないのでは?』と思わざるを得ない。そういう会員さんは一人もいないと信じたい。

 

そこまでお話しすると、聞いていた岩村秀男さんは腕組みをして、

 

「うーむ、なるほど、そこまでお世話してくださるなら、こんな僕でも結婚できそうですね、何となく…」

 

「できますよ、あとは女性の選び方ですね」

 

「岩村さんが、女性を選ぶ基準です」

 

「基準って、そういうのはないと思いますが…」

 

「いいえ、そういう人ほど厳しい線を引いていますね」

 

「そういうものですか」

 

「ではためしに、この1ページの中から3人選んでみてください」

 

と私は言って女性の掲載情報誌を提示した。すべて番号で記されていて、現住所など詳しくなく、もちろん電話番号など書いていない。

 

彼はあんがい早く3人をピックアップした。12人のうちの可愛い系女性のビッグ3を選んだ。年齢はと言えば29歳~30歳である。しかも全員が大卒である。

 

「こちらとしては相手女性の条件は、ほとんど問いませんから…」

 

と岩村さん。『ああこの人も放っておいたら結婚できない』と確信した。

 

相手にも選ぶ権利お見合いは条件の結婚

 

私が彼に言ったのは、結婚相談所へ来た時が「一番結婚したいときなので、これを逃さない」ことが大事。要するに『旬(一番モテる時期)』を逃してはならないと言ったのである。そうして「お見合いは条件の結婚である」こと。

 

こちらがどんなに相手の容姿不問、学歴不問、身長不問など条件を不問にしたところで、「相手にも選ぶ権利がある」と考える必要がある。

 

岩村さんが「高卒後専門卒」である以上、お相手女性も相応の人を選んでいく必要がある。彼は、身長173cm、体重もそれなりなのと、年収が約600万円あるから、婚活にはかなり有利と言えるが、こちらから女性を選ぶ場合、大卒は避けておいたほうがよい。

 

あちらから申し込まれたのなら会えばよいのである。会ってくれそうもない人を選び続けても、いつまでもお見合いは出来ないのである。その期間が長くなると『一番モテる時期』を逃してしまう。気持ちが持続しないのである。

 

そうして10年後に再入会して結婚した人はいるけれども、この10年間は、その方の人生にとってどういう意味があったのかは知る由もないが…。

 

「旬(一番モテる時期)を逃さないのですね」

 

と岩村さんは、自分に言い聞かせるように、

 

「そういえば、どこかの婚活ブログで『結婚したい時が適齢期!』って書いてあるのをみましたね」

 

埼玉新聞取材記事 独身者はいつも適齢期

 

「それ、うちじゃない?」

 

「そうか、こちらのを見たのでしたか!」

 

二人は声を出して笑った。

 

「よく分かりました」

 

と彼は言って、何度も頭を縦にふってうなずいた。

 

男性慣れしていない女性との交際に入る

 

そんなことで、入会手続きを済ませてから、彼自身が選んだ女性の中から3人とお見合いをして『あらすじ』で紹介した女性と交際に入ったのである。色白の女性である。

 

岩村さんは3人目の女性とお見合いをした後、第一印象が良くなかったので、交際することをためらっていましたが、「もう一度会いたい」とお相手女性が言ってきたので、私が交際を勧めたのである。

 

《交際相手》

【高野有里(たかのゆり=仮名)34歳・長女・ 高卒・会社員・東京・世田谷区在住・初婚・158cm48kg・父66歳・高卒・母64歳・高卒・妹29歳・大卒・既婚】

 

彼女は、婚活プロフィール上の問題は何もなく、大多数の男性に会いたいと思わせる特徴を持った、可愛いし、学歴も釣り合う、彼には申し分がない女性なのです。

 

しかし、お見合いをした彼が言うには「笑わない」「冗談が言えない」「感情を表に出さない」女性であった。また、『私は恋愛をしたことがない。どちらかというと体育会系です』と彼女が言ったという。

 

『男慣れしていないからでしょうか?』と岩村さん。『あなたが男慣れするようにアプローチしなさい』と私は言って、『お断りされるまでお付き合いしてみては?』と、交際することを勧めていた。

 

彼からは、「今日は少し笑いました」

 

「経堂駅まで送ってあげました。なんだかデートそのものが珍しい様子で、いや僕も実はそうなんですが…」

 

高野さんは世田谷区経堂に住んでいる。岩村さんは杉並の永福町だから、新宿でデートするとして、彼はずいぶん遠回りではないか、と思ったが、

 

「そうでもないですよ。どうせ新宿から京王線で明大前まで行って井の頭線に乗り換えて一つ目ですから。経堂は小田急線ですが、彼女を送ってから下北沢まで行って井の頭線に乗り換えれば4つ目ですから大したことないんです」

 

ある日はまた、

 

「僕は、なにか彼女に女性を感じないんですよね…」

 

そうかと思えば、

 

「最近、デートの別れ際に寂しそうな目をするんですよ」

 

というから、

 

「寂しそうな目って?別れたくないというような…。」

 

「いやぁーよくわからないんです」

 

と彼。こちらはもっとわからない。

 

「たぶん、あなたを気に入って、もっと一緒にいたいと思っている…」

 

「ま-たあ-」

 

彼は私との会話に慣れてきている。

 

意外な一面を持った女性にギャップ萌え

 

交際をはじめて2カ月くらいたった頃、デート56回目で、「僕は彼女を結婚相手に決めました」と電話でいう。彼にどのような変化があったのでしょう。岩村さんが言うには、

 

日曜日、新宿西口の地上を出てすぐ、京王プラザホテルへ行く道の角の地下に、彼らがお見合いをした喫茶店「談話室滝沢=(現在は閉店)」でお茶を飲んだ。

 

なんだか話が弾まず会話も途切れてきたので、そこを出て西口近くに東口に通じる線路下のトンネルをくぐって紀伊国屋のほうへ歩いた。

 

彼の報告はいつもそのように詳しく道のりもその都度話す。紀伊国屋を過ぎてしばらく行き、左に曲がると映画館があった。

 

「これ見たい…」

 

と彼女が、外国の女優が描かれた看板を指さして目を輝かせたというのだ。ちょうど入れ替えの時間に近かったので、入場した。

 

「なんていう映画?」

 

と私は聞いた。彼は、

 

「いやぁー何という映画だったか忘れました。古い映画のリバイバルでしたかね、たしか」

 

という。

 

ハンカチで涙を拭く女性

 

「でもね、終わりごろの恋人との別れ際のシーンに来た時、急にバッグからハンカチを取り出して涙を拭くんですが、涙は次から次にこぼれて来るんです。僕は『そんなに泣けるところかなあ』と思いながら彼女を見たんですが、僕にしか聞こえないくらい小さく泣き声がしたんです」

 

私は彼女の白い頬から涙がしとどに流れる光景を思い浮かべた。

 

「そのとき、この人は僕にない意外な一面、すごい感受性を持った女性なんだと思いました」

 

電話でしゃべっている彼の声の語尾はほとんど泣き声である。そして、

 

「僕はこの人に決めた、この人と結婚したいと思いました」

 

ほとんど泣き声である。まるで子供が母親に訴えているようであった。

 

「岩村さんわかりましたよ。あちらの仲人さんとお話ししてみますから、しばらくお待ちください」

 

と言って切った。『こちらがよくてもあちらがどうだか?』と私は独り言。

 

あちら(私たちは結婚相談所連盟に加盟して、自分の所に入会する会員さんを結婚まで導くシステムでお世話している)の仲人カウンセラーからの報告では、その映画館でのことを高野さんも仲人さんに話していて、彼女がたまらず嗚咽(おえつ)した時、岩村さんはそっと肩を抱いたそうである。

 

その報告は私にはなかった。おそらくとっさの気持ちがそうさせたのであろう。それがお互いの愛情の表現として生涯忘れないデートとなったはずである。

 

まとめ

 

結婚相談所の仲人カウンセラーというこの仕事をしていると、本を何百冊読んでも得られない感動や、自分が体験していないことを、まるで体験しているかのように喜びをもたらしてくれることが多い。

 

これはお金に代えがたいものだと私は思っている。私にとっては尊い仕事である。

 

岩村秀男さんと高野有里さんが華燭の典を挙げたのは、その夏を過ぎた秋口のことであった。

 

(この項完)

 

 
この記事を書いた人≫≫ 代表者プロフィール 清水泰治

 

 

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