東京在住30代スー女と浅草でお見合い!僕の婚活体験記・37歳

【結婚相談所体験談 あらすじ】

仲人カウンセラーから、お見合いのルールやマナーのアドバイスをもらって、初めてのお見合い場所、浅草にあるホテルラウンジに向かった。

 

ラウンジで小一時間話した後、彼女からの誘いで、浅草寺の仲見世の通りを散歩した。お見合い相手の女性は、ミーハーなだけじゃない、相撲ブームを支えている本物の相撲ファンだった。

 

埼玉県さいたま市浦和の結婚相談所、株式会社KMAの体験談ブログです。
前号・第1回の記事≫≫ 失恋から立ち直れない僕には結婚相談所が合っている?婚活体験談 の続き

 

目 次
  1. 結婚相談所では真剣に取り組む人が多い
  2. 志をもって初めてのお見合いに向かう
  3. お見合い相手の女性は「スー女」

 

第2回
「婚活体験記書かない?」と担任カウンセラーにすすめられた。算数よりも国語のほうが得意だったのと、強制的でなく婚活日記のつもりでよいと言われたので書いてみようと思います。

 

【佐藤翔也(仮名)37歳・大卒・会社員・埼玉深谷市在住・173cm・68kg】

 

結婚相談所では真剣に取り組む人が多い

 

結婚相談所に入会して1週間でお見合いができる、などとは思ってもいなかった。同時に、それだけ真剣に取り組んでいる会員が多くいるのだと思った。

 

相談所の仲人カウンセラーが言ったのを思い出した。

 

「男性のほうが若干多いけど、ほぼ半々ね」

 

年齢はまちまちらしいが、20代から80歳の会員もいるらしい。

 

「でもあなたの年齢のソーンが一番多いのよ」

 

ということらしい。ある意味結婚しやすいということか。

 

しかし、女性が何万人いようと、僕の結婚相手は一人でいいわけなのだ。

 

お見合いだから、間に立った仲人さんが、男女が交際中にそれ以上発展していくように、いろいろ相手の気持ちを教えてくれる、とのことだが、気持ちを決められなくて宙ぶらりんなら結婚は難しいだろう。

 

僕はそこをはっきりしていかなくてはいけないと思った。

 

志をもって初めてのお見合いに向かう

 

お見合いの場所は「浅草ビューホテル」のラウンジだった。僕は約束の2時の15分前にホテルに着いていた。お見合い時間を2時、3時にするのは食事の時間を避けるためならしい。

 

「お見合いが頻繁に行われるし、代金をおおむね男性が支払うということもあるから、昔からそうなっているわ」

 

仲人カウンセラーはそう言っていた。

 

場所が浅草になったのは彼女、大熊美奈(仮名)さんの住まいの最寄り駅が「東京スカイツリー駅」だからとのこと。

 

お互いに挨拶を交わして席に着いて、顔を見る。彼女は写真から受けた印象よりも品性を感じた。

 

その品性は、小学5年の時のあの女王様に振られた記憶とともによみがえってきた。いやなときに思い出すものだ。

 

「スカイツリーができて駅名が変わったんです」

 

大熊さんの声は少しハスキーがかっていた。

 

「前は…」

 

「業平橋と言ったんです」

 

「ああそうでしたね」

 

僕はうろ覚えだったが思い出した。

 

1時間ホテルにいて、外へ出た。僕はこの後どうしたらいいかわからなかった。

 

「仲見世へいきます?」

 

と彼女が助け舟を出してくれた。

 

「行きましよう」

 

と僕。

 

だが、浅草寺の表参道の入り口の雷門付近から仲見世の通りは、人人人であふれかえっていた。

 

春の日曜日だし、この日は暖かかった。大熊さんは、慣れた調子で人ごみに入っていく。僕は彼女を追った。

 

浅草寺の仲見世通りの賑わい

 

僕たちは当然肩や腕などが触れ合うこともあったが、何か新鮮な体験だと思った。宝蔵門に近づいた。そこへ来ても込み合ってはいたが、少しはバラケテいた。

 

お見合い相手の女性は「スー女」

 

金剛力士像という彫刻が門の両サイドにあった。向かって左側は相撲協会の理事長だった「北の湖」、右側が「明武谷」という力士がモデルらしい。

 

その書かれてある箇所を大熊美奈さんはその都度指さした。その指が白くて少しふっくらしているように見えた。

 

「私、相撲好きなんです」

 

彼女は言った。

 

「へえ相撲が好きなんですか」

 

「好きなんです」

 

と言ってから、

 

「北の湖さんは前の理事長で、1年前に亡くなりました」

 

「もう一人の力士は、これ何と読むのですか?」

 

「みょうぶだに。二人とも北海道出身です。もう一人の大横綱だった千代の富士さんも最近お亡くなりになりましたが、この方も北海道でした」

 

「ふ~ん、美奈さんはどうしてそんなに相撲が好きなんですか?」

 

と聞いてみた。僕はつい美奈さんと名前で言っていた。

 

「祖父が北海道の出身でした。私おじいちゃん子で、よく国技館に連れていかれました。そのせいかも‥」

 

「スー女か…」

 

と僕がつぶやくように言うと、大熊美奈さんは、

 

「ふふふ‥」

 

と口に手を当てて笑った。僕もつられて笑っていた。女性のかわいらしさを感じた。僕は彼女にひかれていた、というより女性が珍しいだけだったのかもしれない。

 

大熊美奈さんは急に、

 

「スカイツリーにのぼりません?」

 

と言った。

(以下次号)

 

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