交際成立後初めての連絡で素直な気持ちが伝えられない婚活体験談
お見合いが終わったら、できるだけ当日中に交際に進むかの結論を連絡するように言われている。遅くとも翌日の午後1時までの報告が、お見合いのルールとして決められている。
彼女と交際したいと思いつつも連絡できずにいると、仲人カウンセラーから結果を報告するように催促のメールが来た。
1979年の創業より、埼玉県さいたま市で“成婚にこだわった”婚活サービスを続けている、株式会社KMAの「結婚相談所体験談ブログ」です。
前号・第7回の記事≫≫ お見合い後駅まで川越街並みを歩くが突然のハプニング婚活体験談 の続き
第8回
「婚活体験記書かない?」と担任の仲人カウンセラーに勧められた。算数よりも国語のほうが得意だったのと、強制的でなく婚活日記のつもりでよいと言われたので書いてみようと思います。
【佐藤翔也(仮名)37歳・大卒・会社員・埼玉深谷市在住・173cm・68kg】
交際に進むかどうかの結論はできるだけ早く
河合由梨さんとお見合いすることになった。33歳で、高卒で、身長158cm、体重52kg、現住所川越市、ご両親健在、妹さんひとり。
彼女は、僕を川越駅まで送ってくれた。彼女の家はそこから乗車して、東武鉄道東上本線の「霞ケ関」という駅だそうだ。
霞ヶ関?あの虎ノ門の隣あたりの官庁街の名前と同じだ。そういうと彼女はくすっと笑った。
僕は改札ロで握手したほうがいいのかどうか、迷った。あちらが手を出してくれれば出すのにと思った。二人は結局「どうも‥」になった。
大宮駅で乗り換えの時、構内の書店で昨年の「本屋大賞」を取ったという小説を買って高崎線に乗った。
深谷駅を出ると、着ていたコートが邪魔になるほど暖かくなっていた。僕は結婚相談所へ即連絡をしようと思って逡巡した。言葉も用意した。
「今日のお見合い相手、河合さんと交際したい」
「河合さんには、ほんとうに女性を感じましたので‥」さらに、
「河合さんは、お姉さんと、妹と、お母さんと、恋人とを4で割ったような方で全く自分としては理想形だと思います」
しかし、僕は電話をできなかった。
交際が成立したら男性からファーストコール
翌日、会社で、仲人カウンセラーさんから「乞う電話」の意味でメールが入った。
すぐ電話した。
「河合由梨さん、‥」
少し間があった。僕は一瞬息をのんだ。「ええっと」何かメモを見ているようだった。
「あちらは交際希望です。なんでも、とても気さくで面白い方ですから、佐藤さんさえよければ交際OKと書いてあるわ」
「そうですか」
「ちょっと気のない返事ですが?」
「いえ、こちらも希望していました」
「ほんとう?翔也さんね、それだったら昨日のうちにどうして伝えてくださらないの?こちらが交際希望の場合、特に女性にはいち早くイエース!って言ったほうが結婚早いのよ」
「ったく!」とは聞こえなかったけれど、焦れたのがわかった。
僕は、
「ごめんなさい」
と謝った。仲人カウンセラーは笑った。
「私に謝ってどうする?とにかく急いでお返事の電話をしますから、たぶん今夜8時近くにあなたから河合さんにお電話することになるわ」
彼女に素直な気持ちを伝えることができない
僕は8時きっかりに河合由梨さんに電話を入れた。出ない。僕はがっかりした。焦れるように待っていたら、彼女から9時近くに電話が来た。
「ごめんなさい、遅くなりました」
僕は、ほっとした。彼女の声を聞くとなんでも許してしまえる気がした。それなのに、
「8時に電話しろと言われたものですから、僕は約束どおりしました」
と言ってしまった。
「…」
少し沈黙があった。
「ごめんなさい、確かに。急に上から明日の会議に使う書類を作るように言われて残業になりまして‥」
「では食事はまだなんでしょ?食べてください」と、僕は言おうとした。と、彼女のほうから、
「実は急いで帰ってきたものですから、食事まだなんです」
僕は、「それでは僕は何時まででも待ちますから、どうぞやってください」と言おうとしたことは確かである。言わないうちに、彼女から、
「食べていいですか?」
ときた。僕は、
「はいどうぞ」
と言った。思い返すと、これがすごく事務的で血の通わない言葉だったような気がする
夜遅くなっても、河合由梨さんからの電話はなかった。
(以下次号)
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