40代独身女性実家暮らし続ける理由 母内緒で婚活仲人に打ち明ける

お見合い結婚体験談

 

【備忘録ブログ あらすじ】

このお話は156年くらい前のことですが、母親が訪ねて来て「40過ぎて実家暮らしの独身の娘が、いつまでも結婚しないでぶらぶらしてるので、何とか結婚させたいのですが…」と必死な面持ちで訴えてきた。

 

母親に聞くと、独身を謳歌しているようである。ときどき友人の所へ泊りがけで遊びに行ったり、観劇したり、たまに一泊旅行などで楽しんでいるという。私は「一泊旅行ってどんな方といらっしゃるのでしょう?」と聞いてみた。

 

母親は少しびっくりした顔をしてから「あ、もちろん女友達、仲の良い子がいるんです。うちにも泊まりに来たりするんです」という。

 

「そんなこんなで仕事も楽しそうだし、適当に遊んでいたりで、結婚するよりいいんでしょうね」そう言ってため息まじりであったが、後日娘さんが婚活相談に来て、40代独身女性実家暮らしを続ける本当の理由を仲人に打ち明ける…。

 

目 次
  1. 一生独身でもいい娘と女は結婚という母親
  2. 幸せな結婚して欲しいと母親が涙をこぼす
  3. 婚活相手への希望は…再婚子連れでもいい
  4. 40代独身女実家暮らしを続ける理由は?
  5. 不倫代償は相手妻へ500万円慰謝料支払い
  6. 不倫関係清算心機一転したいと婚活始める
  7. まとめ 幸せになりたい…

 

《相談者》

【中村美優(なかむらみゆ=仮名)43歳・次女・短大卒・会社員・新座市在住・初婚・158cm51kg・父74歳大卒・母69才・高卒・姉47歳・大卒・既婚】

 

【妻は仲人名人】

昭和から平成の時代にわたり、“仲人おばさん”としての経験を備忘録としてノートに書き留めていました。今は息子の嫁が仲人を継いでいますが、少し時間ができましたので、時代はとびとびになりますが、創業者が当時を思い出すままブログに書きます。

 

仲人名人と創業者の富樫敏夫の埼玉新聞記事
 
 

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一生独身でもいい娘と女は結婚という母親

 

母親が結婚相談に来てからひと月ほどたって、娘(中村美優さん=仮名)を連れてやってきた。

印象としては、おとなし気で可愛い感じである。母親は娘に気をつかっているのか、

 

「きょうは、ご説明だけお聞かせいただきたいと思いまして娘を連れてきました」と言った。娘も「どうぞよろしくお願いいたします」とまともに頭を下げた。

 

40代独身女性が勤めるオフィス風景

 

聞くと、勤める会社は東京丸の内にあって、中堅どころの機械メーカーだという。彼女は営業事務で、職場は営業部員が25人ほどいて、それぞれ課長を中心に5名くらいずつの編成という。

 

各チームには営業事務を担当する女性が必ず1名配属されているという。彼女は年齢的には一番の年上で「陰ではお局(つぼね)様って呼ばれているらしいです」と本人は静かにいうのだが屈託がない。

 

けっこうしゃべる。「ウチのチームが一番成績がいいんです。課長はまだ40代前半ですがやり手で、きちんとまとめていて、どこよりも頑張り屋なんです」

 

「仕事がまだ楽しいんですね」と私。

 

「仕事、仕事とばかり言ってられませんよね、いい歳なんですから早く片付かないと…」

 

と母親は自分の娘をみながら言った。それを聞くと彼女は黙った。

 

「まあ結婚するには潮時というものがあるようですから、まわりがいう前に、ご本人がどう考えるか、そしてどう動くかということですね」

 

と私はありきたりなことを言ってみた。すると、

 

「私、一生独身でもいいと思ってしまうんです」

 

と彼女が言う。母親は娘の気持ちをいま初めて聞いたという顔をして、

 

「美優ちゃんあなた駄目よ、やっぱり女は結婚してナンボ、なのよ」

 

「お母さん、それって人それぞれだと思うわ。仕事で生きるのも結婚するのも…」

 

母親は人前で娘に反論されて面くらっている。

 

「まあ、ここで議論するとは思わなかったわ」

 

と苦笑した。

 

幸せな結婚して欲しいと母親が涙をこぼす

 

「お嬢さんのおっしゃるとおりですよ。結婚相談所のなかで言うのもなんですが、結婚だけが人生ではありません。ただ、お母様はあなたの人生の先輩としておっしゃっているのだと思います」

 

彼女を見て言った私の言葉に、母親はうなずいている。

 

「結婚は、楽しいことばかりではありませんが、あなたのような娘さんをもって、お母様は幸せなのですよ。その幸せをあなたにも味わってもらいたいのですよ。それにはあなたに人並みの結婚をしてもらいたい一心だと思います」

 

と言った時、母親の両目から涙がこぼれ落ちた。

 

「お母さんやめて…」

 

と彼女は母親に体ごと軽くぶつけて言った。母親はバッグからハンカチーフを出して涙を拭いた。

 

「失礼しました。お見苦しいところを…。でもね」

 

と母親は続けた。

 

「この子の姉が早くに学生結婚しましたので、ひと頃はこの子を手元に置いておきたくて結婚をできるだけ遅くしてほしいと思った時期もありました、寂しくなると思うとね。でも30歳を過ぎてからは嫁に行き遅れると思って、家を出てアパートにでも住むなりして独立すれば結婚したくなると思って主人と二人で、この子を追い出しにかかったのですが、いっこうに効き目がなくて、ずるずる40過ぎまで実家暮らしが続いています。私が高校以来の友達に相談しましたら、彼女の娘さんが5年前にこちらで結婚させていただいたと聞きまして、連れてきたのです」

 

婚活相談で涙をこぼす母親

 

「へえ、どなたでしたか?」

 

「いえそれは内緒ということですので…」

 

という。この母親のように、そこまでしゃべっていて言わないという人は多い。いつも思うのだが、もっとフランクに話してほしい。なにか内緒にしたい理由があるのだろうかと不思議に思うのだが、その日もそう思った。

 

婚活相手への希望は…再婚子連れでもいい

 

「さてと。どういたしますか、ご説明いたしますか、それとも今回はやめにいたしましょうか?」

 

と切り出した、

 

「せっかくお時間を取らせましたので…」

 

と母親がいうと、

 

「ご説明お願いします」

 

と娘が言った。私は結婚の意義はさることながら、入会すればわが社のシステムが全国の仲人(相談所)同士がネットワークされていて、異性との出会いには事欠かない点、また社会的な信頼度という点で、消費者トラブル防止のため結婚相談所が行政から特商法の対象業種となっていることを話した。

 

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「美優さん、あなたの容姿から身長・体重などを客観的に眺めますと、多くの男性からお申し込みが入ると思います。ただし同年齢の男性というより、少し年上の男性からのお申し込みが多いと思います」

 

と私は中村美優さんを正視して言った。すると彼女は、

 

「かまいません、子供がいてもいいと思っています」

 

母親がここで、

 

「あなた何もそこまで妥協しなくてもいいじゃない?」

 

と娘に言った。

 

「いいの、子供だって生まれるかどうかわからないし、そういう結婚もありじゃないですか?」

 

と彼女は私を見て言った。

 

「それは賢明なお考えです。ただ、ご入会後、そういう観点も含みながら、いろいろお見合いするなかで対処なさればよろしいかと思います。たしかに子供は生まれにくい年齢というご自覚があればこそのご意見だと思いますから、そのお考えは尊重されるべきです」

 

「そうよ、まだできないと決まったわけではありませんから…」

 

と母親は、私の意見など聞いていないかのように、娘を見て言った。

 

40代独身女実家暮らしを続ける理由は?

 

不倫上司と会話する40代独身女性

 

そして、母親がトイレへ立って行ったその時、彼女はささやくように早口で言った事は、4歳上の職場の上司と肉体関係にあるのだと言う。しかも関係は10年にも及ぶという。

 

「別れられますか?その方と」

 

と私は時間がないなかでとっさに言った。

 

「別れる必要はありますか?」

 

と彼女は逆質問をしてきた。

 

「あちらにお子さんがおられるのでしょう?」

 

「はい、いま8歳の男の子と、4歳の女の子です」

 

「すると上のお子様は小2ですか…」

 

その確認はあまり意味がなかった。

 

「それではあちらが結婚の間もない頃から?」

 

と私。

 

「はい…」

 

母親がソファーに座るまでに話の決着は一応つけなければならないと思い、

 

「それを聞いてしまったら、すぐにはあなたに入会していただくわけにはいきませんね。はっきりと別れるという決断ができた時にいらっしゃい。あなたならちゃんとした結婚ができますから、気を強くお持ちになってね」

 

と、それを言うだけが精いっぱいであった。母親がソファーに落ち着くのを待って私は切り出した。

 

「お母様、お嬢さんいろいろ思うところがおありですし、すぐすぐ入会なさらないで、よくご相談なさってから、またいらっしゃってくださいね」

 

母親は娘を見た。入会しないの?と眼で語った。彼女はうなずいた。

 

不倫代償は相手妻へ500万円慰謝料支払い

 

そのことも忘れてしまった頃、1年後くらいに彼女の母親だけが一人で訪ねてきた。

 

開口一番、「いやあ先生!」と私に、

 

「あれから大変でした。娘はここにうかがった時先生に耳打ちしたと言っていましたが、あれから裁判沙汰になりましてね。あの女性、離婚裁判ついでに美優にも慰謝料を請求してきました」

 

そうでしょう、と私は思った。結婚当初から職場の部下と不倫関係を持ち、家庭では子供を二人ももうけながら、10年間も付き合っていたというのだから、ふつうの女性なら逆上するはずである。

 

「どうしてその関係が分かってしまったかと言いますとね」

 

母親は「語り部」になっていた。

 

「ご亭主が酔っぱらって帰宅した夜、消し忘れた美優とのやり取りのメールを全部見られてしまったようです」

 

なにかそれが残念とでも言いたげであった。それは本筋ではない。

 

「私が残念なのは、娘はなぜ私に相談しなかったのか、なのです。中絶を2度もさせられたそうで、可哀そうに…」

 

私は黙っていた。どちらが被害者なのか。あちらの奥さまこそいい迷惑ではなかったのか。

 

「で、けっきょく女のほうから500万円要求されました。私どもは値切ることなく、要求どおり支払いました」

 

「女」とはどちらのいい方であろうか。それにしても500万円!フムフム、それが安いのか高いのか、よくわからない。私の関心事はその先にある。

 

「それで美優さんは、今はどうして…」

 

「もう彼とは別れました。会社に知られてしまい、あちらは退職したそうです。会社は課長という彼の実力からして、とりあえず配置転換をしておいて、また戻したかったようですが、彼自ら辞めて、転職したようです」

 

もっと先を聞かなければならない。

 

「それを機に娘とも縁を切って、今はどこへ行ったか分からないようですよ」

 

「それでお嬢様、美優さんはどうしていらっしゃるのですか?」

 

「半年前までは裁判だ、何だかんだで気が紛れていましたが、それ以後彼とも別れてふさぎ込んでいましたが、今はどうにか立ち直ったようです」

 

「そう、それは大変でしたね」

 

「いえ、それで“結婚相談所の先生はいい方だった”なんて言うものですから、娘の代わりにご挨拶に伺いました」

 

不倫関係清算心機一転したいと婚活始める

 

と母親は言って、なにかにこらえていたようであるが、しまいには目に涙をためて私を見た。彼女には私の顔がはっきり見えていないはずである。続けて、

 

「美優は、心機一転、婚活をしてみたいと言いますので、それならばこちらの先生の所へぜひ入会させていただきたいというものですから…」

 

「それはもう、よくぞ決断なさいました。ぜひいらっしゃるようにおっしゃってください」

 

その後、中村美優さんは入会して、5人の男性とお見合いをして、最後にお会いした男性と結婚を決めた。相手は48才の再婚で、子供2人を、前の奥さまに置いてきたという離婚経験者であった。しかも子供の親権者になっているというのを承知でお見合いをして、交際も短く3カ月で同居をはじめ、まもなく入籍した。

 

もちろん同居を始める前に私どもに二人して挨拶に来たのだが、男性はとても温和でおとなしかった。「前の奥さまとどうして離婚したの?」と聞きたくなるような実直そうな男性であった。

 

「いろいろありましたが、なんか、私、幸せになりたくて…」

 

彼女は最後に彼に寄り添うようにして私を見てそう言った。その時“あゝ人間って切ないけどいいなあ”と思った。そして、うかつにも思わず泣けてきて、ハンカチーフで涙をぬぐった。そうしたら彼女も、その彼も、私の涙にもらい泣きして、二人ともポロポロと涙を流していた。

 

まとめ 幸せになりたい…

 

男と女の世の中で、お互いどれだけ思いやりの心を言葉で表現し、そして寄り添えるかで、幸せの指数は上がるものである。

中村美優さんもそれに気づかれて、幸せにやっているはずである。

 

少しまわり道をしたとしても、それまでの道筋が不幸だったとしても、それを吹っ切れれば、その後の人生が充実するはずである。それだったら、人間、それ以上いうことはないはずである。(完)

 

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