40代の初婚男性が多いと聞くが、彼はナゼ…私の婚活体験記

さいたま市浦和の結婚相談所、株式会社KMAから見える埼玉県営北浦和公園にも人影が多くなり春の訪れを感じます。

 

8回

入会した結婚相談所の仲人カウンセラーさんから婚活体験記を書いたら?と言われ、はい、と気楽に引き受けてしまった。引き受けてから、確かに記録を残すことで、自分の考え、行動が、どんなふうに反応するか、まったく未知の体験だけに、書いてみる価値はあると思った。

 

【今田薫(仮名)36歳、大卒、会社員、163cm、60kg、東京・赤羽在住】

 

《厚生労働省までデート気分?で歩いた》

 

「僕は霞ヶ関の本庁から東京駅までほぼ毎日歩くんです。よければ、このあと皇居のほうまで歩きませんか?」

と田丸慎吾さんが言ったので、そうすることにした。

 

私は彼がレジで精算している間、40代の男性の初婚が多いとは聞いていたけれど、彼の場合、特に異性から嫌われる要因もなさそうなのに、いまだに独身というのが理解できない、と考えていた。

 

それどころか、あらゆる要因の比較からいっても、東大理Ⅲ卒、国家公務員キャリア、174cm、容貌も普通に整っている。次から次とナゼ、ナゼという思いが頭を巡らせていた。まあ私も人のこと言えないか?などと思った。

 

「お待ちどうさま‥」

の声に、

「ごちそうさま!」

と返していた。

 

私は田丸さんの歩くに任せた。東京駅から歩くなんて初めてで、どこがどうやらわからなかった。

 

私たちは新丸ビルと中央郵便局の間の道をまっすぐ歩いた。ほどなく「馬場先濠」に突き当たり左折した。日比谷濠のあたりで日比谷公園に入った。

 

日比谷公園

 

田丸さんの歩く速度と私の速度が少し違った。彼が常に先行していたので、ついていくのに苦労した。それに気づくのか、時々彼は後ろを振り向いた。

 

「この辺は有楽町駅が近いですね」

 

と彼は言ったが、それ以外、二人はほとんど口をきいていない。「これって変ですか?」

と誰かに言いたかったが、変でもないと自分で思えた。

 

もちろんデートという気分にはならなかったが、脳裏には「この人と結婚したらどうなる?」というのがあった。先ほど二人が涙を「共有」したことで、気持ちを落ち着かせたのか、沈黙の時間があっても気にならなかった。

 

4時前なので、公園内はまだ陽が照っていた。

ところどころにやぶがあった。そういえば数年前、この公園もデング熱のために閉鎖された時期があったと変なことを思い出していた。

 

かなり歩いたところで、大音楽堂から公園を出た。するとほどなく厚生労働省だった。

 

「ここにお勤めなんですね」

 

私はいつになく興奮気味であった。日本の大官庁街の一角に立ったという感慨だったのだろうか。建物の外観部分が陽光でくっきりとしていて、どっしりしている印象であった。

 

「中はけっこう老朽化しているところもありますが、こうしてみると建物が大きいですね、あらためて見たこともないのですが」

 

彼はこれまでの沈黙を挽回するかのようにしゃべり始めた。

 

「お隣が農林水産省、西側が経済産業省、その隣が財務省、その向かいが外務省です」

 

しばらくして、私たちは有楽町駅をめざした。

 

《この人とひょっとして‥結婚?!》

 

「きょうはありがとうございました。楽しかったわ」

と私は言っていた。

 

「僕もです、この先どうすればいいのでしょう」

私は「えっ!」と思ったが、

 

「各自所属の事務所に今日の結果を報告すればよいと思います」

と、少し事務的に指示めいた言い方になっていたのが、自分でもおかしかった。

 

「はあ、なるほど‥で、薫さんはなんて報告します?」

ずるい!先に聞くな!と思ったが、

「さあ、どうしましょう」

「交際、にしていただけませんか?!」

彼は私をハグでもしようとしたのか、近づいたので、私は後ずさりしていた。

 

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