埼玉県さいたま市の結婚相談所KMAで活動する、JLCA認定婚活カウンセラーの清水小百里です。
これまで1,000組以上のご縁を見届けてきた経験から、“迷いの正体”とその乗り越え方を、現場目線でお伝えします。
婚活を進める中で、「仮交際から真剣交際に進む決め手がわからない」と悩む方は少なくありません。条件は悪くない、会話も弾む——それでも「この人でいいのか」と迷ってしまうのは、誰にでもある自然な感情です。
本記事では、仮交際から真剣交際に進むための判断ポイントを、安心感・価値観・自然体といった“心の納得感”に焦点を当てて解説します。
さらに、実際に成婚した方々のリアルなエピソードも交えながら、あなたらしい選択を後押しするヒントをお届けします。

はじめに:仮交際から真剣交際への「壁」
婚活における仮交際と真剣交際の違い
結婚相談所での婚活では、「仮交際」と「真剣交際」ははっきりと区別されています。仮交際は、複数の方とお見合いやデートを重ねながら、相性や価値観を見極めるための“お試し期間”です。まだ将来の具体的な話はせず、まずは一緒に過ごす時間の中で、フィーリングや居心地の良さを確認していく段階といえます。
一方、真剣交際は「この人と結婚を前提に向き合いたい」と思える相手と、1対1で関係を深めていくステージです。他の交際は終了し、住まいや仕事、子どもに関する考え方など、より具体的なライフプランについて話し合うようになります。
この違いを理解しておくことで、仮交際中に何を見極めるべきかが明確になります。単なる好意だけでなく、「この人となら安心して人生を歩めそうか」という視点が、真剣交際への判断材料となっていきます。
なぜ「決め手」が重要なのか
仮交際から真剣交際に進む際、多くの婚活者が「決め手がわからない」と悩みます。好印象はあるけれど、結婚を前提に進めてよいのか迷ってしまう——そんな気持ちは誰にでもあるものです。だからこそ、自分なりの“決め手”を持っておくことが、納得のいく選択につながります。
決め手とは、条件やスペックではなく、「一緒にいて居心地がいい」「自然体でいられる」「価値観やライフプランが近い」といった、感覚的で本質的な要素です。特に、安心感や誠実さ、優しさといった人柄に触れたとき、「この人となら無理なく歩める」と感じる瞬間が、真剣交際への後押しになるのです。
逆に、決め手が曖昧なまま進むと、後々不安や違和感が生じることも。納得感を持って進めば、結婚への道のりもスムーズに運びやすくなります。婚活は「選ばれる」だけでなく「選ぶ」プロセスでもあるからこそ、自分の心が納得する“決め手”を見つけることが、幸せな成婚への第一歩なのです。
仮交際から真剣交際に進む決め手とは?
居心地の良さと安心感
仮交際から真剣交際に進む決め手として、まず挙げられるのが「居心地の良さ」と「安心感」です。これは、条件やスペックでは測れない、感覚的な相性の部分です。
一緒にいて自然体でいられる、沈黙が気まずくない、無理に話題を探さなくても穏やかに過ごせる——そんな空気感がある相手とは、長期的な関係を築きやすくなります。また、連絡の頻度や対応の丁寧さ、感情の安定感などから得られる安心感も、真剣交際への後押しになるのです。
婚活では「ときめき」よりも「落ち着き」が重要になる場面も多く、心が安らぐ相手こそ、将来を共にするパートナーとしてふさわしい存在だと感じられるのです。
価値観・ライフプランの一致
仮交際から真剣交際に進む際には、価値観やライフプランの一致も大きな決め手です。結婚は人生設計そのもの。仕事への考え方、住まいの希望、子どもに対する意識、家族との関係性など、日常の選択に関わる価値観が近いと、結婚後の生活もスムーズに進みやすくなります。
仮交際中に、少しずつ将来の話題を出してみることで、相手の考え方や方向性が見えてきます。すべてが一致する必要はありませんが、違いを受け入れ合える柔軟性があるかどうかは重要なポイントです。
「この人となら、同じ未来を描いていける」と感じられるかどうか——それが、真剣交際に進むかどうかの判断材料です。
誠実さ・優しさ・将来性への信頼
仮交際の段階では、相手の本質が見えづらいこともあります。だからこそ、真剣交際に進む決め手として「誠実さ」「優しさ」「将来性への信頼」は欠かせません。
誠実さとは、言葉と行動が一致していること。約束を守る、嘘をつかない、相手を思いやる姿勢がある人は、信頼関係を築きやすく、結婚後も安定した関係を保てる可能性が高いです。
また、優しさは、相手の立場に立って考えられる力。困っているときに寄り添ってくれる、感情を受け止めてくれる——そんな対応に触れたとき、「この人となら支え合える」と感じる方も多いでしょう。
そして将来性への信頼。これは収入や職業だけでなく、人生に対する姿勢や価値観の成熟度も含まれます。「この人となら、環境や状況が変わっても、互いに寄り添いながら進んでいける」——そんな信頼感が、真剣交際への後押しになります。
「自然体でいられる」感覚の重要性
最後に、多くの婚活者が真剣交際の決め手として挙げるのが、「自然体でいられるかどうか」という感覚です。これは、素の自分を受け入れてもらえる安心感とも言えます。
婚活では、どうしても「良く見せよう」と頑張ってしまいがちですが、長く一緒に過ごす相手とは、無理をせずにいられることが何より大切です。笑顔も沈黙も、弱さも強さも、すべてを見せられる関係性こそが、真剣交際に進むための土台です。
「この人の前では、気を張らなくていい」「素直な気持ちを話せる」——そんな感覚が芽生えたとき、自然と「この人となら結婚を考えられる」と思えるものです。仮交際中にふと感じる“心のゆるみ”を、ぜひ大切にしてみてください。

成婚者のリアルなエピソード紹介
実際に決め手となった瞬間の体験談
仮交際から真剣交際に進む決め手は、人によって異なりますが、成婚者の体験談には共通する“心が動いた瞬間”があります。
たとえば、ある女性は「仕事で落ち込んでいたとき、彼が何も言わずにそばにいてくれた。その沈黙が心地よくて、安心できた」と語ります。言葉よりも態度に誠実さを感じたことで、「この人となら支え合える」と思えたそうです。
また、別の男性は「将来の話をしたとき、彼女が自分の夢を応援してくれた。その瞬間、価値観が合うだけでなく、人生を一緒に歩むイメージが自然と浮かんだ」と振り返ります。仮交際中の何気ない会話が、真剣交際への決断につながったケースです。
こうしたエピソードから見えてくるのは、決め手は特別なイベントではなく、日常の中にあるということ。ふとした瞬間に感じる安心感や、将来への前向きな対話が、心を動かすきっかけになるのです。
どんな言動が「この人だ」と思わせたか
成婚者が「この人だ」と感じた言動には、いくつかの共通点があります。
まず多いのが、「自分の話を丁寧に聞いてくれた」「否定せずに受け止めてくれた」という対応です。仮交際中は、価値観や考え方の違いに触れる場面もありますが、そのときに相手がどう反応するかが、信頼の土台です。
また、「ありがとう」「ごめんなさい」が自然に言える人に惹かれたという声も多く聞かれます。些細なことでも感謝や謝罪を伝える姿勢は、誠実さや人間性を感じさせるポイントです。
さらに、「自分の弱さを見せてくれたときに、距離が縮まった」と語る方もいます。完璧な人よりも、素直に不安や悩みを共有できる相手のほうが、心のつながりを深めやすいのです。
仮交際から真剣交際に進む決め手は、こうした言葉の選び方や態度の積み重ねに表れます。相手の本音に触れたとき、「この人となら自然体でいられる」と感じる瞬間が、真剣交際への一歩になるのです。
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真剣交際に進むタイミングの見極め方
デート回数ではなく「感情の成熟度」が鍵
仮交際から真剣交際に進むタイミングは、単純にデートの回数だけで判断するものではありません。もちろん、何度か会うことで相手の人柄や価値観が見えてくることはありますが、それ以上に大切なのが「感情の成熟度」です。
例えば、相手に対して安心感や信頼感が育っているか、自分自身が自然体でいられるか、そして「この人となら将来を考えられる」と心から思えるかどうか。こうした感情の深まりが、真剣交際への決め手になるのです。
「なんとなく良い人」という印象から「この人と向き合いたい人」へと気持ちが変化したときこそ、進展のサイン。仮交際中は、心の距離がどれだけ縮まっているかを意識してみると、タイミングの見極めがしやすくなります。
不安を感じたときこそ、確認すべきポイント
仮交際中に「この人でいいのかな?」と不安を感じることは、誰にでもある自然な感情です。大切なのは、その不安を放置せず、冷静に向き合うこと。
まず、自分の不安がどこから来ているのかを整理してみましょう。たとえば、相手の言動に一貫性がない、価値観のズレが気になる、将来の話ができていない——そんな違和感がある場合は、仮交際の段階でしっかり話し合っておくことが大切です。
また、「気を使いすぎて疲れる」「本音を言えない」と感じるなら、自然体でいられる関係性かどうかを見直してみましょう。真剣交際の決め手は、安心して自分を出せる相手かどうかです。
不安があるからこそ、確認すべきポイントを明確にし、必要な対話を重ねることで、自分の気持ちに納得したうえで前に進むことができます。
決断前に話し合っておきたい3つのテーマ
仮交際から真剣交際へと進む前には、いくつかの大切なテーマについて話し合っておくことが欠かせません。これは、将来を共に歩むための“すり合わせ”の時間であり、真剣交際へ進むかどうかを見極める貴重な機会でもあります。
まずは、ライフプランに関する話題です。住む場所や仕事のスタイル、子どもに対する考え方、ご家族との関係など、結婚後の生活に直結するテーマについて、お互いの希望や価値観を共有しておきましょう。
次に、金銭感覚や生活リズムなど、日常の価値観のすり合わせも重要です。「家計をどのように管理していくか」「休日はどんなふうに過ごしたいか」など、細かな部分まで話しておくことで、結婚後のギャップを減らすことができます。
そして何より大切なのが、「お互いにとっての結婚の意味」を確認することです。結婚に何を求めているのか、どんな夫婦・家族になりたいのか——この部分が一致していると、真剣交際への決断にも迷いがなくなります。
仮交際から真剣交際へ進む決め手は、こうした対話の中で自然と見えてくるものです。納得感を持って前に進むためにも、決断前の話し合いを丁寧に重ねていきましょう。
迷ったときの対処法
自分の気持ちを整理する方法
仮交際から真剣交際に進むべきか迷ったときは、まず「自分の気持ちを整理すること」が大切です。相手に好印象はあるけれど、決め手が見つからない——そんなときこそ、焦らず立ち止まって、自分の感情と向き合ってみましょう。
おすすめなのは、紙やスマホのメモに「相手と過ごして感じたこと」を書き出すこと。嬉しかった瞬間、違和感を覚えた場面、安心できた言葉などを具体的に言語化することで、頭の中が整理されていきます。
「居心地の良さ」「価値観の近さ」「自然体でいられるか」など、仮交際から真剣交際に進む決め手となる要素が揃っているかをチェックしてみましょう。未来を一緒に描けるかどうか、心の奥にある本音に耳を傾けることで、納得のいく選択が見えてきます。
相手に正直に伝えるコミュニケーション術
迷いがあるときこそ、相手とのコミュニケーションが重要です。仮交際中はまだ遠慮がある段階ですが、真剣交際に進むかどうかを判断するには、率直な対話が欠かせません。
「まだ迷っている」「もう少し時間がほしい」といった気持ちは、誠実に伝えることで相手に安心感を与えます。曖昧な態度よりも、正直な言葉のほうが信頼を築きやすいのです。
また、「あなたはどう感じていますか?」と相手の気持ちを聞く姿勢も大切です。仮交際から真剣交際に進む決め手は、こうした対話の中で自然と見えてくることもあります。迷いを共有することで、関係性が深まることもあるのです。
婚活カウンセラーとの相談の活用
婚活において、迷ったときに頼れる存在が「婚活カウンセラー」です。第三者の視点からアドバイスをもらうことで、自分では気づけなかった視点や判断材料が得られることがあります。
「相手との価値観の違いが気になる」「決め手が見つからない」といった悩みも、婚活カウンセラーに話すことで整理されることがあります。仮交際から真剣交際に進む決め手が揃っているかどうか、一緒に確認してもらえるのは心強いですよね。
また、婚活カウンセラーは相手側の状況も把握していることが多いため、「相手も同じように迷っている」「真剣交際を考えている」など、双方の気持ちを橋渡ししてくれることもあります。
婚活は一人で進めるものではありません。迷ったときこそ、信頼できる第三者に相談することで、気持ちが前向きに整理され、納得のいく選択ができるようになるのです。
まとめ:決め手は“心の納得感”
無理なく自然体でいられる相手こそ、真剣交際のパートナー
仮交際から真剣交際に進む決め手は、条件やスペックではなく、「心が納得しているかどうか」にあります。その中でも特に大切なのが、「自然体でいられるか」という感覚です。
気を張らずに過ごせる、沈黙が心地よい、素の自分を受け入れてもらえる——そんな関係性は、長く一緒にいるうえで欠かせない要素です。婚活では、どうしても“選ばれること”に意識が向きがちですが、最終的に選ぶのは自分自身の感覚です。
「この人となら無理なく一緒にいられる」と感じられる相手こそ、真剣交際に進むべきパートナー。その感覚が芽生えたとき、自然と次のステージへ進む準備が整っていると言えるでしょう。
決断は「安心」と「希望」が揃ったときに
真剣交際への決断には、タイミングだけでなく「心の状態」が大きく関わってきます。その判断の軸となるのが、「安心」と「希望」の両方が揃っているかどうかです。
安心とは、相手の誠実さや安定感に触れたときに感じるもの。希望とは、将来を一緒に描けると感じられたときに、前向きな見通しが持てること。この2つが重なった瞬間こそが、仮交際から真剣交際へ進む決め手になるのではないでしょうか。
もし迷いがあるときは、無理に答えを出そうとせず、まずはご自身の気持ちを丁寧に見つめ直してみてください。そして、安心して本音を話せる関係性が築けているか、未来に対して前向きな気持ちになれているか——その両方が揃ったとき、「この人と向き合いたい」と自然に思えるはずです。
婚活において大切なのは、心からの納得感です。その感覚を信じて、あなたらしい一歩を踏み出してみてください。
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このコラムを書いた人
埼玉県さいたま市の結婚相談所KMA・株式会社KMA婚活カウンセラー 清水小百里
メッセージ

埼玉県さいたま市に根差した結婚相談所・婚活サポートを提供する株式会社KMAの取締役であり、JLCA認定婚活カウンセラーの清水小百里は、1971年生まれの地元出身者として、地域社会に貢献しています。結婚を真剣に考える男女に対し、婚活を通じて幸せな結婚生活を実現するためのサポートを行っており、その専門知識と経験は、多くの成婚エピソードに反映されています。
また、「結婚したければ選ばれる男になりなさい」という婚活本の著者でもあり、ダイバーシティ研修認定講師としても活動しており、多様な価値観を尊重する社会の実現に貢献しています。KMAの理念に基づき、すべての方が自分の魅力に気づき、自信を持って幸せになれるよう、縁の下の力持ちとして支援を続けています。
資格
- 「内閣総理大臣認証NPOコミュニケーション能力開発機構」認定『心理カウンセリング1級』『コーチング1級』資格
- 「一般社団法人 日本仲人婚活支援協会」仲人婚活エキスパート資格
- 「一般社団法人 日本LGBTサポート協会」ダイバーシティ研修認定講師資格
- 「特定非営利活動法人日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)」結婚相談所マル適マークCMS 取得
- 「JLCA認定婚活カウンセラー」 取得
所属連盟・協会
- 株式会社IBJ
- 株式会社BIU
- 日本仲人連盟(NNR)
- 一般社団法人 日本仲人婚活支援協会
- 一般社団法人 結婚相談業サポート協会(MCSA)
- 特定非営利活動法人 日本ライフデザインカウンセラー協会(JLCA)
- SAITAMA出会いサポートセンター運営協議会
- 一般社団法人日本LGBTサポート協会
出版・著書情報
- アマゾンで発売中
- 清水小百里 著『結婚したければ選ばれる男になりなさい』発売中
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