婚活デート3回目なのに進展なしの関係を前に進める会話例と対処法
出会いを求める男女が利用する「婚活アプリ」や「マッチングアプリ」とは違い、結婚相談所では、出会った後も仲人カウンセラーが必要に応じて二人の間に入り、デートの状況を確認しながら交際を前に進めるサポートをします。
男性心理としては、交際に進展すれば「もっと相手のことを知りたい」といった気持ちになるのが当然ですが、デートで価値観の確認や結婚生活のイメージが想像できる質問をすることができない方が多いのも現実です。
今回は、「婚活デート3回目でも進展なし」の仮交際をだらだら続けている会員様の現状と、進展しない二人の関係を前に進める会話例と対処方法を解説していきます。
埼玉県さいたま市浦和の結婚相談所KMA本部の仲人カウンセラー清水小百里です。
たわいもない会話しかしない交際カップル
最近、立て続けに、似たような婚活デートの相談を受けました。
それは…「3回目のデートでも進展なし」。
初デートでは、お見合いの延長戦という感覚で、お見合い時に出た話題(趣味や仕事、家族の話題)をもう少し掘り下げて詳しく聞いたり、そこから話題が膨らんで、共通点が見つかったりして、お相手の事を知ることができます。
- 好きな食べ物や、行ってみたいところ
- 好きな映画やドラマ、アーティストなど
- 休みの日は何をしているとか…
そんなこんなで、あっという間に2~3時間は過ぎるので、お見合い後の初デートはこれだけお話しができれば合格点だと思いますが、しかし…問題なのはここからです。
せっかく2回目、3回目のデートが実現したのに、二人でどんな話をしたのかを聞くと「たわいもない世間話」なのです。
ちょい、ちょい、ちょーい!
明日にでも結婚したいと思って結婚相談所に入会して婚活しているのに「たわいもない会話」って…。
私は、そんな仮交際をだらだら続けている会員様に『お相手を知ろう』とか、『本当の自分を知ってもらおう』といったアドバイスをしています。
もちろん、プライベートな事を知るのも重要ですが、そればかりでは二人の関係は進展しないのです。
婚活デート3回目進展なしの男性から報告
デートプランを考えてくれた女性と美術館に行ったのですが、観覧中はイヤホンを付けて個人行動。作品を鑑賞しながら感想を言い合ったり、意見を共有したりすることはありませんでした。
美術館の展示室を出てから外で食事をしたのですが、そこでの会話は女性からの作者や作品の感想を聞くことや「たわいもない会話」で結婚系の話は一切できませんでした。
婚活デート2回目進展なしの女性から報告
「今週、会社でこんな事があった」と、延々と話していたけど、彼の会社の人を知らないから興味も持てなくて…。「そうですか」としか返せなかった。
それ以外は「たわいもない世間話」で、デートを終えて帰りました。
以上の様な仮交際だらだら状況のデート振り返り報告の例がありました。
こんな、たわいもない会話だけでは、価値観の確認や結婚生活のイメージを想像することはできません。これでは、『この人と結婚したい!』と思えないですよね?
仮交際だらだらの関係を前に進める会話例
例えば、「今日、動物園に行ってきました。〇〇さん、動物が大好きで、結婚したらペットは絶対に飼いたいそうです。私も動物好きだから良かったです。それと、子供もすごく好きみたいで、家族連れで来ていた子供を見て、二人で可愛いね~ってずっと言っていました」など、「〇〇さんのこんな一面が見られました」とか、何かしらの収穫があれば、このデートは成功だし、二人の関係が一つ前に進むのです。
特に男性は、お相手に喜んでもらおうと、必死にデートプランを考えますが、苦手な方にはかなりの負担です。
だからと言って、会話のいらないデートスポット(映画館など)に行ったり、食事でおもてなしするだけのデートプランだったりはいけません。
「楽しいね~!」
「美味しいね~!」
だけで、終わってしまう婚活デートでは、交際は進展しないのです。
結婚はこの人でいいのか?決断のポイント
結婚相談所でお付き合いする中で、お互いに何を知りたいのか…?
それは、『結婚はこの人でいいのか?』です。
この人の将来のビジョンが自分と合っているか?
結婚や結婚生活においての価値観が共感できるのか?
(夫婦の在り方、家族とは、お金の価値観、お互いの家族への配慮など)
結婚で人生が変わるのだから、仮交際中にお互いの価値観を擦り合わせておきたいというのが本音です。
そのため、結婚に対しての目標(希望)が必要で、それを達成するために研究と努力が必要なのです。
もちろん、この時点では、明確な目標や計画が立てられない事の方が多いです。
経験から言うと、計画通りにいかない事の方が多いですが…(苦笑)
「結婚」は未知の世界だし、先が分からないからこそ「そうだよね」「こうして行こうね」と共感できるお相手を求めるのです。
そういう話を婚活デート2回目以降で、徐々にお話ししていかないと、今日のデートも交際の進展がなかったなぁと気持ちも下がってしまいます。
「“実はこう思っている”と自分の気持ちを言ってくれないから本音が見えないし、その素性がよくわかりません」
「お相手の行動や態度の脈ありサインもないし、自分に好意を抱いているのか、わからない状況で困ってしまう」
といった、不安な気持ちの状態で「そろそろ真剣交際に…」なんて言われても、お相手女性から良いお返事がもらえるわけがありません。
「何度も会うと好きになる」といった「ザイオンス効果」によって、好感度が増したり、親近感が高まったりすることはあるようです。しかし、「結婚はこの人でいいのか?」の決断はデートで会っているだけではわからないのです。
『回数会っていれば、お互い好きとなんとなくわかる』という浅はかな気持ちは今すぐ捨ててください。
世間一般の恋愛カップルと比べて交際期間が短い(結婚相談所3ヶ月ルール)ので、その分「中身のあるデート」を重ねていかないと「結婚」という決断はできないです。
婚活における自己開示で信頼関係を深める
これは、男性会員様だけではなく、女性会員様にも言える事ですよ。
ガードが固すぎる女性が、自己開示をしなければ、信頼関係を築くことや、男性から好意を持ってもらうことはできません。
自己開示をすることで、お互いの心の距離が縮まり、信頼関係が深まることから、交際が進展する確率も高まります。
また、お付き合いにおいて「男性がリードしてくれるのが当然」と思って、男性の行動を待っている女性も多いですが、お二人の結婚なので、お二人で決めないとダメだし、そういう女性の多くが後から文句を言ってくるのです。
男性からは『だったら、先に言ってくれればよかったのに~!!』といった結末になってしまいます。
共働きで家事や育児も分担して…という時代なので、結婚に対してのお話しも分担して考えて、積極的に話題に出してお互いに意見を言うべきだと思います。
活動中の会員様には、しつこいくらいに言っていますが、考えていても、言葉や行動に出さなければ、考えていないのと同じです。
自分を分かってもらいたかったら、自分の考えを『言葉』で伝えてみることをおすすめします!
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