お見合いトーク・僕は軽率な自分を深く恥じた|僕の婚活体験記

相談室が加盟する日本結婚相談所連盟(IBJ)のお見合い成立件数(2017年9月)は、26,228件と大変多い、埼玉県さいたま市の結婚相談所、株式会社KMAです。

 

6回

入会した結婚相談所の仲人カウンセラーに、婚活体験記を書けと言われて最初は断わったのだけれど、「この際結婚について考えることは意義があると思うわ」といわれ、そうかもしれないと引き受けたけれど、どうなるかわからない。

 

【吉峰太郎(仮名)35歳・高卒・会社員・長男(未婚の弟あり)168cm・56kg・両親健在・さいたま市在住】

 

《僕の言ったことは忘れてください!!》

 

【市野彩花(仮名)34歳 高卒後専門学校卒 会社員 長女(一人っ子)154cm 51kg 両親健在 さいたま市(岩槻区)在住】

 

あらためてさっきの軽率な言葉を反省して、

 

「僕の言ったことは忘れてください‥!」

 

と言っていた。しかし、この言い方では「ボクとの結婚もなかったことに」と聞こえなくもない。彼女がすかさず、

 

「よろしいんです、嬉しかったんです吉峰さんがそう言ってくださって」

 

と言ってくれたが、僕としては「それで?」となる。これでこの話、なかった事になることを恐れた。

市野さんのような人と出会えたのは千載一遇のチャンスというべきであった。

それも、いわば正式な「お見合い」であるのだから、であった。彼女はうつむき加減になって何かを考えるふうになっていた。

 

「あのう、今日のお見合いにつきましては‥」

 

と、ついお得意様に対する営業言葉になったのに気づいた。彼女も「くすっ」と笑った。

 

「僕としましては、所属の結婚相談所には、市野さんと交際したい、と言うつもりでいます」

 

とやや断言するように言った。しかし「つもり‥」ではもの足らずに

 

「いや、言います…!」

 

と言い直した。すると市野彩花さんはそれに呼応するように、

 

「私もそうします」

 

とほほ笑むように言った。

 

「ほんとうですか‥!?」

 

《お見合いして交際になりそう!この幸福感はいったいどうしたらいいのだ》

 

秋の夜長とカップル

 

僕はまた「この幸福感はいったいどうしたらいいのだ」と思った。

 

そうしたら家族の顔が次々に浮かんできた。

まず弟の声「兄い、出来過ぎだって!どこかで落とされるぞ!」、父「うちの事は心配するな、自分のことだけ考えろ!」、母「分相応ってことがあるのよ、大丈夫‥?」だいたい言いたいことは分かっている。

 

「結婚相談所は、会の決まりがあるって仲人カウンセラーさんが言っていましたね。お見合いの当日は交際する、しないは、あまり口にしないでって」

 

「ああ、それはボクの結婚相談所でも聞きました。その場の雰囲気にのまれてハイと返事してしまうと引っ込みがつかなくなるから【ご返事は相談室に】って言いなさい、と。それは分かる気がします、当日に良い返事をもらったからといってルンルンしていたら【よく考えてみたらちょっと違うような気がしますから、この話なかった事に】って」

 

「それはあるかもしれない‥」

 

「ええっ!!」

 

「あっいいえ私じゃなくて‥」

 

彼女は僕のあわてぶりに、すかさずそういって、ロに両手を持っていって笑った。

 

しばらくして、二人は大宮ソニックシティにあるパレスホテル大宮を出た。市村彩花さんと肩を並べて歩くと、何か誇らしい気分になった。

こういう人と一緒になれたらとあらためて思う。

母の言葉が頭をよぎった。「分相応‥」とつぶやいたように思う。

 

「何かおっしやいましたか?」

 

と声がした。二人は大宮駅に向かっていた。明日の正式な返事を、僕はもう気にしていた。

 

次号・第7回→ お見合いの別れ際、自分をドラマの中の一人と…|僕の婚活体験記

 

前号・第5回→ 交際もしていないのにお見合いの席でつい先走る|僕の婚活体験記

 

 

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