お見合いで夜の食事を薬剤師女性からご馳走になる婚活体験記30代

2016年8月11日

結婚相談所レポート 婚活体験記35歳男性

【あらすじ】
前回のお見合い、僕は「交際希望」だったが、「お互いの家が遠い」という理由で、「お断り」された。何度、お見合いをしても交際に進めないと凹むほど落ち込みはしないが、少し間を置きたい気分だ。

しかし、次のお見合いが決まった。シフト制で働く「薬剤師の女性」なので、お見合いは平日の夜にセッティングされた。お見合い場所は、「ロイヤルパインズホテル浦和」に決まった。

お見合いが夜の場合でも、食事はしないでお茶だけで済ませるのが普通だが、彼女の「食事をご馳走したい」という誘いを受け、ホテルのラウンジからレストランのある5階に向かった。

1979年の創業より、“成婚にこだわった”婚活サービスを続けている、結婚相談所KMAがレポートする「婚活体験記ブログ」です。

《第9回》

《婚活体験を綴る男性のプロフィール》
【山田雄太(仮名)35歳・大卒・会社員・埼玉県上尾市在住・168cm・69kg】

「婚活体験」を書いてみない?と担任カウンセラーさんに言われて、意外な依頼だったのでちょっとためらったのですが、「書くことで、いろいろ自分が活動していることを確認しながら進めるので勉強になるわよ」と言われ、承諾しました。

お見合い夜を希望するシフト制で働く薬剤師女性

「“よしだ まゆ”です。今日はすみませんでした、私の都合に合わせてくださって…」

吉田真由さんは、ホテルのラウンジで向かい合ってすぐに言葉を発した。彼女の休日の水曜日、僕の勤務後の夜7時に待ち合わせた。

ロイヤルパインズホテル浦和のロビー

その前にお見合いした長谷川亜美さんに「お互いの家が遠い」という理由で交際を断わられた。

僕は彼女を好ましく思っていたのに、即日断わりが入った。少し太り気味(僕も人のことは言えないが)の肉感的なところがなぜか母性を感じさせて好きだった。

仲人カウンセラーは僕を慰める意味も手伝ってか、「がっかりしないで!断わられても、次々お申し込みは入っているんだからね」というわけだ。

すごく凹むほど落ち込んだりはしないが、すこし間を置きたいと思っただけである。それなのにもう1週間後にお見合いしろという。

考えてみれば、この結婚相談所に入会前は、これほど毎週のようにお見合いができるとは思いもよらなかった。人間というのはぜいたくにできているということ。

お見合い夜は「食事なし」が仲人同士の取り決め

このイレギュラーな夜のお見合い時間の設定の場合、食事はしない、ということのようだ。

通常は午後のコーヒータイムに出会って、交際するかしないかを結婚相談所(仲人)に伝えて、交際となればデートの時間は昼でも夜でも二人の自由、ということらしい。

しかし、食事の時間にお見合いをセッティングした場合でも、相談所同士で「食事なし」にしましょう、という取り決めが普通らしい。

昼の12時にセッティングしても、多少腹が減っても1時間程度のお見合いの間はお茶だけで我慢するらしい。

それはどちらにしても代金の負担を考えてくれている証である。つまり何時にお見合いをしてもお茶代だけで済むようにしてくれているわけだ。

確かに毎週のようにお見合いをしていたら、特に男性はお茶代だけでも結構な金額になる。二人分だし、女性の指定するお見合い場所までの交通費を考えたら結構なものになるか。

「私今日お食事をごちそうしましょうか、おなかすいているんじゃないですか?」と吉田さん。

そりゃすいたけど、「なにか相談所同士の申し合わせがあるようですよ、食事の時間にお見合いの場合については」

「いいえ、それはそれですけれど、今日は私に出させてください」

彼女の意志を感じさせる語気に、思わずこっくりしていた。

お見合いのルール通り、初回のお茶代は僕が支払って5階へ降りた。

エレベーターの中は二人だった。メタリックな壁面は鏡のようで、そこで図らずも吉田さんの顔が僕の側からはっきり見えた。

彼女は行先階のランプを仰ぎ見ていた。見つめあっていないから遠慮もなく見ることができた。少しやせぎすだけれども、優しい面立ちの中に凛とした風情を感じた。

彼女が常連というレストランでお見合い夜の食事

ホテルのディナー日本料理

「先ほどネットで調べたら今夜は数名分空席があるということでした」と吉田さん。

「ここは埼玉で一番高級なホテルだそうですね」

僕は知っていることを言った。

「へえそうなんですか‥」

彼女は知らないらしい。

「ここの5階にあるフロアのお店は、叔母がよく連れてきてくれるんです、ご馳走してくれるんですが‥」と楽しそうに言った。

さいたま市に住んでいるから常連客なのだろう。ちょうど4人掛けのテーブルが予約なしで座れた。ふつうは予約なしでは難しいらしい。

「安いのでいいですか?」

一番安いのでも一人1万円を少し下回るくらいだった。

「ああもう‥、でも悪いから僕が持ちますよ」

「いいえいいんです、こちらが言いだしっぺですから」

「お金持ちなんですね」

何だか僕は、きょうは口がいつもより回るような気がする。

「とんでもないです」と彼女は言って首をすくめたように見えた。

何だか楽しそうに感じた。こちらもなんとなく楽しくなってきそうな気配。もう今日がお見合いではなくて、まさにデートをしているような気分になった。

最初からリラックスできていて、吉田真由さんとは初めて会った気がしなかった。

ところがそれを彼女も、料理のオーダーを出し終えてすぐ、「私言っていいのかしら、山田さんとは初対面とは思えないんです」と言って心なしか下を向いて顔を赤らめた様子だった。

これはどういう展開なんだ、どうなっていくのだろうと、僕は僕で嬉しさと不安とが入り混じった複雑な思いになった。

それでまた明日の朝断られるのか?という情けない考えが頭をよぎった。なにか言ってあげなければいけない。

「僕もです!」と強く言っていた。

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